なぜ政府は2人の拉致被害者を見捨てるのか?(3)

時間が経つごとにウクライナにおけるロシア軍の蛮行が露わになってくる。 戦場取材の経験豊富な「不肖宮嶋」、宮嶋茂樹さんが、プレスツアーでキーウ郊外のブチャやボロディアンカなどで撮影した写真を文春系メディアで発表している― ブチャでは、ロシア兵の…

なぜ政府は2人の拉致被害者を見捨てるのか?(2)

5月15日は沖縄返還50年だった。 22日の「スーパーモーニング」でコメンテーターの田中優子氏がいいことを言っていた。 TBS「スーパーモーニング」より 「(返還)50年を祝うという気持ちになれなかったですね。 72年の(返還の)とき、沖縄の人々は、日本に…

なぜ政府は2人の拉致被害者を見捨てるのか?

アメリカのバイデン大統領が22日、就任後初めて来日。翌23日には、北朝鮮による拉致被害者の家族11人が、バイデン米大統領と東京・元赤坂の迎賓館で面会した。 (内閣広報室提供) バイデン氏は、椅子に座った横田早紀江さん(86)の前で膝を突いて早紀江さ…

「将校の会」会長がプーチンに謝罪を求める

これまでプーチン大統領を支持してきた「全ロシア将校の会」の会長、レオニード・イワショフ退役大将(78)がロシアの軍事作戦を痛烈に批判して話題になっているという。 私の友人でもあるテレ朝の元報道局長、ANN元モスクワ支局長の武隈喜一さんが翻訳して…

ウクライナ最大の課題は経済の維持

節季は立夏を過ぎて小満(しょうまん)になっている。太陽を浴びて万物が育ち、あらゆる命が満ちていく時期だという。 21日から初候「蚕起食桑(かいこおきて、くわをはむ)」。 次候が26日からで「紅花栄(べにはな、さく)」。 末候が31日からで「麦秋至(…

ウクライナ支援を他の避難民にも

日テレの「バンキシャ」で、友人のジャーナリスト、横田徹さんがウクライナ最前線をリポートしていた。 横田さんはこの日、東部戦線に近いサポリージャ近郊で、ジョージアの外国人特殊部隊の索敵偵察に同行取材した。ロシア軍陣地に近づいてドローンで偵察す…

ウクライナ侵攻でもっと議論を

お知らせです。 高世仁のニュース・パンフォーカスNo.26「プーチンとはいったい何者なのか?」を公開しました。 今回の侵攻は「プーチンの戦争」と個人名を付して語られます。彼がどのような人物なのかを知ることは、今後のロシアの出方を知るうえで必須です…

樋田毅『彼は早稲田で死んだ』が大宅壮一賞を受賞

樋田毅さんの『彼は早稲田で死んだ 大学構内リンチ殺人事件の永遠』(文藝春秋)が大宅壮一ノンフィクション賞を受賞した。 日本文学振興会HPより 1972年11月、早稲田大学で革マル派が文学部2年生の川口大三郎君を自治会室で殺害した事件とその後の闘いを描…

破壊される日本の対ミャンマー外交

【おことわり】 先日、突然本ブログがアクセスできなくなり、ご不便をおかけしました。みなさまにご心配いただき恐縮です。 私の一部のブログ記事に関してあるところから削除要請があり、私がこれを無視したため、公開停止の措置が採られたという事情でした…

ウクライナまで伸びるプーチンの暗殺の手

一昨日、ブログ読者からの連絡で、このブログにアクセスしようとすると、”404 Blog is not found”が表示されて見られなくなっていることが分かった。いま「はてなブログ」と連絡をとりあっている。 いつ復活するか分からないが、こちらはいつも通り、書いて…

ウクライナの教授は戦場から講義する

9日はロシアの戦勝記念日で、「ウラー!」という叫び声がこだまするモスクワ赤の広場の映像がテレビに流れた。 (NHKニュース) 「広場は異様な熱気に包まれました」との特派員リポート。熱気とは? 第二次大戦のソ連の戦没者は民間人を入れて2700万人といわ…

田口八重子さん拉致事件の謎9(完)

先日、『毎日新聞』「ひと」欄に、友人の満若勇咲(みつわか・ゆうさく)さんが紹介されていた。 私の会社「ジン・ネット」では、カメラマン、ディレクターとして大変お世話になった。紛争地取材を体験したいとのことで、戦闘やまぬイラクのクルド人支配地域…

田口八重子さん拉致事件の謎8

ウクライナでは2月24日の国民総動員令で、18歳から60歳までの男性は原則として国外に出られなくなっている。 誰も死にたくはないから、銃を取って戦うことに拒否感を持つ人がたくさんいるのは当然だ。 NHK国際報道で、ロシアの侵攻時、たまたまギリシャにい…

田口八重子さん拉致事件の謎7

ウクライナの隣のモルドバで不審な爆発事件が続いている。 (1日のTBSサンデーモーニングより) 《モルドバ東部に「沿ドニエストル共和国」を名乗る地域がある。約30年にわたり露軍が駐留しており、事実上のロシア支配地域だ。 この地域では最近、不穏な動…

ウクライナ取材で群を抜くアルジャジーラ

5月1日で、水俣病の公式確認から66年を迎えた。 水俣市では犠牲者を追悼する慰霊式が営まれた。2019年は天皇の即位に伴い10月に延期され、一昨年と去年はコロナの影響で中止、5月1日の開催は4年ぶりとなった。 水俣病の認定患者は熊本・鹿児島両県で計2284…

マリウポリで起きている「ロシア化」の実態

世界が注視するマリウポリだが、ロシアは全市を制圧したと発表した。そこで何が起きているのか。 人工衛星運用企業「マクサー・テクノロジーズ」は21日、マリウポリから西に20キロほど離れた近郊の村に作られた集団埋葬地だとする衛星画像を公開した。この画…

メルケルならプーチンを止められたか?

