2024-01-01から1年間の記事一覧

イスラエルを広島に呼ぶな!

イスラエルのAIを使ったガザ爆撃に国際的な非難と憤激が高まっている。 ガザ地区での死者は3万4000人を超えたが、建物の下敷きになっている遺体やカウントされない死者も多いことから、この数字はもっと膨らむと思われる。 これほど多くの人々をイスラエル軍…

ガザの惨劇が世界報道写真大賞に

この間のパレスチナ関連のニュースから。 まず、世界報道写真財団(本部・オランダ)が主催する2024年の「世界報道写真コンテスト」で、ロイター通信のカメラマン、モハメド・サレム氏が撮影したパレスチナ自治区ガザ地区で5歳のめいの遺体を抱きしめる女性…

遅れるウクライナへの軍事支援3

ガザではすでに飢餓が深刻になっている。ガザ北部で2歳未満の3人に1人が栄養失調とユニセフなど国連機関が発表している。 国際報道より 「一番助けを必要としている北部を支援することが全くできていない」とビーティさん。 ニュースでは北部の子どもたちの…

遅れるウクライナへの軍事支援2

英公共放送BBCは17日、ロシアがウクライナに全面侵攻を始めてから死亡したロシア兵が5万人を超えたと報じた。(一方、ゼレンスキー大統領は2月、ウクライナ軍の死者は3万1千人と発表している) これはロシアという国家と軍の本質、また戦術の特徴、そして…

遅れるウクライナへの軍事支援

畑ではエンドウがかわいい花を咲かせていた。 エンドウの花。白いのもある ノビルがたくさん生えていた。畑をやってる仲間のみなさん「そんな雑草いらない」というので、私が摘んでもち帰る。味噌とマヨネーズをつけて極上の酒のつまみになった。 誰も要らな…

対人地雷の被害に苦しむウクライナ 

節季は清明。「清浄名潔」という言葉を訳した晩春を表わす季語だという。 空気が澄み、花が咲き乱れる美しい季節。沖縄では「清明祭」(シーミー)が行われ先祖の墓の前で歌い踊って楽しく過ごす。 5日から初候「玄鳥至(つばめ、いたる)」、次候「鴻雁北(…

拉致問題の膠着を破る鍵について5

国立高校そばの歩道橋から 東京の桜の名所の一つ、JR中央線国立(くにたち)駅の前から伸びる「大学通り」で満開の桜を眺めてきた。桜が心をうきうきさせるのか、行き交う人々に笑顔が浮かぶ。・・・・ 台湾の大地震。痛ましい被害の映像がニュースで流れた…

拉致問題の膠着を破る鍵について4

ガザで米NPO「ワールド・セントラル・キッチン」の車がイスラエル軍の攻撃を受け、7人のスタッフが亡くなった。この団体はキプロスからガザに支援物資を海上輸送していた。 Newsweekより 米国までが激怒する蛮行に、イスラエルは「ミス」、「誤射」と逃げる…

拉致問題の膠着を破る鍵について3

「プーチンを刺激するからロシア本土は攻撃しないように!」と米国から命じられたにもかかわらず、長距離を飛ぶドローンのおかげでウクライナ軍は、国境から1200キロも離れたロシア中部タタルスタン共和国を攻撃した。 ウクライナメディアによると、同国国防…

拉致問題の膠着を破る鍵について2

国連安全保障理事会は28日、北朝鮮に対する制裁の履行状況を監視してきた「専門家パネル」の任期を1年延長する決議案を否決した。日米など13カ国が賛成したが、常任理事国で北朝鮮との関係を深めるロシアが拒否権を行使。中国は棄権した。約14年続いたパネ…

拉致問題の膠着を破る鍵について1

きのうは衆議院第一議員会館での「拉致問題の膠着を破る鍵とは何か」という集会に参加した。 これは26日刊行の『北朝鮮拉致問題の解決』(和田春樹編、岩波書店)の出版を記念したもので、こじんまりした学習会かと思っていたら、大きなフォーラムやシンポジ…

ガザの大量殺戮を操るのはAIだった

ウクライナは兵器・弾薬においても兵員数においてもロシアに対して劣勢な現状をなんとか変えようと、無人機(ドローン)など先端技術にもとづく兵器システムの開発を目指している。その中にはAIの軍事利用も含まれる。ウクライナはロシアの侵攻後、欧米の支…

モスクワ襲撃事件の政治利用に要注意

モスクワ郊外のコンサート会場で133人が死亡した襲撃事件。真相はまだはっきりしないが、プーチンの反応に危険なものを感じさせる。ウクライナの関与を決めつけ、テレビ局がウクライナ要人が関与を認めたなどとするフェイクニュースまで流している。 プーチ…

私がここにいるわけ その2④

『中村哲という希望』の出版以来、中村哲医師について話す機会が増えている。 きのうは名古屋に出張。ワーカーズコープ(労働者協同組合)主催の映画『中村哲の仕事・働くということ』の上映会で、200人の観客にアフタートークの講演をしてきた。鋭い質問を…

欧州を揺さぶるロシアへの警戒感

ふと気づくと、啓蟄も終わりに近づいている。 初候「蟄虫啓戸(すごもりのむし、とをひらく)」、次候「桃始笑(もも、はじめてさく)」を過ぎて今は末候「菜虫化蝶(なむし、ちょうとなる)」。 アシビ(小金井市の八重垣稲荷神社) きのう今日はさすがに暖かい。…

