2024-05-01から1ヶ月間の記事一覧

横田めぐみさんの「歯」をめぐる怪奇

トランプ前米大統領(77)に有罪評決。 不倫関係にあった元ポルノ女優に支払った口止め料を弁護士費用として不正に処理した罪に問われている事件で、ニューヨーク州地裁の陪審は30日、34の罪状すべてで有罪評決を下した。有罪か無罪かの評決には、陪審員12人…

学ぶべき台湾の先住民族政策

きょうは初夏の陽気だった。畑に出たら、キュウリがなっていたので1本だけ収穫、トコロテンと食べた。 トマトも実をつけ始めた。生長がはやいのに驚く 畑のチドリソウがあでやか きのうの「国際報道」(NHKBS)で日本のアイヌ民族のグループと台湾の先住民族…

中村哲医師はなぜ殺害されたのか?

ペシャワール会カレンダー5月。「私たちは世界を救えない。ただ一隅を照らすのみである」 前回、世界の悲劇や理不尽を知って心配になり夜も眠られない人にどうアドバイスするかという話を書いたが、中村哲先生なら、このカレンダーにあるように「私たちは世…

不条理な世界を生きる心構え

ガザではイスラエルがラファへの攻撃を拡大し、人道支援がストップして飢餓が拡がる最悪の事態に陥っている。 ラファが攻撃対象になり、国連含め人道支援機関が活動を打ち切った(NHKより) ヨルダン川西岸地区でも10月以降400人が殺害され入植地拡大がドサ…

朝日新聞の良識を疑う

ウクライナでは北東部ハルキウ、東部ドンバスへのロシア軍の激しい攻撃が続き、都市住民や民間インフラへの空襲で被害が拡大している。 ついにゼレンスキー大統領はロシア領内への攻撃を認めるよう訴えた。ハルキウ州への攻撃について「欧米側は供与した兵器…

テレビから消されたコメディアン

ドキュメンタリー映画『アイアム・ア・コメディアン テレビから、消えた男』の試写会に行った。とても良かった。7月6日から「ユーロスペース」他で全国順次公開される。この映画、お勧めです。 公式サイトの紹介―「テレビに居場所を失った村本大輔は劇場、ラ…

中村哲医師とティリチ・ミール登山

最近よく、新聞の一面に驚かされる。 『朝日新聞』19日朝刊一面 今朝の『朝日新聞』はトップが「核搭載艦 日本寄港容認の文書 60年安保改定/米『事前協議なしに』/米公文書 専門家が精査」。これは後の沖縄密約事件につながる日米の密約体質を報じるスクー…

ミャンマーで攻勢に出る民主派勢力

最近の海外ニュースから 北朝鮮の制裁やブリなどを監視してきた国連安保理専門家パネルは、ロシアの拒否権行使により、今月末で活動を停止するが、10日、たぶん最後となる調査結果を制裁委員会に報告した。 これによれば、北朝鮮は97件約36億ドル(約5600億…

若者を政治から遠ざけた「内ゲバ」

ロシアのプーチン大統領は5月9日、旧ソ連がナチス・ドイツに勝利したことを祝う「戦勝記念日」の式典で、核兵器使用をちらつかせてふたたび世界を恫喝した。 核使用で脅迫するプーチン(TBSサンデーモーニングより) ロシア軍はウクライナ第二の都市、ハルキ…

私がここにいるわけ その2⑤

アサツキを鉢植えにしていたら、きょう花をつけた。 アサツキ 淡い紫の花が意外にきれいで見とれた。 ・・・・・・・・ 連載にしながら、途中で別のテーマを書き出して、すっかり忘れてしまうことがよくある。3月の「私がここにいるわけ」の続きはどうしたん…

ストライキがあたりまえの暮らし

若者による、パレスチナでのジェノサイドへの抗議行動が、アメリカに始まって世界に広がっている。 ジェノサイドを止めるのと卒業とどっちが大事なんだ、と。これに続けて「何が重要かを考えないといけない」と結んだ。この決意表明を「青臭い」と否定したく…

いつか見たいちご白書がもう一度

94歳の母親が入退院を繰り返しているので、病院に行く機会が多い。そのたびに思うのはガザのこと。砲爆撃で殺される人のその何倍も、医療を受けられないで亡くなる人がいるだろうと思う。 ガザにはがん患者だけで1万人いる。推定5万人の妊婦がいるとされ、1…

戦争取材の意味―「マリウポリの20日間」を観る

『マリウポリの20日間』の全国上映が始まった。 すばらしい映画で、多くの人に観てほしい。ロシア軍が攻め込んでに包囲されるなか、ウクライナ侵攻の実態を命がけで伝え続けたAP取材班の映像で構成され、ウクライナ映画史上はじめてのアカデミー賞受賞作品と…