2017-01-01から1年間の記事一覧

バグパイプで一年を締める

28日は、うちの会社「ジン・ネット」の大掃除と忘年会。 忘年会では、恒例のバグパイプ演奏で景気よく一年を締めた。奏者は、かつて戦場カメラマン、軍事ジャーナリストとして活躍した加藤健二郎さん。いまや日本でトップレベルのバグパイプ奏者だ。 彼が…

曽我ミヨシさん86歳の誕生日

神田の老舗の蕎麦屋「まつや」。うちのオフィスから歩いて5分だ。 行列も師走の風情である。 たまに入るが、普通の蕎麦屋とは雰囲気が違う。かまぼこと熱燗を頼み、締めにざるそば、などと昼間から一杯やっている初老の趣味人が多い。 こちらは先日コンビニ…

チベット人「政治犯」家族と再会

「ラモツォ家族とドゥンドゥップ・ワンチェンさんが、無事に再会をはたしました。アメリカ時間の12月25日です。」 ついさっき、飛び込んできたニュースだ。発信者は、映画『ラモツォの亡命ノート』の監督、小川真利枝さん。どうやら、再会の現場も撮影してい…

萩原遼さん逝く

突然の訃報だった。 「萩原遼氏、天国へ。北朝鮮に旅立った親友と再会していることを祈ります」―友人の三浦小太郎さん(評論家)のメールにこう書いてあって驚いた。http://miura.trycomp.net/?p=4548 《萩原遼氏 80歳(はぎわら・りょう、本名・坂本孝夫…

夜間中学の文化祭に行ってみた

先月のことだが、東京都内のある夜間中学の文化祭に行ってみた。 手芸や工作で作った作品、作文や修学旅行の思い出の品などが展示され、歌や踊りも披露されて、盛り上がっていた。夜間中学ならではの名物は、国際色豊かな料理コーナー。ここに学ぶ生徒の8割…

難を転ずる南天玉

先週訪れた郡上市では雪が降っていた。 私にとっては今年の初雪。17日(日)朝、郡上八幡の新町通はしんと静まっている。良い町だ。この日、郡上八幡の名産、南天玉(なんてんだま)が旧八幡町役場に飾られ、その前の広場で南天市が開かれた。 これから町の…

東京新聞の村中璃子氏会見記事

先週末は「郡上カンパニー」の成果報告会だった。それで3回目の岐阜県郡上市。 郡上カンパニーとは、郡上市の移住促進策の一環として始まったプロジェクト。都市部の若者と地元の企業家が一緒になって「未来につながる仕事」を作っていこうというもので、そ…

サイエンスより感情の日本 2

きょうは寒かった。東京の最低気温が2度か3度だったそうだから、三多摩のこっちの方は零度近かったのではないか。 この写真は、先日の夕暮れ時、汐留のある会社の25階から。ビルとビルの間から富士山が見えた。都会の赤富士。 ・・・・・・・・・・・・…

ジェンキンスさん、増元信子さん逝く

朝、代々木公園の中を通った。冬枯れの木々を見ながら楽しく歩く。 オフィスに戻ると、神田小川町の交差点にクリスマスの飾りがしつらえてある。 東京は晴だが、裏日本は大雪だという。もう師走、節気は大雪(だいせつ)。12月7日から初候、閉塞成冬(そらさ…

サイエンスより感情の日本

ドウダンツツジ。こういうのを「燃えるような紅葉」と表現するのだろうな。ため息がでるほど鮮やかだ。 一方、すっかり葉が落ちたヤマボウシは、凛として冬空に立つ。 ・・・・・・・・・・ 医師でジャーナリストの村中璃子(りこ)さんが、日本人で初めて、…

夜間中学を増設せよ夜間2

会社の年賀状の写真。TBS報道特集の「イスラム国」から解放〜イラク・モスルの今」。金平キャスターがリポートした特集で、写真はモスルで、右に写っているのはジャーナリストの遠藤正雄さん。取材中、近くでドーンという音がして大きな黒煙が上がった。不発…

Down with TRUMP!

会社の年賀状をそろそろ作らなくては。例年、制作した番組から6枚の写真を入れている。今年のラインナップを紹介しよう。 1枚目は、今年2月の「カンブリア宮殿」(テレビ東京)で放送した「20円で肥満と飢餓の解消!一石二鳥のビジネス」(TF T代表、小暮…

鬼海弘雄ペルソナ写真展が北京で開催

尊敬する写真家、鬼海弘雄さんが、北京で長期の写真展(12月10日から2月28日まで)をひらく。(鬼海さんについては何度かこのブログで書いた http://d.hatena.ne.jp/takase22/20170527) 展示されるのは「ペルソナ」の写真。トークイベントのために鬼海さん…

夜間中学を増設せよ

冬は天空が澄み渡っているように感じる。昨夜の満月は見事だったなと思っていたら、スーパームーンだったそうだ。深夜、4日0時47分に満月となり、視直径は33分22秒角。「最も近い満月は最も遠い満月に比べて、14パーセント視直径が大きく、30パーセント明る…

ほんとにあるのね高円寺

きのうと今日は企画案づくり。うちは、番組はすべて一本売り。自分たちでアイディアを出してリサーチし、企画案をテレビ局に「おもしろいでしょう。やりましょうよ」と売り込む。久しぶりに北朝鮮ネタの企画書を書いたが、はたして興味をもってもらえるか。 …

冬、満開の桜を花見する

節気は「小雪」。北の国からは雪の便りが届く。 この時期は、例年、銀行回り。昨日は新宿の金融機関に来たので、久しぶりに新宿御苑に寄ってみた。小春日和でぽかぽか暖かく、コートを脱いでも汗が出た。 もう、最後の紅葉だろう。銀杏が輝くような美しい金…

北朝鮮漁船の漂着相次ぐ

会社の近くの歩道に桜の枝にまだ落ちずについている葉っぱ。並んで日向ぼっこでもしているかのようだ。 ・・・・・・・・・・・ 日本の海岸への北朝鮮漁船の漂着が相次いでいる。http://d.hatena.ne.jp/takase22/20171124 この1週間だけで10件に達した。…

これは沖縄の基地利権か?

