大船渡市の「北浜わかめ組合」からわかめが届いた。
2月、東日本大震災で流失した生産設備を再建するため募集していた「わかめサポーター」になったら、こんな特典があるのだ。
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20120224
さしみでも味噌汁でも和え物にしてもうまい。食べきれないほどで、お世話になっている人におすそ分けした。5月1日から、「わかめサポーター」の第2期募集を開始したそうなので、関心ある方はぜひどうぞ。
http://www.niji-wakame.com/
・・・・・・・・
きのうの朝日歌壇は、松田母娘3人入選。
まずお母さんから。
お互いの気配静かに感じてる充電中の携帯と私 松田由起子 (永田選)
今日のことママにどこまで話そうかうがいしながらまだ迷ってる 松田梨子 (馬場選)
黒板においしそうな字でメニュー書くユウと私は給食委員 松田わこ (高野選)
日常の何でもない情景を実に素直に詠んでいる。いいですねえ。
・ ・・・・・・
『週刊現代』最新号(5月26日号)に飯田哲也氏と金子勝氏の対談が載っていて、原発事故の後処理から電気料値上げ、再稼動と政府、電力業界をメッタ斬りにしている。
そのなかから夏の電力不足に関する箇所を紹介したい。。
まず飯田氏によれば、関西電力が訴える夏の電力不足は「大間違い」だという。
飯田:節電と揚水発電、自家発電の買い取りなどを実施すれば、実は250万kWほど余るはずなんです。(略)
最大の“マジック”は。需要を過大視していること。関電は今夏の最大電力を3030万kWと想定していますが、これは記録的猛暑だった一昨年の3080万kWを基準にしているから。
我々は今夏の最大電力を去年並みの約2780万kWとみています。そうすると「去年は冷夏だった」などと言う人がいるんですが、実際には去年だって、観測史上4番目の猛暑だったんですよ。
金子:たしかに去年も充分に暑かった。
飯田:それでも、一昨年と比べ昨年の最大電力が300万kWも減ったのは、節電対策によるものでした。だから、今年も節電対策をきちんと実施すれば、電力不足は起こらないんです。
しかも、関電は揚水発電の電力量を230万kWとしていますが、これは10時間も20時間も使用した場合であって、電力消費ピーク時の数時間に限定すれば、揚水発電だけで400万kW以上の供給が可能です。一般の人たちには、こういう事実もほとんど知らされていません。
金子:電力を地域外から融通してもらうこともできるわけですしね。
飯田:西日本全体で3%足りないと言われていますへど、実際にはピーク時でも約900万kW余ることがわかっています。そこから関電に300万kWくらい回すことができる。西日本には、計200万kWほどの自家発電能力もあるので、そこから買いつけてもいい。もろもろ合わせれば、電力不足などという心配はないんですよ。
金子:去年の東京電力も、計画停電を実施する一方、実はひそかに、東北電力に電気を売っていました。
あまり計画停電をやりすぎると、供給能力がないというレッテルを貼られる。かといって電気が足りているとバレたら、原発を再稼動できない。そこで、微妙なさじ加減で電力不足を演出し、人々を脅してきた。
その裏には、各電力会社による現体制での地域独占を維持したいという思惑が見え見えです。
電力会社の猿芝居をやめさせよう。