私がここにいるわけ その2③

プーチン大統領が核の脅しを公言するなか、ウクライナの隣国、モルドバで怪しい動きが・・。 ロシアの大統領選挙を前に、2月29日、プーチン大統領は、内政や外交の基本方針を示す年次教書演説を行い、ウクライナでの戦闘を「国民の主権と安全を守るため」だ…

私がここにいるわけ その2②

お知らせです。ウクライナ取材のZOOM報告会をやります。関心のある方はどうぞ。無料です。 ★AFS友の会「ZOOMネットワーキング3月の集い」へのお誘い★「ウクライナの戦争が私たちに問いかけるもの~日本人は危機の時代をどう生きるのか」■ 講師: 高世 仁さ…

私がここにいるわけ その2①

国連は、ガザの人口の4分の1が飢餓寸前の状況にあると警告し、実際に子どもたちが次々に餓死している。 一刻もはやく食糧をはじめ支援物資を人々に手渡さなくてはならないのだが、先週には支援物資を積んだ車列に近づいた100人以上が命を奪われた。現場の人…

横田夫妻とウンギョンさん面会の舞台裏

中国の人権抑圧は、娘の葬儀に親が出ることすら阻むところまできている。 中国の人権派弁護士、唐吉田氏の一人娘、正琪さんが20日午後、留学先の日本で27歳で死去した。中国当局は唐氏の出国を阻止し続け、意識不明の重体となっていた娘を見舞うことも叶わず…

寺越友枝さんの逝去によせて~「封印された拉致」と母の苦悩

寺越友枝さんが2月25日、92歳で亡くなった。 能登半島沖で行方不明となり、その後北朝鮮で生存が判明した石川県志賀町出身の寺越武志さん(74)の母親である。友枝さんは1987年から訪朝して武志さんとの面会を繰り返してきた。 寺越友枝さん(右)と武志さん…

ウクライナ戦争:勝利と平和のあいだで5

12月下旬に発売された『中村哲という希望』(旬報社)が、おかげさまで好評のようで、1月下旬に重版になっていたのが、先日、再度の重版が決まった。中村先生の名前のおかげで売れているのだろう。 実は、佐高信さんと対談しながら、話があんまり噛み合って…

ウクライナ戦争:勝利と平和のあいだで4

今夜は、ウクライナの市民ボランティア、マックスとのZOOMチャットがある。これをきっかけにして、ウクライナと日本を結んだ交流が広がればいいと思う。 ウクライナのゼレンスキー大統領は25日、侵攻開始から24日で2年を迎えたことを受け首都キーウで記者会…

ウクライナ戦争:勝利と平和のあいだで3

ウクライナのゼレンスキー大統領は17日、ドイツで開かれたミュンヘン安全保障会議にロシアによる侵攻後初めて対面で参加。ロシア軍の攻勢でウクライナ軍が押されているなか、欧米諸国からの「人為的な武器不足」の解消を求めた。 ゼレンスキー氏は「戦争がい…

ウクライナ戦争:勝利と平和のあいだで2

ウクライナではロシアの攻撃によって日々人命が失われ、国土が破壊されているが、戦争は科学研究へも甚大な影響を与えている。ITなどの分野で優秀な人材を輩出し続けてきたが、およそ8万人とされる研究者たちがいま窮地に立たされているという。 半導体物…

ウクライナ戦争:勝利と平和のあいだで

はじめにお知らせです。 終わりが見えない戦争をウクライナの人たちはどう受け止めているのか。現地とZOOMで結んで直接ウクライナ人の話を聞いてみませんか。 2月27日(火)よる8時から、去年の取材で知り合ったウクライナの若者、マックスとのZOOM交流会を…

ナワリヌイ氏の妻が闘争宣言

死亡が伝えられたナワリヌイ氏の妻、ユリアさんがナワリヌイ氏のyoutubeでプーチン体制に対して闘い続けようと訴えた。 闘い続けよう・・とユリアさん。英訳のキャプション付き。 プーチンは夫を殺すことで、私たちの希望と自由と未来を抹殺することをねらっ…

イスラエルはラファへの攻撃をやめよ

盛山文科相「交代させるべきだ」78% 毎日新聞調査 当然だ。どいつもこいつも・・・。 ここまでくるともう岸田総理が一番悪いということになる。 ・・・・・・ ナワリヌイ氏(47)が亡くなったとの報に驚く。 プーチン政権への批判を続け、刑務所に収監されて…

プーチンの戦争目的は変わっていない

近所の白梅が開いた。春の訪れが近く感じられる。 焼酎を吞む日々なれど燗酒を今宵は飲まん「舟唄」思い (観音寺市 篠原俊則) コンビニでするめを買ってワンカップ今日はそれだけ亜紀さんしのぶ (大和郡山市 四方 護) 舟唄を聴くしんしんと冬があり (越谷…

小泉悠氏「ウクライナ戦争をめぐる『が』について」3

5日は東京でもかなりの雪が降り、7日朝、畑に出ると一面の雪景色。雪をのけると下にはホトケノザがびっしり生えていた。立春である。 雪の下にはホトケノザが 寒さのなかブロッコリーが育ってきている 最近の新聞から。 米軍基地がPFAS(有機フッ素化合物)…

小泉悠氏「ウクライナ戦争をめぐる『が』について」2

ウクライナの海軍の司令官が、欧米諸国が供与する射程の長いミサイルをロシア領内に向けた攻撃に使うことができれば、軍事侵攻を続けるロシアとの戦いに早期に勝利できると述べ、柔軟な運用を認めるよう訴えた。 ウクライナ海軍のネイジュパパ司令官がイギリ…