放送予定です。 明日、28日(火)よる10時からテレビ東京「ガイアの夜明け」で弊社が制作協力した番組が放送されます。“陸王”が人気ですが、特集タイトルは「陸の王者を目指せ!」です。ご覧ください。http://www.tv-tokyo.co.jp/gaia/ 《およそ250年前の江…

桜守になりたい

快晴。国立市の駅前にのびる大学通りは、銀杏がみごとに黄金色に染まり、風にはらはらと葉が散ってくる。歩道は素敵なアーケードだ。 きょうはそこで、「郡上カンパニー」(http://d.hatena.ne.jp/takase22/20171030参照)の仲間と桜守の活動を勉強した。話…

映画「おクジラさま」が米国で受賞

街のあちこちに、もうクリスマスのライティングが。ここはTBS近く。カップルや家族づれが写真を撮りあっている。 東北の生まれ育ちなのに冬は苦手だ。 寒くなると、困るのが二つ。 一つは寒冷ジンマシンで、中年過ぎから出始めた。東南アジアに10年住んだ…

初めてサイクルヘルメットをかぶった日

今月になって企画を十本以上売り込んでも全然決まらずにいたが、先週ようやく複数の企画に局のGOサインが出てほっとした。 うちの会社は、帯(おび)番組(レギュラー番組)を持たないから、一本一本企画案を売る。社内の週一回の会議で企画を出し合い、そ…

「黎明通り」の真実

一昨日の15日は、横田めぐみさんが拉致されて40年だった。滋さんはその前日14日が誕生日で、85歳になったそうだ。テレビで観て、お歳を感じる。私がめぐみさん事件の報道に関わったのが20年前。こんなふうに時間が過ぎるのは家族にとってたまらないだろう。…

北朝鮮情勢をどのようにとらえるか

お知らせです。今週、北朝鮮について講演します。 これまで講演というと拉致問題がほとんどでしたが、今回は、はじめて北朝鮮総論を語ります。取材から見えてきた結論は、北朝鮮の体制は「独裁」とは全く異質なものだということでした。その体制の本質と、体…

ロシア革命100年 あれは何だったのか2

いつもの通勤路の線路そばの道に山茶花(さざんか)が咲いている。 もう立冬。暦の上では冬である。毎日出かけるときにはマフラーを巻いている。カンボジアの「伝統の森」で作られた絹のマフラーだ。 初候は7日からで「山茶始開」(つばき、はじめてさく)。…

ロシア革命100年 あれは何だったのか

一昨日はロシア革命100年だった。 社会主義に憧れていた若い頃、ロシア革命の100周年記念日が、かくも冷淡に、ほとんど無視に近い形で扱われることになろうとは、想像できなかった。 《今日はロシア革命100年。この革命が民族自決権を高く掲げたことは、…

米国は拉致問題を解決してくれない

きょうは日本テレビで「制作会社勉強会」に参加した。報道倫理やいわゆるコンプライアンスの徹底を図るもので、具体的な事例を挙げて、取材上注意すべき点が提示された。 日テレは2009年、「真相報道 バンキシャ!」の裏金虚偽証言放送がBPO(放送倫理・番組…

置賜の秋を訪ねる

1泊で山形に行ってきた。母親、私の一家、妹の家族も含めて十人の大人数での初めての帰省。親戚を訪問しつつ、県南の置賜地方の秋を楽しんできた。 菩提寺の珍蔵寺(南陽市)は「鶴の恩返し」の言い伝えが残るお寺で、四季折々の良さがある。4日、雨がぱら…

シリアの子ども4人に1人に精神障害

自転車で図書館に行く途中、ブライトな赤い実に目が惹きつけられた。ナンテンかな?それしては実の付き方が密すぎるし、葉っぱの先が丸い。家でかみさんに写真を見せると「ピラカンサ【Pyracantha】」だそうだ。 ピラカンサとは、バラ科トキワサンザシ属の植…

再び問われる政府の日本人救出の責任

線路ぎわの狭い通りでツワブキの黄色い花を見た。 ツワブキは、ふつう木の下などに生えていて、こんなふうにフェンスから顔を出すのは似つかわしくないのだが。特徴である大きな葉っぱも見えない。でも。育つ場所を、花は選べない。 「石蕗の花(つわのはな…

沖縄がじっと見ているカタルーニャ

今夜の月は十三夜だ。晴れてきれいに月が現れた。 資金繰りをはじめ、対応を迫られている「懸案」をこないだ数えたら十いくつあったが、それでも、月を見る気持ちの余裕があるのは、ありがたい。 ・・・・・・・・・・・・・ 先日、東京都内の外界を両替でき…