2008-02-01から1ヶ月間の記事一覧
今回の皇室をめぐる騒動は、おととし12月に天皇が「残念なことは(愛子さまが)私どもと会う機会が少ないこと」と発言したのに対し、皇太子が去年の誕生日に「天皇陛下の愛子に対するお気持ちを大切に受け止めて、両陛下とお会いする機会をつくっていきたい…
おととい、世界の最先端は王制だとぶち上げた。王は特権的な存在なのに、王制の下で、世界で最も平等な社会が築かれているというのが面白い。 そこで挙げた先進国の王制は「君臨すれども統治せず」(The king reigns, but does not govern)の原則に立つ立憲君…
嵐のなか梅が咲いていた。風に揺れる枝にしっかりと咲いていた。 さて、おとといの続き。 娘はこう言う。 「いつも幸せを目指す姿勢が大事なんだよ。苦しいことをばねにして次はきっと幸せになれると考える。不幸があるから幸福がよりすばらしくなる。そう思…
今週号の『週刊文春』、『週刊新潮』ともに、皇室ものを大きく特集で扱っている。天皇が「愛子さまと会う機会が少なく残念」と言ったと宮内庁長官が会見で語ったのがきっかけになったようだが、相も変わらず、皇室内の家庭紛争、とくに皇太子と雅子さまが皇…
ときどき、瞬間を見つめるゲームをする。これは、目まぐるしく移りゆく自分の思い、感情を客観的に観察するという、ある種の修行なのだが、たまにこれを家族に向けてひんしゅくを買う。 テレビで若い歌手が歌っている。私はテレビ業界で仕事をしているが、最…
きょう英国から帰国した。 今回の出張はトラブル続きだった。ロンドンに着いたら、出張前に仕事が立て込んで生活が不規則になったせいか、すぐに痛風の発作が出た。今度は以前(9月18日付け日記)のように自助努力では治せず、びっこを引きながら取材しき…
ロンドン北部の高級住宅地ハイゲートの墓地に行った。途中道を尋ねたらほとんどの人が、「カール・マルクスのお墓を観に行くんですね」と返事を返してくる。ちょっと意外だった。ソ連・東欧の崩壊、中国の転換のあと、マルクスの墓がいまもなお観光名所なの…
イギリスに出張している。香港と見まがいそうな風景だが、ロンドンのチャイナタウンだ。ここで、とても美味い、そして値段も手ごろな点心を食べた。ひどい食事が続いて辟易していたところだったので、感激して写真を撮った。 前日、あるチャイニーズ風の店で…
東京では冷え込んで晴れた日が続いている。写真は冬枯れの銀杏。 このブログで、私は愛国心は、若者のアイデンティティ形成にとって重要であること、愛国心は「自然に」は育まれないと書いてきた。教育が必要なのだ。愛国心を育む教育にはいろいろあるが、歴…
いつもトラブルを三つか四つ抱えている。 仕事の上でのトラブルとしては; 重要な取材対象者が、放送日直前にインタビューを断ってきた! 数日後、海外に大型取材班が出るのに出張費がない! 会社のスタッフが立て続けに辞表を出した! などがあり、頭を抱え…
夕刊の訃報に目が止まった。 アメリカのトム・ラントス下院議員がきのう、食道がんで亡くなったという。ラントス議員は、ハンガリー生まれのユダヤ人で、ナチス・ドイツのホロコーストを生き延びたことで知られ、民主党の人権派議員の代表格だった。 靖国問…
きのうのベルリン五輪の記事、最後がすごい。 駐独大使の息子としてドイツに滞在していた武者小路公秀(きんひで)氏(大阪経済法科大学)の、「ナチス礼賛やユダヤ人差別は、幼いなりに疑問だった。ドイツも日本も急激に戦争の流れにのみ込まれていった違和…
写真は蝋梅(ろうばい)。寒さの中に咲く花で、下を向いているところが、地味でけなげである。 きょうの朝日新聞朝刊の記事が《良識派を演じつつ極めて偽善的という新聞のしばしばあるパターンがかなり直接的に現れている》と、評論家の三浦小太郎さんからメ…
きのうの豪雪で、娘が雪ウサギを作った。赤い目は百両の実。今朝の寒さでカチカチになっていた。 ソ連・東欧の体制崩壊には、85年のゴルバチョフのソ連共産党書記長就任が決定的だった。89年3月、ソ連史上初めての自由選挙となった第1回ソ連人民代議員…
「証言でつづる現代史−こうしてベルリンの壁は崩壊した」は、東独体制変革の過程を、内部の変革の芽に注目して、秘められたエピソードを交えながら描いている。以下、前編を紹介する。 「壁」崩壊のときの集会で、ある都市が特に称えられた。東独第二の都市…