2012-01-01から1年間の記事一覧

くじらから世界が見える 2

野田政権は、いよいよ末期的だ。 書きたいことはあるが、きょうは、小学5年(下)国語教科書(学校図書)に載っている白石ユリ子「くじらから世界が見える」の続き。 仮に「くじら」を「羊」におきかえて考えてみましょう。羊をかわいらしい動物、羊毛をと…

日隅一雄さん逝く

《福島第一原発事故が発生した四日後の昨年三月十五日、文部科学省が緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)による予測結果を基に、原発の北西約二十キロの福島県浪江町に職員を派遣し、実際に高い放射線量を測定していたことが十一…

くじらから世界が見える 1

9日に石巻市の「浜のかあさんと語ろう会」に行って鯨を食べた話を書いたが、漁業の町、石巻とクジラは縁がある。 石巻市鮎川は、かつて捕鯨基地として栄えた町で、夏は鯨祭りで盛り上がり、「おしかホエールランド」という捕鯨の歴史とクジラ文化を展示する…

うまいクジラ、ごちそうさまでした

写真は、クジラの刺身。 脂がサシで霜降りのように入っているオノミがよしとされるらしいが、その代わりに、赤身に皮の脂を重ねて、ニンニクとショウガ醤油で食べた。うまい!調査捕鯨で北西太平洋で撮れたイワシクジラだという。 皮を焚いて、その煮汁を炊…

菩薩が人を殺すとき2

『摂大乗論』(しょうだいじょうろん)を書いたのは、アサンガ(漢訳名、無著=むじゃく、「無着」とも書く)という、4〜5世紀にガンダーラに生きた論師(仏教哲学者)である。 実弟に、やはり高名な論師のヴァスヴァンドゥ(世親)がいて、この兄弟の立像…

菩薩が人を殺すとき1

先週、NHKスペシャルで「未解決事件―オウム真理教17年目の真実」をやっていた。 元幹部への取材、麻原の肉声テープ数百本の発掘、多くの捜査関係者へのインタビューなどさすがNHKと感心させられる分厚い取材で、社会を覆すために早くからサリン製造…

日本の送電網は串だんごとスパゲッティ

メダカを飼っている鉢にアサザの花が咲いた。 うちのは、朝早くはまだつぼみで、9時ごろから咲き、午後にはしぼむ。この花を見ながらメダカに餌をやるのは、とてもいいものだ。 ・ ・・・・・ 朝日歌壇にわこさんの歌。 母の日にパパが作ったタコ焼きはたま…

「80年代」を語るトークライブ

今週、新聞には「大飯原発再稼働へ」、そして「発送電分離へ」の大見出し。 いまが天王山らしい。ここ1、2か月で日本のエネルギー政策の少なくとも中期的な姿は決まりそうだ。重大な局面になっている。さらに注目を。 ・・・・・ ゆうべは珍しく、よく眠れ…

マッシャーの本多有香さんのひたむき

犬好きが高じて、たった一人、ツテもなくカナダに渡り、極寒の北極圏を犬ぞりで駆けるマッシャー(犬ぞり使い)になってしまった日本人女性がいる。 本多有香(ほんだ・ゆか)さん39歳。 犬の世話をする下働きから修行を重ね、世界一過酷な犬ぞりレースと言…

きれいなジャガイモの花

ついに朱鷺(とき)のひなが巣立ちをした。しかも複数。 《環境省は26日、新潟県佐渡島で野生復帰を目指して放鳥した国の特別天然記念物トキのひな1羽の巣立ちを新たに確認したと発表した。自然界での巣立ちは、25日に38年ぶりに確認されたひなに続き…

重役が天下りする東電

白いドクダミの花が咲き始めた。 写真は八重咲きのドクダミ。園芸用に改良したのだろうが、優雅ささえ感じさせる。 梅雨が近づいている。 ・・・・・・ 21日の朝日歌壇、わこさんが入選。 お客さん三人だけのマジックショーパパの新作「不思議なヒヨコ」 …

3年後に電力の小売自由化か

金環日蝕を見ようと昨夜出張から帰ったあと、近くのコンビニをいくつか回ったが、どこも日蝕メガネは売り切れ。 今朝はサングラスで試みたのだが、金環の最中でもまぶしすぎてあきらめた。娘は早朝、高校の天文部で観察できたらしい。「平安時代以来」と聞く…

ウイグル音楽祭に行ってきた

夜、「ウイグル音楽祭」に行った。 PRビラには 「シルクロードでお馴染みのウイグルの民族音楽を紹介する、一夜限りの音楽イベントです。悠久の荒野の心躍る音楽を、たっぷりとお楽しみ下さい! 出演はヨーロッパでも定期公演をしている”カラワンウイグル…

関電の電気不足は大間違い

大船渡市の「北浜わかめ組合」からわかめが届いた。 2月、東日本大震災で流失した生産設備を再建するため募集していた「わかめサポーター」になったら、こんな特典があるのだ。 http://d.hatena.ne.jp/takase22/20120224 さしみでも味噌汁でも和え物にしても…

避難しなければ賠償しない?

