2009-02-01から1ヶ月間の記事一覧

戦犯タクマを追って2

ここで、どうして“タクマ”のような青年がいたのか、日本人移民についてふれておきましょう。 明治期のハワイやブラジルなどへの移民は総勢50万人といわれているほど、大勢の移民がいました。アジアでは、フィリピンが大量に組織的移民を受け入れた国のひと…

意見広告ふたたび!3

きょう午後2時の段階で、募金額は120万円を超えた。 おとといの午後3時に記者会見して開始したのだから、まる2日たたないのにこの金額である。すごい勢いだ。拉致被害者を奪還しようというエネルギーがいかに大きいかを示している。 みなさん、ありが…

意見広告ふたたび!2

「核」と「拉致」のどちらが大事か? こんな問題の立て方がしばしばみられた。 けれど、「北朝鮮問題」というものは、拉致、核、ミサイル、飢餓、脱北、偽札、覚醒剤、政治犯収容所・・・個別の案件を一つ一つ解決していけばいいというものではないのだ。 根…

意見広告ふたたび!1

きょう15時に外国人記者クラブで「意見広告7人の会」で記者会見を行った。 そこで、オバマ大統領への手紙をニューヨークタイムズに載せるための募金を呼びかけた。7人の呼びかけ人から出たのは、有田さん、勝谷さん、重村さんと私。壇上には、経理実務を担当…

吉行和子さんと「おくりびと」

きょう東宝の撮影所で女優の吉行和子さんにお会いする機会があった。 初対面なのだが、ずうずうしく「日本の映画が受賞できてよかったですねえ」と話しかけた。 「私はおくられるほうでしたけど」と吉行さん。周りにいた小道具、衣装などの映画スタッフが「…

戦犯タクマを追って1

日本軍に対する戦犯裁判は50箇所以上で開かれ、千人近い人が死刑になった。最初の処刑が行なわれたのがマニラ法廷だ。1946年のきょう、2月23日である。 A級戦犯の死刑執行が1948年12月23日。マニラ法廷の死刑はこれより3年近く早い。 その死刑第一号は、第1…

日韓の結婚式

都内でうちの会社の男性スタッフの結婚式があった。 新婦は韓国人。取材で何度も出張するうち向こうの女性と仲良くなったというわけだ。 結婚式は洋風の衣装だったが、披露宴では韓服(ハンボク)という民族服で登場。写真のように両親に向かって地にひれ伏す…

覚りへの道9-「頓悟」と「漸悟」3

きょうは、覚りまで「3劫(カルパ」という唯識の考え方を見ていく。 唯識では何度も生まれかわって覚りを目指すことになっている。そこで、今生で覚るのはとても無理だと絶望した法相宗http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B3%95%E7%9B%B8%E5%AE%97の坊さんも…

覚りへの道8-「頓悟」と「漸悟」2

ここから、ちょっと「お勉強」になるが容赦されたい。先に早く行くために、超スピードで進んでいく。 「頓悟」と「漸悟」の対立は、六祖慧能(えのう)の流れをくむ南宗禅(日本に入ったのはこの系統)が、北宗禅を「漸悟」だと批判したことで注目されるよう…

ヒラリーに脱帽

お付き合いのある新聞記者OBの方からメルマガが届いた。面白いので紹介したい。こんばんは。 夕刻、ラジオを聞いていてたら、視聴者の川柳が。 《ライオンに 吠えられトラに 足取られ》 麻生首相、あまりのお粗末さに、この数か月川柳ネタとしてはダントツ…

政治家もマスコミも「身体検査」を

脱力感に襲われるニュースばかりだ。 中川昭一財務相は単に泥酔していただけなのに、「酒は飲んでいなかった」などと見え透いたウソをつくから、もう目も当てられなくなる。 「風邪薬でご迷惑をかけました」と麻生総理に報告したら、総理は、「早く風邪を治…

覚りへの道7-「頓悟」と「漸悟」1

前回までで、「覚り」とはおとぎ話ではなく、現実に存在する「現象」であること、私たち生身の人間も達しうる境地であるらしいことが分かった。 ここまで書いてきて、私はどうやら、「覚り」というテーマに「取材」というスタンスで向き合っているのではない…

ホームレスの歌人

あなたは犬派か猫派か? こんな問い方を他のことでもやってみる。いろいろある中で、相関がありそうだと思っているのが《将棋vs囲碁》と《俳句vs短歌》だ。私自身は将棋と俳句が好きである。そして、「何となく」(これ、麻生総理が頻発するので、使いに…

拳銃密輸王の「流転」

先月25日、今月1日、8日と3回続けてサンプロの特集があり、ちょっと忙しかった。毎週2回は徹夜か半徹夜があり、日曜も放送当日で休めなかった。 久しぶりの休日は嬉しい。図書館に行く途中、梅の花が咲いているのに気づき、自転車を止めてしばらく見入ってい…

歌舞伎町案内人の店にて

きのう会社の女性2人からチョコレートをもらった。 「バレンタインデーのチョコなんてばかばかしい」と言ってはいても、いざ自分がもらうとうれしいものである。以前はこういうのを家に持って帰ると、娘に「愛人がいるの?」と質問ぜめにあったが、今は自分…

商業放送というものは・・・

二十年近く前のことを急に思いだした。 ある民放キー局に行ったら、知り合いとばったり顔を合わせた。報道局で元気に記者をやっていた男だが、こんど異動になったという。久しぶりなので飲みに行こうということになった。 テレビ局の近くの店に入った。彼の…

覚りへの道6-覚りはあるか3

古今東西、覚った(とされる)人はそれなりの数に達するようだ。 禅の世界では、シナでも日本でも、覚った人がたくさんいることになっている。禅については、古くからたくさんの書物が残されており、覚りの跡を辿ることができる。 多くの覚者(とされる人)…

テレビ制作「着手金」で成果

サンプロで1日と8日に放送した特集「派遣法誕生」は、ジン・ネットのホームページにいつもよりたくさんの感想、意見が寄せられた。法律制定過程のけっこう難しい「勉強」が続くVTRだったが視聴率もよかった。 寄せられた意見のなかに、テレビ界でも派遣は…

覚りへの道5-覚りはあるか2

精神世界の本に「覚者」として名が挙がる人には、ラーマクリシュナ、シャンカラ、ラマ・ゴーヴィンダ、ラマナ・マハリシ、聖ディオニシス、マイスター・エックハルトなどがいる。 日本ではサイババの名が知られている。青山圭秀氏が日本に紹介してブームとな…

覚りへの道4-覚りはあるか

「覚り」について考えようとするとき、まず問題となるのは、そもそも「覚り」などというものはあるのか、である。そして、生身の人間(とりもなおさず私のことだが)が覚ることは可能なのか。 こういうイロハからはじめなければならないのは、私は「そっちの…

「派遣法誕生」を放送

きょう、サンプロの特集「派遣法誕生(前編)」を無事放送。 私が一番印象に残っているのは、「メイテック」という派遣会社の28歳の社員が、「先週、結婚しました」と報告して、同僚の拍手を浴びるシーンだ。同じ派遣でも、「常用型」派遣の場合は、将来設計…