節季は穀雨(こくう)で、恵みの雨が生き物をはぐくんでいく。 (先月植えたエンドウが、雨のなか花を咲かせた) 初候は「葭始生(あし、はじめてしょうず)」で20日から。25日から次候「霜止苗出(しもやみて、なえいずる)」。30日からが末候「牡丹華(ぼ…

ウクライナとベトナム

ウクライナの戦いを考えるとき、いつもベトナム戦争を想起する。 私は学生時代、ベトナム人民支援運動にのめり込み、抵抗するベトナムの人々の姿に感動し、ベトナム語を学びに東京外語大に通った。大学4年のときサイゴンが陥落し戦争が終わる。大学卒業後は…

地球に海と陸がある奇跡

おととい17日のテレ朝「サンデーモーニング」に、サヘル・ローズさんがコメンテーターで出ていた。 私は09年、テレ朝の夕方ニュース「スーパーJチャンネル」の「新東京見聞録」という外国人3人が東京のいろんな場所をおもしろおかしく紹介していくコーナー…

「代理戦争」論そして第三次世界大戦の懸念

ロシアとウクライナとの戦争について「代理戦争」論をめぐる論戦が激しくなってきた。 「ロシア=悪玉」VS「ウクライナ=善玉」で日本(または世界)全体が一色になるのはファシズムみたいで不健全だという意見があるが、今のウクライナの人々の抵抗を見れば…

北朝鮮は何人を拉致したのか?(6・完)

先日、「朝日新聞」8日朝刊のウクライナの首都キーウ発の記事を紹介した。朝日の記者が戦闘が収まったキーウに戻ったのは7日ということになる。 このところ連日キーウから記者が顔出ししているNHKの場合はいつ戻ったか、録画をチェックしていたら、11日だっ…

北朝鮮は何人を拉致したのか?(5)

スピードスケートの小平奈緒選手が、10月の大会を最後に引退すると発表した。 応援していたので残念だが、実にいい表情で、一段と人格が磨かれたように見えた。 背景に見える「相澤病院」について、『文春』がおもしろい記事を載せた。「〈引退表明〉所属先…

北朝鮮は何人を拉致したのか?(3)

3日のNHKスペシャル「ウクライナとロシア 訣別の深層」を観る。 登場したうちの二人の言葉がとても印象に残った。 一人は、言論統制で先日発行を停止したロシアの独立紙『ノーバヤ・ガゼータ』のスタッフ。戦争に反対する彼女は、後の世代のことを憂慮して…

北朝鮮は何人を拉致したのか?(2)

プーチンは脅し文句がうまい。 先月はこう言った。 (TBS「報道特集」より) 「ロシア国民は真の愛国者と、クズ野郎や裏切り者をきちんと区別できる。クズ野郎や裏切り者は、口に入ってきたハエのように吐き出せばいいんだ!」 大統領のお言葉がこれか・・お…

北朝鮮は何人を拉致したのか?

きょうは晴れて、国立駅前の満開の桜に酔った。 ・・・・・・・・・・・ ウクライナとロシアの代表団による対面形式の停戦交渉が、トルコのイスタンブールで29日、行われた。ウクライナの譲歩した案は理性的なものだったと思うが、プーチンはどう答えるか。…

田口八重子さん拉致事件の謎6

『ドライブ・マイ・カー』がアカデミー賞国際長編映画賞を受賞したとのニュース。 夕方の時間が空いたので、つれあいに予約を頼んだ。明日からは混んで観られないだろうと急いだのだが、ぎりぎり最後の2席が取れた。 長い映画なのだが、不思議な緊張感に縛ら…

戦場にジャーナリストが必要な理由

どこを走っても花が咲いていて、この時期のポタリングは楽しい。 (野火止用水は春の真っ盛り) ・・・・・・・・・ 横田滋さんが亡くなってはや2年が経とうとしているが、きのう、コロナ禍でのびのびになっていた「横田滋さんを偲ぶ会」が川崎で開かれた。 …

田口八重子さん拉致事件の謎5

ひまわりを案じてやまぬ桜かな (神奈川県 延沢好子) きょうの「朝日川柳」だ。 ウクライナではロシアによる化学兵器、生物兵器、さらには核兵器の使用が真剣に懸念されている。 (近所の春) 春爛漫の日本からウクライナに安寧の日々が戻ることを祈る。・…

田口八重子さん拉致事件の謎4

昨日23日、ある歴史的な裁判の判決がでた。 (23日午後、東京地裁前) (23日NHKおはよう日本) 1959年から84年ごろまで、在日コリアンやその日本人配偶者など9万3千人が日本から北朝鮮に渡った、いわゆる「帰国事業」が行われたが、そこで「地上の楽園」な…

非人道的な殺戮が続くマリウポリ

いたるところで花が咲いている。この季節のポタリングはうれしい。 近所のモクレンに見入った ・・・・・・・・ ロシアの攻撃はいっそう非人道的なものになっている。 ロシア軍からの激しい攻撃を受けているマリウポリでは、ロシア軍が病院を占拠。患者や医…