2023-06-01から1ヶ月間の記事一覧
ロシアの侵略前からウクライナを取材し続けている、香港出身のジャーナリスト、クレ・カオルさんと先月の講演会で再会した。 takase.hatenablog.jp すぐまたウクライナに取材に行くというので、カンパを兼ねて彼の写真を購入した。負傷したウクライナ兵士を…
沖縄に米軍が上陸し、日本軍が南部へと移動するなか、戦火を避けていた住民が兵士によりガマなどから追いだされるなどして戦場に放り出された。結果、住民の4人に1人が犠牲になる惨状を呈した。 遺骨は地域ごとに祀られた(報道特集17日OAより) それらの犠…
6月23日は沖縄慰霊の日だった。1945年のこの日、沖縄での組織的な戦闘が終わったとされる。 テレ朝の「報道ステーション」はこの日、平和祈念公園から大越キャスターの中継リポートを含む約20分の特集。今年の追悼式は、4年ぶりに「制限解除」され多くの一般…
6月20日は「世界難民の日」。 UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)は、戦争や迫害などが理由で住む場所を失った難民や国内避難民が過去最多になったと発表した。ウクライナでの戦争や気候変動の影響もともない、ふるさとを追われた人が2022年の1年間で1,910万人…
反撃するウクライナ軍にBBCが従軍取材した映像が、生々しい戦場の様子を伝えている。ロシア軍が制空権を握るなか、ウクライナ軍は多大な犠牲を出しつつ前進する。 49歳の司令官はちょっと小さいヘルメットをかぶっている。それは同じ戦場でつい最近戦死した…
そろそろ紫陽花も終わりだなと、小平市の「あじさい公園」に行ってみた。花の色もくすみ始めて、「ゆく春」を惜しんだ。 可憐なベニガク(筆者撮影) ちょっと遅くなったが、八百屋で青梅を求めて梅酒を仕込む。 ・・・・・・・ 『週刊文春』は1999年からジ…
中村哲医師を支援してきたペシャワール会のカレンダー うまそうなスイカが山積み。6月のペシャワール会のカレンダーだ。中村哲医師の言葉— 「平和」とは大地の上に築かれるもので、自然と人間との関係のあり方が大きな意味を持つような気がしてならない。 敵…
今週、旧友に招かれて信州に遊んだ。田植えが終わった青々とした田んぼと黄色く実った穂が揺れる麦畑が美しかった。 麦秋の信州(上田市) そろそろ山形のさくらんぼが出てくる。私の実家近くの農家に聞いたら、今年は天候不順で収量が激減し、来年の3割しか…
空がどんより曇っていたが、気分転換に自転車で東村山市八国山緑地に出かけた。 ここは「トトロの森」で知られている広大な森だが、隣に北山公園菖蒲苑がある。ちょうど「菖蒲まつり」(18日まで)でにぎわっていた。 10万本が満開だ(筆者撮影) 色や形のバ…
入管法改正案は6月8日(木)に参院法務委員会で強行採決、翌9日(金)に参院本会議で可決、成立した。 日本国民として恥ずかしい限りだ。 廃案にすることには残念ながら失敗したが、国民の関心が高まり野党ががんばったこともあって、現在の入管行政、難民審…
満開の紫陽花。どの花もよく見ると「よくもまあ、こんな美しいものを自然は造るものだなあ」と感心する。 山形の実家から移植したうちの紫陽花 「栄華を極めたソロモンでさえ、この花の一つほどにも着飾ってはいなかった」という聖書の言葉や金子みすずの「…
竹中工務店の「中村哲の挑戦」展をもう一度観に行った。前回1時間半ではたくさん見残しがあったので。再訪でまた新たな発見があり勉強になった。 竹中工務店本社前の作品 Canal 。祐成(すけなり)政徳氏の作。友人のリー智子さんのお兄さんだそうだ。 中村…
お知らせです。 「中村医師が命がけで私たちに教えてくれたこと―平和そして人の道」を東京・小金井市の市民講座で2回にわたりお話します。7月8日、15日(土)14-16時で、ご関心ある方はお問い合わせください。 小金井市在住、在勤、在学でなくとも定員まで…
いま参議院で審議されている入管法改正案。中村哲さんが生きていたら、これをどう考えただろうか。 なぜペシャワールというパキスタンの奥地にまで医療支援で行くのかと問われた中村さんは「やむにやまれぬ大和魂ですたい」と答えたそうだ。その中村さんなら…
今朝の新聞の一面トップが将棋の藤井聡太が渡辺明名人に勝ったニュース。 藤井は20歳10カ月での名人獲得となって、谷川浩司が1983年に達成した史上最年少名人(21歳2カ月)の記録を40年ぶりに更新。さらに羽生善治が96年に全七冠制覇を達成して以来、史上2人…
中村哲さんは社会批評や人生観を文章にして書き記しているけれど、動画で、しかもカメラ目線で語りかけられるととても味わい深い。 中村哲ロングインタビューのつづき― Q4:日本が失ってしまったものは何だと思いますか? 簡単に言うと、金で買えないものを…