急にあたたかくなって、コデマリの花ももう終わりだ。 朝の楽しみはメダカへの餌やり。餌をまくと一斉にぱくついて、見ていてうれしくなる。餌をまく前に瓶の縁をコンコンと指で叩く。コイのように音だけで寄ってこさせられるか実験中なのだ。 「資金繰りで…

節電効果の高い「需給調整契約」4

緑が濃くなってきた。 写真は御茶ノ水橋から聖橋方面を撮ったもので、右が通勤で乗り降りするJR御茶ノ水駅。下の川は神田川(江戸城外堀)。周辺に緑の多い駅である。 ・ ・・・・ きのうの東京新聞に「業務用 契約変更で割安に 東電また説明せず」という…

ノルウェーの塩さばを食べてきました

きょうは、ウーマンズフォーラム魚(さかな)=WFF(WWFではない)が主宰する「浜のかあさんと語ろう会」スペシャルを取材に行った。 私は、このWFFという小さなNGOを尊敬していて、ここを通じて被災地支援を続けている。http://d.hatena.ne.jp/…

節電効果の高い「需給調整契約」3

きょうも不安定な天気だとの予報。茨城県ではひょうが降ったらしい。 つつじの花が絨毯のように咲いている。 ・ ・・・・・ ちょっと古くなったが、今週の朝日歌壇は梨子さんとお母さんの松田由紀子さんが入選。 しゃぼん玉近づくように笑い合う「モモって呼…

金でつられて再稼動

通勤途中、久しぶりに公園を通ったら花ショウブが咲いていた。 前日の雨で、ちょっとしおれていたが、沼の周りにいろんな花が咲いてにぎやかだ。 ・ ・・・・・ きょう、検察官役の指定弁護士が控訴して、小沢裁判がまだ続くことになった。 テレビニュースで…

停電恫喝ネットワーク

幸運にも連休中、仕事を休むことができた。 かみさんもたまたま休みになったので、思い立って岩手県と秋田県に出かけた。私は山形出身だが、岩手、秋田は意外に行ってない。家族にも東北を見せたかった。 行楽地からはずれた地域の民宿などでなんとか宿泊は…

電力需給に応じた料金「ダイナミックプライシング」

ツルニチニチソウ(ツルキキョウ)の花。 「孤高」という言葉を感じさせるりんとした咲きぶりだ。 ・・・・・ 1日の「報道ステーション」で、面白い特集をやっていた。 北九州市八幡東区で、電力の需給逼迫への非常に有効なシステムになりうる実験をやって…

啄木の飾らない言葉

卯の花が咲き出した。 「夏は来ぬ」という歌に出てくるあの花。「卯の花のにおう垣根に」と歌詞にあるが、匂いは強くない。可憐にひっそりという感じで咲いている。 ・ ・・・・ おとといの朝日歌壇は、松田姉妹そろって入選。 すぐ裏の紙面で、石川啄木の特…

節電効果の高い「需給調整契約」2

写真はきのう書いた芍薬。 もう花が開ききっている。たぶん和芍薬といわれる和風の品種だろう。 女性で言うと誰かな。藤原紀香? ・・・・・・ 政府は23日、電力9社がまとめた今夏の電力需給見通しを公表した。 電力会社は、原発の再稼働なし、2010年…

日本の照明女王、石井幹子さん(情熱大陸)

狭い路地を歩いていて、いきなり芍薬(しゃくやく)が目に飛び込んできた。 「立てば芍薬、坐れば牡丹、歩く姿は百合の花」というのが大和撫子の美女の形容だというが、先人たちは、こんなに派手な花も愛でてきたのだなあ。 ・・・・・・ あす4月29日の「…

チェルノブイリ事故26周年

きのう小沢一郎氏の無罪判決が出た。 《資金管理団体「陸山会」の土地取引をめぐり、政治資金規正法違反(収支報告書の虚偽記載)罪に問われた民主党元代表小沢一郎被告(写真)の判決が26日、東京地裁であり、無罪が言い渡された。》(時事) 裁判は、政…

節電効果の高い「需給調整契約」1

何十年も前から計画されていた道路が、いまごろ建設だ。 ものすごい予算で用地買収して新しい道路を作る必要があるのか疑問になるが。建設予定地にムラサキハナナ。あと数日でローラーの下敷きになるはずだ。 ・・・・・・・ 橋下市長が、大飯原発再稼動に反…

「よみがえりのレシピ」を観て2

この時期、アセビもよく見る。 垂れ下がる白い花シリーズ、でもないけど、今年はスズランを見ていないな。 きのうとは打って変わって、急に暑くなった。東京は25℃くらいになったらしい。 ・・・・・・・ きのうのNHKニュース。また、北朝鮮からの「こわい」…

放鳥トキのヒナ誕生

朝刊一面トップに「放鳥トキひな誕生―佐渡 自然界36年ぶり」の大見出し(朝日新聞)。 おお、やった! テレビニュースでもくり返しやっていた。 《佐渡市では、去年の春に放鳥されたトキのうち、3歳のオスと2歳のメスのつがいの巣で放鳥されたトキでは初め…

「よみがえりのレシピ」を観て1

ドウダンツツジ(満天星)も満開。 きれいにそろえて垣根にしている家をみかける。可憐な花だ。もうすこしたって花が散ると、地面に雪が降ったようになる。 ・ ・・・・ ここ数年、クロメダカを飼っている。 うまく冬を越して春に稚魚がたくさん産まれた年も…

被災地に住み込んだ記者

ロウバイの黄がサンシュユに受け継がれレンギョウの黄で本当の春 (京田辺市)藤田佳予子(今週の朝日歌壇) 春は黄色ではじまる感じがある。 このごろは白が目に付く。これは通勤途上で見た鈴蘭水仙。 ちょっと肌寒い日があるが、周りに新緑が映えてきた。 …