冬、満開の桜を花見する

takase222017-11-30

 節気は「小雪」。北の国からは雪の便りが届く。
 この時期は、例年、銀行回り。昨日は新宿の金融機関に来たので、久しぶりに新宿御苑に寄ってみた。小春日和でぽかぽか暖かく、コートを脱いでも汗が出た。



 もう、最後の紅葉だろう。銀杏が輝くような美しい金色で際立っていた。
 ほう、桜が咲いている。満開だ。

 十月桜。冬桜の代表格でエドヒガンの系列だそうだ。

 こちらは小福桜(コブクザクラ)で、花は白く、小ぶりの八重である。それぞれに趣があるものだ。

 一方、冬枯れの桜もいいものだ。「一葉」(イチヨウ)という名札をつけた桜。この栽培種は名前は聞いたことがあるが、咲くのを見たことがない。来年の春、見てみたい。桜は江戸時代には400種くらい栽培されていたというが、近代化のなかで(特に戦後)、染井吉野ソメイヨシノ)ばかりが植えられ、桜の名所ではほぼ8割を占めている。ようやく、桜の多様化が叫ばれてきたが、まずそのためには、鑑賞する我々がいろんな桜があることを知って、行政などにリクエストしなければ。
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 初候「虹蔵不見」(にじ、かくれてみえず)が22日から。今は次候の「朔風払葉」(きたかぜ、このはをはらう)で27日から12月1日まで。末候の「橘始黄」(たちばな、はじめてきばむ)は2日から。