2022-10-01から1ヶ月間の記事一覧

核戦争寸前だった第二次台湾海峡危機

お知らせです。 高世仁のニュース・パンフォーカスNo.31「今こそ、ヒロシマ、ナガサキの原点に立ち返る」を公開しました。 www.tsunagi-media.jp https://www.tsunagi-media.jp/blog/news/31 ウクライナ戦争で核兵器使用の可能性がとりざたされるなか、自分…

土門拳が描く原爆の悲惨

ハロウィンに関連したニュースに、30年前の日本人留学生射殺事件がある。 1992年10月18日、米国ルイジアナ州バトンルージュに高校留学していた服部剛丈(よしひろ)さん(当時16歳)が、ハロウィンを控えたパーティに仮装して出かけ、会場の家を間違えて別人…

「2つのまなざし 江成常夫と土門拳―ヒロシマ・ナガサキ」を観て

支持率が国の赤字を積み上げる (東京都 鈴木了一) 国の金 元はといえば民の金 (千葉県 姫野泰之) 28日の「朝日川柳」より。 政府は28日、物価高に対応した総合経済対策を臨時閣議で決定。電気、都市ガス、ガソリンと灯油代の家計負担を軽減するなどとし…

消えゆく鷹匠という生き方

先日(19日)日本唯一の鷹匠、松原英俊さんの山形県天童市の自宅を訪ねた話を書いた。https://takase.hatenablog.jp/entry/20221019 日経新聞の今月7日付朝刊の文化欄に松原さんの寄稿した文章が載っている。松原さんを知らない人もいると思うので、ここに紹…

習近平体制下で相次ぐスパイ罪による邦人逮捕

うちの玄関先に咲いた食用菊「もってのほか」を摘んだ。 花が小さく、白っぽい(本来はもっと紫がかっている)が、味はOKだ。 今年2度目の摘花で、母親に持っていくとよろこばれた。うちでは、ちょっと酢を入れてゆがき、春菊かほうれん草と一緒におひたし…

中国当局の政策を映像で支える日本人

ここ数日冷え込んでいる。節季は霜降(そうこう)。霜が降りはじめる頃だ。 初候「霜始降(しも、はじめてふる)」が23日から。28日からが次候「霎時施(こさめ 、ときどきふる)」。11月2日からが末候「楓蔦黄(もみじ、つた、きばむ)」。 どこかの山に紅…

日本人難民を北朝鮮から救った男

死ぬ大事忘れるほどに秋澄めり (山梨県市川三郷町 笠井彰) 秋の澄んだ空気に浸っていると、生死すら忘れてしまうほど。今朝の朝日俳壇の入選句より。 イムジン渡河五歳の秋や今元気 (新宮市 中西洋) 敗戦後の朝鮮半島での逃避行を詠んでいる。時はすでに…

人権弁護士の資格を剥奪する「法治」中国

今回の山形の自転車旅では、初めて知ったことがたくさんあり、いかに故郷のことに無知だったかを思い知った。 山形市について旧友の家を訪ねると、「いっしょに飯でも食おう」と誘われ、付いていったらそこは「四山楼」という料亭だった。料亭なるものに初め…

鬼海弘雄さんの「誰をも少し好きになる」写真

統一協会が自民党議員に「政策協定」への署名を要求していた! きのうの朝日新聞のスクープだ。 19日朝刊。朝日のスクープですぐに国会論戦にも使われた 「推薦確認書」という文書で、選挙で支援する見返りに、記載された政策への取り組みを求めるもので、政…

クマが増えてウサギが減ったわけは?

ロシアによるウクライナ侵攻が続くなか、自分たちにできることは何か。 これに詩人の谷川俊太郎が答えていわく。 「毎日の生活をちゃんと送ること。コンスタントに生きているということが、アンチテーゼになる」(朝日新聞12日夕刊) 考えさせられる言葉だ。…

「ベトナムの赤ひげ」服部匡志医師

10月12日、ミャンマーの裁判所は、治安当局に7月30日に拘束されたドキュメンタリー制作者・久保田徹さんに入国管理法違反の罪で禁錮3年を言い渡した。これまでにインターネットなどの電子通信に関する罪と扇動罪でも禁錮7年を言い渡されており、刑期は合わせ…

『裸のムラ』に見る日本社会

マキャベリがこんなことを言っている。 ニッコロ・マキャヴェッリ Wikipediaより 《また、恐怖にかられて譲歩して、戦争を回避しようとしても、結局のところ、戦争しなければならなくなるのがおちだからだ。というのも、万一おじけづいて譲歩したことを相手…

兵役逃れのロシア人を「難民」と見る

故郷の山形県を自転車で回る旅から帰りました。 山形県高畠駅前にて。ウクライナ国旗をあしらったTシャツで出発。旅の前半は連日最高気温27~28℃まで上がってT シャツでも汗だくになった。 ブログが更新されないので心配しているとの連絡もいただき、ありがと…