映画「おクジラさま」が米国で受賞

 街のあちこちに、もうクリスマスのライティングが。ここはTBS近く。カップルや家族づれが写真を撮りあっている。
 東北の生まれ育ちなのに冬は苦手だ。
 寒くなると、困るのが二つ。
 一つは寒冷ジンマシンで、中年過ぎから出始めた。東南アジアに10年住んだせいなのか。今年もすでに脚に出た。もう一つは、手足のひび割れ。昔、父親が冬、手の指先を絆創膏だらけにしていたが、その遺伝なのか。対策は原始的で、風呂でに入ったとき、足のかかとを軽石でこすり角質の厚みを減らすこと。ついで、トウガラシ軟膏をかかとに塗り、手のヒビにもすりこんで絆創膏で覆う。絆創膏は朝とるが、これでだいぶ違う。
 軽石といえば、今使っているのは、百均あたりで売ってる人工軽石で、効果は同じかもしれないが、本物がほしい。むかしは普通に売っていたものだが。
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 このブログでも紹介した映画「おクジラさま」がアメリカの映画祭で受賞した。外国人に対しても説得力のある映画になっていることが証明された。以下、佐々木芽生監督のFBより。
《先週末トロント・リール・アジア映画祭で「おクジラさま」が長編ドキュメンタリー映画部門の最優秀賞を頂きました!トロントは、アジア人の人口が多くを占める町。日本、中国、フィリピン、ベトナムと様々なバックグラウンドのスタッフが力を合わせて、小規模ながら素晴らしい映画祭を運営していました。
当日は雨にも関わらずSOLD OUT。映画の上映直後に白人男性が待ちきれない、とばかりに興奮して手を上げて発言。「ザ・コーヴを見て衝撃を受けたけど、今日この映画を見てまた衝撃を受けた。自分がザ・コーヴにすっかり騙されていたことに気付いた!外国にズカズカ押し寄せて文化を侮辱するとは何て失礼な奴らだ!」と怒り心頭。この最初のコメントのパンチが効いてか、後は穏やかな質疑応答で終わりました。》
https://www.facebook.com/megumisasakinyc
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 秋田県由利本荘市に船員8人の北朝鮮イカ釣り漁船が漂着した。船員は「北朝鮮から出港しイカ釣り漁をしていたが、船が故障しおよそ1か月間漂流していた」と話しているという。船は、北朝鮮北東部の清津市を母港にしていると見られる。
 今月15日から17日にかけては、石川県の能登半島の沖合で北朝鮮の小型漁船2隻が転覆しているのが見つかり、合わせて7人の遺体が確認されたほか、今月7日には新潟県佐渡市の海岸で北朝鮮のものと見られる木造船が乗り上げているのが見つかり、船内には魚の網や救命胴衣などが残されていた。
 北朝鮮の漁船をめぐっては、能登半島沖の日本の排他的経済水域にある「大和堆」と呼ばれる漁場で、ここ数年、日本側の許可を得ずに操業するケースが目立っている。(NHKニュースより)
 今回の漂着事件で、以前、ブログで指摘した、大和堆で大量の北朝鮮漁船が不法操業を行なっている事実が、少しは知られるようになった。http://d.hatena.ne.jp/takase22/20170914

 NHKの9時のニュースで、国連安保理北朝鮮制裁委員会の専門家パネルの元メンバー、古川勝久さんがこうコメントしていた。
 金正恩政権は、経済政策の一環として漁業の振興に力を入れている。その中で日本海は『黄金の海』と呼ばれていて、漁業者はそこで漁をすることが事実上求められている。さらに中国の漁船に北朝鮮の沿岸での操業を許すというビジネスがあり、これは国連の安保理決議で禁止されていないことから、外貨獲得の手段になっている。その結果、中国漁船が沿岸で漁をして、北朝鮮の漁民は自国の沿岸を通り越して日本海まで出向くというケースが増えている」。
 操業権の売買は制裁外なのか。初めて知った。ここは盲点だな。