2024-08-01から1ヶ月間の記事一覧

辺野古は「やるしかない」でドロ沼に

きのう、昔の知り合いから、竹本さんが7月14日に亡くなったのをご存じですかとメッセージが入った。竹本信弘さん、かつての過激派の「教祖」、滝田修である。ネットで検索したら8月14日付で各紙に訃報が出ていたが、見逃していた。 かつての滝田修 《元新左…

ウクライナ軍のロシア領攻撃によせて

今月6日、ウクライナ軍が奇襲攻撃をかけ、ロシア領内クルスク州へ越境、東京23区の面積のおよそ2倍にあたる1263平方キロメートルの地域と、92の集落を制圧し、今も進軍を続けている。ロシアは完全に不意を突かれ、効果的な防御ができていない。 この越境攻撃…

ガザからの最後の投稿

『暮しの手帖』8月号の「目利きの本屋さんに聞いてみた」というコーナーで、大阪の隆祥館書店の二村(ふたむら)知子さんが『中村哲という希望』を薦めてくれている。熱い推薦の辞をいただきたいへん光栄です。 「暮らしの手帖」8月号 『中村哲という希望』…

中村哲医師が長生きの意味を問う

きのうは東京・東大和市の市民会館で映画『医師中村哲の仕事・はたらくということ』の上映会があった。 主催は労働者協同組合ワーカーズコープ・センター事業団で、午後2時からという暑い盛りに参加者は五百名近くにのぼった。私が上映後、講演したのだが、…

朝ドラの「敗戦責任」について

8月は戦争を振り返る番組や特集記事が多く、自然に戦争について考えさせられる。 NHKニュースより きょうは「終戦記念日」だとされている。いや、敗戦記念日だという反論もあるが、そもそもこの日を記念日にしていいのかという議論がある。 玉音放送(朝日新…

「占領軍によって日本は平和国家になった」は神話だった

先月27日、登山家の平出和也さん(45)と中島健郎さん(39)がK2(標高8611メートル)で滑落死したニュースは大きく報じられたが、私は二人ともお付き合いがあり、ショックだった。二人とも山岳カメラマンでもあったので、山や渓谷の番組で撮影をお願いし…

なぜ?「左翼のダブルスタンダード」⑥

「9日の平和記念式典を欠席するぞ」とG7のうち日本以外の6カ国とEU(欧州連合)の駐日大使が長崎市を脅してきた。 朝日新聞8日朝刊一面 長崎市はイスラエルを招かず、パレスチナを招く方針。そこで上の7大使がそろって7月19日付けで、長崎市の鈴木史朗市長宛…

なぜ?「左翼のダブルスタンダード」⑤

「よくやった」を二つ。一つ目は― テレビがパリ五輪での日本選手の活躍ぶりを一日中伝えるなか、五輪の報道を無視するというのは斎藤幸平・東大准教授だ。29日、「ボイコットしてる。全然観てないですね」とTBSニュース23の生放送のスタジオで言ったのだ。理…