2021-01-01から1年間の記事一覧

自由を求める世界の若者たちに連帯を!

お知らせです。 今年の締めの【高世仁のニュース・パンフォーカス】を公開しました。《自由を求めて早稲田が燃えた日々―「川口君事件」を振り返る》です。 www.tsunagi-media.jp ・・・・・・・ 今年は、ノーベル平和賞が言論、報道の自由のために闘う二人の…

水俣病は終わっていない

晦日の空が燃えているようだ。西陽に照らされて対面の東の空の雲が赤く染まっている。明日も晴れるようだが、寒さが厳しいらしい。 5時過ぎの空 去年はコロナで中止になった忘年会が、きのうあった。写真家のOさんの事務所で、酒やつまみを持ち寄っての気の…

渋谷敦志写真展「今日という日を摘み取れ」

数年に一度という寒気が日本列島を覆っているそうで、きのう今日は冷え込んでいる。そんななかの大掃除で、震えながら家中の窓を拭いた。いよいよ年越しだ。 バケツの氷が夕方まで残っていた。 一年で最も昼が短い冬至は、真冬の始まりであるとともに、ここ…

飯塚繁雄さんの逝去によせて2

最近の国際ニュースでは中国の動きばかりが気になる。 19日に行われた香港立法会でのインチキ選挙で、ほぼ全議席が親中派議員で占められた。 これまでは定数75で、うち市民が選べる「地区直選」議員が35、業界団体が選ぶ「職能別」が35で、一昨年の民主派の…

金井重さんを偲んで

喪中はがきが届く時節になったが、きのう、ユニークな世界旅行家だった金井重(しげ)さんが今月5日に94歳で亡くなったことを知った。 いつも笑顔の楽しい人で、私も親しくお付き合いした。たくさんの思い出がある。ご冥福をお祈りします。 金井重さんは、世…

ふざけんな!この10年のウミを出せ

昨夜、夕食を食べながら、女優の田中美佐子の「ファミリーヒストリー」(NHK)を観ていた。この番組、めったに観ないのだが、たまたまテレビをつけていて最後まで観た。エンドロールには、ディレクター、金本麻理子とあった。こういう番組もやっているんだな…

飯塚繁雄さんの逝去によせて

飯塚繁雄さんが18日、埼玉県上尾市で亡くなった。 11月13日の集会で。お顔にむくみが出ていた(朝日新聞より) 家族会(拉致被害者家族連絡会)の代表を11日に退いたばかりでの訃報に驚いた。体調がよくないことが退任の理由だったが、よほど悪かったのだろ…

豚が扇風機になる-屠畜のお仕事

きのうは、屠畜に縁のある日だった。しかも屠畜に関して非常に違ったイメージを学んだ。 午後、新宿オリンパスギャラリーで、寺本 雅彦 写真展「命は循環し、魂は巡礼する~ 血となり祈となる」(12月16日〜27日)を観る。 バングラデシュで撮影した、ムスリ…

一人ひとりと深く向き合う―小松由佳写真展『シリア難民 母と子の肖像』

先日の「『彼は早稲田で死んだ』を読んで」には大きな反響があった。当時、早稲田以外の大学でも暴力支配があり、その記憶を書き送ってくれた人もいる。 また、私の大学時代の友人から連絡があり、「革マルから暴力を受けていないなどとブログに書いているが…

ネット上の誹謗中傷と既存メディア

ツイッターの匿名アカウント「Dappi」の「ウソ投稿」で名誉を傷つけられたとして、立憲民主党の参院議員2人が、損害賠償を求めWeb関連会社を提訴した。 以下は13日、テレ朝の「モーニングショー」が報じた内容。《「野党がギャーギャー」「屑(くず)中の屑…

『彼は早稲田で死んだ』を読んで

昨日12日の『産経新聞』読書欄に樋田毅著『彼は早稲田で死んだ』(文芸春秋)の書評を寄稿した。 13日の「産経新聞」 この本を読んで、あらためて半世紀前の川口君事件とその後の運動の記憶をたどった。 私が早稲田大学に入学したのは1972年(昭和47年)。11…

岸田内閣で拉致問題の進展はあるのか5

言論を守るため権力と対峙するジャーナリスト、フィリピンのマリア・レッサ氏(58)とロシアのドミトリー・ムラトフ氏(60)へのノーベル平和賞の授賞式が10日、ノルウェーの首都オスロで開かれた。ムラトフ氏は「われわれは独裁権力への対抗手段だ」と演説…

岸田内閣で拉致問題の進展はあるのか4

節季は大雪(だいせつ)で、さすがに寒くなった。 初候「閉塞成冬(そらさむく、ふゆとなる)」が12月7日から。 次候「熊蟄穴(くま、あなにこもる)」が12日から。 末候「鱖魚群(さけのうお、むらがる)」は17日から。 サケを食べて熊が冬眠するのだから、時系列…

岸田内閣で拉致問題の進展はあるのか3

12月7日、風雨のなか、新木場のUSEN STUDIO COASTで、GLIM SPANKY (グリムスパンキー)のライブを観てきた。彼らのライブを観るのはこれで2回目。 GLIM SPANKY の松尾レミ(左)と亀本寛貴 新木場のUSEN STUDIO COAST GLIM SPANKYはここ1年私がハマっている…

岸田内閣で拉致問題の進展はあるのか2

新宿を猿が疾走ふと今の居場所が嫌になる気持ちわかる (東京都)上田結香 今朝の「朝日歌壇」入選作。笑いながらわが身を顧みさせる独特の歌風がおもしろい。上田結香さんの固定ファンもいるはずで、ぜひ歌集を出してほしいな。 ・・・・・・ 11月27日、新…

このブログで人生が変わったって?!

