3年後に電力の小売自由化か

takase222012-05-21


金環日蝕を見ようと昨夜出張から帰ったあと、近くのコンビニをいくつか回ったが、どこも日蝕メガネは売り切れ。
今朝はサングラスで試みたのだが、金環の最中でもまぶしすぎてあきらめた。娘は早朝、高校の天文部で観察できたらしい。「平安時代以来」と聞くと見ることができずに惜しかった気もするが、まあ、毎日毎日が、かけがえのない一日でもある。
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土曜、日曜と福岡県朝倉市に行った。
一面に広がる麦畑。麦の穂が風に揺れる。東北生れの私はこういう風景を見たことがなかったので感動する。大麦は今月末、小麦は来月が収穫で、その後は田植えとなる。
畑の向こうにカントリーエレベーターとネギのハウスが見える。福岡県は日本一のネギ生産県で、なかでもこの辺は博多万能ネギの本場だ。また、富有柿も特産。柿カレーというのをお土産に買った。
米も野菜もとれる豊かな農村を支える、この地方の「水」を取材しに行ったのだが、これについてはいずれ書こう。
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土曜日の朝、羽田空港で読んだ新聞に電力の小売自由化の記事が載っていた。
「読売新聞」だけは一面トップに載せていた。
経済産業省の「電力システム改革専門委員会」(委員長=伊藤元重・東大教授)は18日、電力小売りについて家庭向けを含め、全面的に自由化することで一致した。
 人件費や燃料費などに一定の利益を上乗せする「総括原価方式」も撤廃し、電力業界に競争原理を導入する。電力会社の発電事業と送配電事業の分離など電力自由化も加速する。一般家庭の電力購入の選択肢が増え、電気料金の引き下げにつながる可能性がある。
 家庭向け電力の自由化は、政府が今夏にまとめる新たなエネルギー基本計画に盛り込む。電力業界も受け入れる方向で、来年春にも電気事業法の改正案を国会に提出する。周知期間を経て早ければ2015年前後に実現する。
 電力の小売りが全面自由化されれば、消費者は電力会社のほか安価に電力を提供する新電力(特定規模電気事業者=PPS)や再生可能エネルギー専用の小売業者などから自由に購入先を選択できる。
 総括原価方式の撤廃で、経産省による料金値上げの認可制もなくなる。この結果、自由な料金設定が可能になる。
 電力会社の発送電分離などの電力自由化も加速させるのは、規制がなくなった後も、電力会社による事実上の地域独占が続き、電気料金が高止まりしないようにするためだ》
(読売新聞)
実際に発送電分離まで行くのか、今後曲折もありうるが、何やかや言いながら少しづつ世の中は変わっているのかもしれないと思わせる記事だ。
この動きを見守ろう。