快晴。国立市の駅前にのびる大学通りは、銀杏がみごとに黄金色に染まり、風にはらはらと葉が散ってくる。歩道は素敵なアーケードだ。
きょうはそこで、「郡上カンパニー」(http://d.hatena.ne.jp/takase22/20171030参照)の仲間と桜守の活動を勉強した。話をうかがったのは「くにたち桜守」の大谷和彦さん。http://d.hatena.ne.jp/takase22/20171026
郡上で桜守の活動を盛んにしたいというので、きっと参考になると思い、私が昔から知っている大谷さんを紹介したのだった。
大学通りの桜並木は、公園や堤防などではなく、駅前からの大通りという市民生活の中にある桜の名所としては全国でも有数のみごとさだという。昭和8年(1933年)の今上天皇の生誕の翌年に植えられ、樹齢は80年を越える。老木は病気が目立ち、うち十数本は、小学校や高校の児童、生徒が植え替えた。
桜の樹のそばには子どもたちが書いた標語が掲げられ、根元には市内の児童、生徒が草花を植えている。
大谷さんは、桜をケアする活動を通じて、もっと自分たち町を好きになってもらうことを目指し、国立市の小学校10校(うち市立は8校全て)などで授業を行っている。
大谷さんの桜守の授業風景は10月31日のブログで紹介した。http://d.hatena.ne.jp/takase22/20171031
大谷さんから、桜は放っておいても咲くというものではなく、人間が不断にケアをしなければ病気になったり枯れたりすることを教わった。私も来年から作業を手伝いたいと思う。きれいな花が咲くための縁の下の力持ちなんて、かっこいいではないか