何十年も前から計画されていた道路が、いまごろ建設だ。
ものすごい予算で用地買収して新しい道路を作る必要があるのか疑問になるが。建設予定地にムラサキハナナ。あと数日でローラーの下敷きになるはずだ。
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橋下市長が、大飯原発再稼動に反対して政府と対立している。
これには橋下市長に批判的な毎日新聞も社説で「もっともだ」と賛成した。
《関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働に関し、橋下徹・大阪市長と松井一郎・大阪府知事が藤村修官房長官に8項目の独自提案をした。安全基準見直し、重大事故に備えた防災計画と危機管理体制の構築、電力需給の検証など、もっともなものだ。藤村長官は「将来的には考えるべきこと」と述べるにとどめ、再稼働手続きを進める方針を示したが、政府は提案を真摯(しんし)に受け止めるべきだ。さもなくば、国民の納得は遠のくばかりだろう。》(毎日新聞25日)
橋下氏を私は政治家として支持しない。彼の基本的な考え方は新自由主義で、かなり露骨な弱肉強食路線だ。格差拡大を容認する小泉首相が出てきたとき、非正規の若者が支持したのと似た形で、むしろ弱い立場の人たちが橋下氏に声援をおくっている。彼が爆発的な人気を得ているのは危険だと思う。
しかし、原発に関する政策は実にまっとうである。後ろに飯田哲也氏がいるのだから当然だ。橋下氏に批判的な人は、この原発政策も人気取りだといっている。私もそう思う。だが、人気取りだろうが何だろうが、よいものはよい。ここは是々非々で、橋下氏の再稼動反対に賛成する。
なお、彼の方針で賛成できたものには、他には朝鮮学校無償化への反対があった。
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20100804
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電力会社は、脱原発の盛り上がりを前に、巻き返しに必死。その一つが「このままでは電気がたりなくなりますよ、どうするんですか」という脅しだ。
《今夏の電力需給を点検する政府の需給検証委員会(委員長・石田勝之内閣府副大臣)の初会合が二十三日に開かれ、沖縄電力を除く電力各社が需要見込みと供給能力を報告した。各社は、二〇一〇年並みの猛暑となり原発が稼働しない場合、家庭や企業で冷房の使用を抑えるなど節電効果を考慮しても八月のピーク時に六十六万キロワット(0・4%)の電力が全国で不足すると推定した。委員からは、過去に電力使用のピークが各社で同じように続くことがほとんどないことから「丼勘定の議論はやめるべきだ」と、批判する意見が出た。
原発依存度が高い関西電力は、不足する供給電力が約五百万キロワット(16・3%)になると見込んだ。北海道電力は3・1%、九州電力は3・7%不足すると報告した。
報告に対し、専門家として出席した「環境エネルギー政策研究所」の飯田哲也所長は「節電の手段は数多くあるのに政府も関電も検討していない」と批判。関電の報告に対し、他社からの電力融通や夜間の電力を活用した揚水発電などの見込みが少ないと指摘し、すべて活用すれば原発なしでも夏の電力を賄えると主張した。他委員も「東京電力などに比べ省エネ効果が少ないのはなぜか」と、関電の報告を疑問視した。》(東京新聞)
ここにも飯田哲也氏が登場している。彼の本をいくつか読んでみたが、非常に説得力ある議論を展開しており、エネルギー問題では第一に聞くべき人だと思う。
飯田氏によれば、電力会社の試算は、「需要を過大に供給を過小に」見積もっているという。そしてさまざまな節電の手段を十分に使っていないという。
そのうちの一つ、「需給調整契約」というものを勉強しておこう。これは将来、電力を自由化した場合に、電気という「商品」をどう扱えばいいのかを考えるうえでも参考になる。
「需給調整契約」とは、ピーク時には電気を止めてもいいですよ、という契約だ。この契約は意外に知られて