2010-05-01から1ヶ月間の記事一覧
30日のブログで、人形峠で55年にウラン鉱床が発見され、「ウランは夢の新エネルギーとしてもてはやされ、《ウラン節》なる歌まで作られ」たと書いた。 《ウラン節》はこんな歌詞だ。 ♪ ここのお山はネ ウランの山さ 掘れば掘るほど 宝とわいて サッサ ウラン…
独立行政法人・原子力研究開発機構の人形峠環境技術センターでは、ウラン坑道を見学できる。「夜次(よつぎ)南2号坑」で、中にたまったラドンガスを換気してから中に入る。 坑道の両脇、闇の中にぼーっと緑の光が見える。ウラン鉱床である。幻想的で美しい…
29日、TBS「報道特集」で人形峠の「ウラン残土がレンガに」の特集が放送された。 わずかだが放射線を出すレンガが日本ですでに64万個使用され、来年半ばまでには100万個生産され、原子力研究開発機構から売り出されて全国に散る予定になっている。 レンガ…
李明博大統領の演説はとてもよかった。 ネットで全文を読んだが、内容が冷静かつ毅然としたものだったし、戦争記念館という舞台を選んだのも効果的だった。 《我々は哨戒艦事件を通じてもう1度、つらい教訓を得た。世界で最も好戦的な集団と対峙している現…
『科学』は、岩波書店が発行している。 「小誌は、科学界と社会を結ぶ雑誌として1931年に石原純、寺田寅彦らによって創刊されて以来、科学の進展と、科学と社会の間で起こるさまざまな問題を見つめてまいりました」(岩波のホームページ)。80年の歴史を持つ…
北朝鮮は「改革開放」に舵を切ったと、これまで何度か変化を指摘されたことがあった。しかし、結局それはいつも期待はずれに終わった。あの体制は、本質的に「改革開放」を受け付けないし、個別的な「軟化」政策はマヌーバー(計略)でしかない。 「全体主義…
映画「クロッシング」を配給した「アジア映画社」の朴社長を囲んで新大久保の「チング」という店で飲んできた。井筒監督の週刊現代の「クロッシング」評はひどいと盛り上り、「クロッシング」上映館が20館まで増えたと聞き、みなで祝福した。 タイの「内戦」…
もともとGNPとかGDPというのも、幸福度を数値化するために案出されてきた指標らしい。 実際には経済成長は各国でさまざまな悪しき副産物を生み出し、「ゆたかさ」が「しあわせ」に直結しないことは明白になった。実際、調査すると、飢餓レベルなどの極…
きょう、明治大学リバティタワーで「アジア人権人道学会 第二回大会」が開かれた。テーマは「脱北とは何か」。 姜哲煥(カンチョルファン、思春期に北朝鮮の政治犯収容所に10年間入れられた)、野口孝行(脱北者支援活動中、中国で逮捕され、懲役8箇月の刑…
フィリピンには政治家の名門がある。 アロヨ前大統領も父親がマカパガル大統領というエリートの家系。アキノ家も名門中の名門だ。このアキノ家に、日本との深い因縁があることは意外に知られていない。 大東亜戦争において、日本にとってのフィリピンの位置…
フィリピン大統領選挙で、愛称ノイノイ、ベニグノ・アキノが圧勝した。 《「控えめで、クリーンな政治家」。10日、フィリピンの第15代大統領となることが確実となったベニグノ・アキノ氏は、祖父が国会議長、父親が上院議員を務め、母親が大統領という、…
きょう電車の中で、グレートジャーニーで知られる探検家の関野吉晴さんとバッタリ会った。この人はすごい人である。 経歴は; 《一橋大学在学中に同大探検部を創設し、1971年アマゾン全域踏査隊長としてアマゾン川全域を下る。 その後25年間に32回、通算10年…
きのうから朝日新聞で「ニッポンとコリア百年の明日―家族第一部」の連載がはじまった(朝刊社会面)。 最初に登場した人の名前に昔が蘇った。李義八(イヒパル)さん。私が取材で会った最初の朝鮮人だ。 もう20年以上前のこと、私はサハリン(樺太)残留朝鮮…
こないだ山形に帰ったときのスナップから、最上川にたなびく鯉のぼり。 左手の土手には満開の桜である。ここ数年だろうか、「幸福」という言葉を頻繁に聞くようになった。 3年ほど前、ブータンが採用しているGNH(Gross National Happiness「国民総幸福度…
鳩山首相の言動には「迷走」などという表現ではすまないものを感じるが、結果的には、私たちがアメリカとの関係をどうしたらいいのかをはじめから考え直すきっかけにもなっている。 東京ではハナミズキが今を盛りと咲いている。2日の「産経抄」は、日米関係…
山形に帰省した。 親の今後について相談をしにいったのだが、今年は異様に桜の開花が遅く、ちょうど満開の時期にあたった。北国の春を堪能した。 置賜地方は「桜回廊」を観光の目玉にしているくらい、桜の名所が多い。http://yamagata6.blog118.fc2.com/blog…