ふとん干す太陽系の子どもたち (東京都 尾根沢利男) 冬の日のお日さまの恵みをスケール大きく描いて気持ちがいい。「朝日川柳」4日の選より。・・・・・・・・・・ このかん、「行事」が立て込んでせわしかった。おもしろい出会いもあった。 12月3日、2月…

「雪風」に乗った少年、逝く

毎年、周防大島の「みずのわ出版」から柑橘類を送ってもらっているが、今年はこれ。 スダイダイ 酢橙(すだいだい)というのを初めて知った。 takase.hatenablog.jp 毎朝これを搾って蜂蜜とお湯にといて飲んでいるが、風味がすばらしい。体にもよさそうだ。…

「李鶴来さん追悼写真展」を見て

25日、「納税」のシンポジウムに出る前に、九段下によって「李鶴来(イハンネ)さん追悼写真展」を見てきた。 李さんは、BC級戦犯として裁かれた朝鮮半島出身元軍属で、前日の「朝日新聞」に載った北野隆一編集委員の記事を読んで行こうと思い立ったのだ。 …

親子の縁を断ってでも闘う!―あるミャンマー人民主活動家の決意

お知らせです。 【高世仁のニュース・パンフォーカス】No.21「親子の縁を断ってでも闘う!―あるミャンマー人民主活動家の決意」を公開しました。 www.tsunagi-media.jp 先日、日本に着いたばかりのソーティナインさんというミャンマー人男性に会った。ひどい…

緑は命の青信号

いつものように、目覚ましで早起きする。朝、仕事に出る連れ合いと娘のために、私が朝食を作っているのだ。作り終わったら、起きてきた連れ合いに「きょうは祝日でしょ」と言われ、ああ、「勤労感謝の日」だったと気づく。 立冬が過ぎて、節気はもう小雪(し…

北朝鮮への人権批判を控える日本

実家の処分のために山形に帰省していた。 まだ使える家具などはすでに運び出してあるので、あとは思い出の品やアルバムなどの小物を段ボールに詰めて宅配便で送る。 仏壇は持っていけないので僧侶に「魂抜き」のお経をあげてもらう。 仏壇処分にあたっての「…

岸田内閣で拉致問題の進展はあるのか

また11月15日が来た。今から44年前の1977年のこの日に、横田めぐみさんが新潟市で行方不明になった。 TBSニュースより 13日、拉致被害者の早期帰国を求める集会が都内で開かれ、岸田首相は「私の手で必ず拉致問題を解決しなければならない」と決意を語った。…

ばら撒きより女性の涙拭くが先 

この季節になると、小平市の鈴木稲荷神社の大イチョウの葉が色づく。私は毎年、ここでギンナンを求めている。 鈴木稲荷神社。歴史のある立派な神社だ。 老夫婦が神社を管理しているのだが、そのあとどうなるのか、心配だ。 一昨日はこれで茶碗蒸しを作った。…

ネオニコ系農薬は「予防原則」で規制を

きのうの朝日新聞朝刊1面の見出しに愕然となった。 「自民過半数大幅超『よかった』47%」 朝日新聞8日朝刊1面 自民過半数超えの理由は「自公の連立政権が評価されたから」が19%で、「野党に期待できないから」が65%に達したという。自民支持層の69%はうなづ…

小川淳也は立憲党首になれるのか

母親が92歳の誕生日を迎えるので、子どもも呼んで中華レストランで会食した。 日曜の昼とあって満席。私たちは早めに行って何とか席を確保できたが、そのあとは店の前に行列ができて1時間待ちの状態になった。コロナ感染の減少で、街の風景が変わっている。 …

選挙をめぐるSNS投稿から

岸田首相、初めての外遊でさっそく恥をかいた。 COP26(国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議)でのこと。 環境NGOの「気候行動ネットワーク」(CAN)は2日、温暖化対策に後ろ向きな国に贈る不名誉な賞「化石賞」に日本を選んだ。アジア地域への支援策と…

胡散臭い維新の躍進

よく晴れて暖かいので、弁当もって昭和記念公園へ。 おや、すごい数の人だ。きょうは何だっけ?と考えたら文化の日、祝日だった。 これほど多くの人をこの公園で見るのは何年振りか 落ち葉のうえで弁当を広げる 色づいた木の葉と青空が素晴らしい たくさんの…

負けた立憲の今後に期待する

総選挙の結果には失望した。野党共闘の健闘を期待していたが、立憲が109から96へ、共産が12から10へと後退したのは、敗北というしかない。 すでに朝日新聞(28日)の「自民が単独過半数確保の勢い、立憲はほぼ横ばい」との予測に接していたので、驚きはしな…

暗いうちから投票所に並んだミャンマーの人々

からりと晴れて気持ちのよい日だった。 きょうの畑の収穫は、小松菜、人参、空心菜など。無農薬でやっているので、虫がつくが、これも自然なことだと気にならなくなった。 小松菜。穴だらけだが、とてもうまい。 間引きが足りなかったのか、「豊作」とはいか…

ジャーナリスト保護活動の意義

東大和公園が気に入って、最近よく自転車で行く。巨大な森からなるとてもワイルドな公園で、いつもほとんど人を見かけない。ただ、丘陵地なので自転車をこぐのが一苦労だが、木々に囲まれた昼食は別世界だ。 サンドイッチで昼食。紅葉はこれからだ ・・・・…