2011-10-01から1ヶ月間の記事一覧

在日外国人の「お母さん」の偲ぶ会2

2000年だったと思うが、「アジア友好の家」を何度目かに訪ねたとき、木村妙子さんは、「お骨がここにあるのよ」と事務所の一画を示した。 誰も引き取り手のないミャンマー人の遺骨を、とりあえず事務所で預かっていたのだ。 毎日新聞の記事に「(アジア友好…

在日外国人の「お母さん」の偲ぶ会

9月11日に放送された、情熱大陸「石巻日日新聞」の回が9月のギャラクシー月間賞に選ばれた。 ギャラクシー賞とは、放送批評懇談会が「日本の放送文化の質的な向上を願い、優秀番組・個人・団体を顕彰するために、1963年に創設された」賞で、テレビ部門は毎月…

石巻日日新聞が菊池寛賞受賞

9月11日放送の情熱大陸で取り上げた、石巻日日新聞が、今度は「菊池寛賞」を受賞するという。おめでとうございます! 《第59回菊池寛賞(日本文学振興会主催)は、宮城県の石巻日日新聞社と河北新報社、サッカー女子日本代表の澤穂希さんらに決まり、19…

原発事故を取材したフリーランスたち

日本ビジュアルジャーリスト協会(JVJA)による写真展「3.11メルトダウン」が、きょう22日から始まるのに先立って、きのうオープニングパーティがあった。 写真は、挨拶する山本宗補さん(右)と綿井健陽さん。会場には國森康弘、佐藤文則、豊田直巳、…

福島県庁にて3-飯舘村長は2年で帰るといった

どこを歩いてもセイタカアワダチソウの黄色い花を見る。 近年は背丈が低くなったとか、ススキに押されてひところの勢いはないというが、近くの空き地では見上げるような高さに繁茂している。 昔ファンだった八神純子の「せいたかあわだち草」という歌を思い…

こんなに違う足立区と荒川区

きのう、東京都の荒川区が、区内の放射線の測定すら拒否していることを紹介した。 うちのスタッフのK君は、赤ちゃんが一人いるうえ奥さんが妊娠中で、放射能問題には人一倍関心がある。 「今回の原発事故でショックを受けましたよ。人の命の問題なのに、国…

存在感増す東京新聞

駅からの帰路、公園の近くにさしかかると虫の音につつまれる。 眼を閉じると別世界にいるような気になる。すっかり秋だなあ。 ここにきて、野田総理が原発の新設も認める旨の発言をはじめた。 《野田佳彦首相は17日、首相官邸で毎日新聞のインタビューに応…

福島県庁にて2−人殺しと言われた飯舘村長

双葉町長の井戸川さんは、3月12日の1号機爆発の「死の灰」を浴びて、すね毛が脱毛したという。 さらに「最近は、すねの皮膚が赤くなってきた」と弁慶の泣き所あたりを指すと、確かに毛細血管が浮き上がったように赤くみえる。急性症状だとすると異様な量の放…

福島県庁にて-南相馬市長日本のマスコミを叱る

きのうの昼、福島県庁にいた。 南相馬市の市長、桜井勝延さんに会いたいと連絡したら、県庁に行くからそこで会いましょうとなったのだ。 桜井さんは、アメリカの雑誌、タイムが「世界で最も影響力のある100人」を紹介する毎年恒例の「TIME100」の2011年版で…

山登りで日本を変える3

10日は、2ヶ月ぶりの休日だった。 何かイベントでも見に行くか、と新宿西口三井ビル広場へ。午後2時から大道芸人ギリヤーク尼ケ崎の震災犠牲者への鎮魂の舞をやっていた。 よく晴れて、チューハイ飲みながら見物。81歳でペースメーカー埋め込んでの踊りだと…

山登りで日本を変える2

7大陸最高峰の最年少登頂記録保持者は日本人が続いていた。野口健さんの記録を石川直樹さんが塗り替え、それを山田さんが抜いたのだ。 これは、2002年5月13日、山田淳さんが23歳と9日でエベレスト登頂に成功し最年少記録を打ち立てたときの山頂で…

山登りで日本を変える

今朝まで徹夜で編集だった。 オフィスで仮眠していたら、徳島県上勝町の町長、笠松さんから電話。 『日本で最も美しい村』連合の総会で北海道の赤井川村にいるという。「いま、飯舘村の菅野さんと一緒におるのよ」。DVD『チェルノブイリの今』を観たら、…

忘れない拉致も震災も

9日(日)放送の情熱大陸の編集で、家に帰れない状態が続いている。 主人公は登山ガイドの山田淳さん。本当は登山ガイドというより、日本人の7割が山歩きをするようになることを目標にする仕掛け人だ。 番組予告;登山ブームが熱を帯び、ファッショナブルな…

楽しい梨子わこ姉妹の短歌

リビアの首都トリポリが、欧米の強力な後押しで、反カダフィ勢力の手に落ちたのが8月の20−22日。もう1ヶ月半経つのに、まだ新政権の樹立もない。反カダフィ勢力の中での利害調整ができないためだと報じられている。前途多難だ。 姿を消したカダフィの…

すごい冒険家たち2

石川直樹さんは、エベレスト登頂自体が目的ではないという。 まず、山の魅力について聞いた。 「山では、一瞬が大切になる。漫然と時間が過ぎるわけじゃない。町にいるとぼんやりしていても時間がすぎる。でも山では、生きようと思う、明日のために食事をと…

すごい冒険家たち

きょうは、石川直樹さんをインタビューした。 今年、エベレストへの10年ぶり2度目の登頂に成功。中判カメラを頂上まで持っていって撮影してきた。石川さんは、旅する哲学者とでもいうべき人で、07年には開高健ノンフィクション賞、今年はCORONAで土門拳…