2019-01-01から1年間の記事一覧

クルド避難民に援助を決めた緒方貞子さん

近所の柿がいい色になってきた。子どものころから柿は大好きで、固いのも熟してグズグズになったのもうまい。東北では山形や福島で産出量が多い。柿は東アジアの固有種だけあって、日本には多くの品種がある。ヨーロッパにもあるが、これは江戸期に日本から…

日本に裸婦像が乱立したわけ2

ファンだった方の訃報。 八千草薫(享年88)。若いころ、こんなにきれいな人がこの世にいるのかと思った。山田洋次監督(88)がきのう、東京国際映画祭の舞台あいさつで「僕たちの世代の日本人にとって、若い時からあこがれの人でした」語ったが、「あこがれ…

「民主主義のために」そろって抗議する豪のメディア

都会でも紅葉を楽しませてくれるのがハナミズキ。街のあちこちで秋らしく色づいた葉と真っ赤な実を見かける。・・・・・・・・・・ 1週間前の19日(土)、国立市の桜守、大谷和彦さんからSOSが入った。国立(くにたち)高校の1年生320人に桜守の授業をするの…

香港「銅鑼湾書店事件」の真相3

近所の栗の木。イガが割れてクリの実が顔を出しはじめた。栗ご飯、きのこご飯が食べたくなる。 節気は寒露(かんろ)から霜降(そうこう)に移った。露から霜へ。昔は霜は雪のように天から降ってくると思われていたので霜を「降る」と表現するのだという。異…

香港「銅鑼湾書店事件」の真相2

うちのオフィスの隣のビルの空き地にヨウシュヤマゴボウ(洋種山牛蒡)が黒い実をつけている。 ここはお江戸のど真ん中、御茶ノ水の靖国通り沿いの交差点なのだが、しぶとく生えている。むかし子どもがままごと遊びで赤い汁を作るのにこの実が使われた。根も…

香港「銅鑼湾書店事件」の真相

近所の道ばたにやさしく咲く白い花。白蝶草(ハクチョウソウ)というらしい。長いおしべが特徴的で、たしかに蝶が飛んでいる姿にも見える。花言葉は「可憐な少女」。・・・・・・・・・・ ラグビーで熱狂したあとは天皇即位の礼。テレビからはわが国の政治・…

シリアの病院を空爆のターゲットにするロシア

「覆面禁止法」が施行された10月5日に香港入りした取材の報告をFNNプライムに投稿しました。関心のある方はお読みください。 https://www.fnn.jp/posts/00048551HDK/201910171130_takasehitoshi_HDK 《「覆面禁止法」で過激化する香港のデモ 一線を超える警…

暴力の応酬で転機に立つ香港情勢

通勤のルートをちょっと変えると、また別の植物に出会ったりする。このにぎやかに遊んでいるような花はノゲイトウ(野鶏頭)。風で揺れたりすると動物のようだ。・・・・・・・・・・・ それでもさぐにゃぐにゃの赤子ここまでに一応はしたよくやった私 14日…

香港の若者は「暴徒」なのか4

台風19号の被害が次第に明らかになり、きょう午後6時段階で、死者は12都県で75人、行方不明者は16人に上っている。死者の半数以上は福島県と宮城県に集中し、東北地方で甚大な被害が出ているという。農業への被害も大きく心配だ。 長野県では千曲川の…

香港の若者は「暴徒」なのか3

昨夜深夜、台風19号の中心が東京から北に抜けた。雨が止んだので外に出ると、満月が見えた。遠くに救急車のサイレン、そしてそばの草むらから虫の音が聞こえる。生き物はすごいな。 被災した地域が早く日常を取り戻すよう祈ります。・・・・・・ もう月は神…

いくつかの訃報によせて

NHKが朝から台風19号の警戒情報を流しているが、これは日本在住または旅行中の外国人に伝わっているのだろうか。昼前の映像で東京・銀座からの「デパートも閉店で、人影はまばらです」という記者リポートの後ろに、数人のツーリストらしい欧米系のグループが…

香港の若者は「暴徒」なのか2

超大型の台風19号がやってくる。15号で大きな被害を受けた千葉県の人たちが心配だ。家の屋根をブルーシートで覆っただけの人々は、さらに強い雨風が襲うと聞いて、不安でいてもたってもいられないだろう。「一人暮らしは心細い」と泣く女性の高齢者をニュー…

香港の若者は「暴徒」なのか

祝砲を実弾で撃つ国慶節 (神奈川県 石井 章)衰亡は香港島から古希の国 (兵庫県 上村晃一) 朝日川柳10月3日より 5日(土)、6日(日)と香港を取材してきた。撮影した素材をホテルからネットで日本に送り、6日夜のフジテレビ「Mr.サンデー」で放送された…

香港で高校生が警官に撃たれ重体

10月に入っても暑い。きょうもオフィスではエアコンを付けっぱなしだった。 暑さのせいか、ヒガンバナの開花が遅いらしい。どこかに咲いていないかなと探しながら歩いていたら、通勤路上のフェンスから真っ赤な花が道路をのぞいている。 曼珠沙華とも呼ばれ…

日本に裸婦像が乱立したわけ1

テレビはスポーツ一色である。陸上世界選手権の競歩で初の金メダル、女子バスケアジアカップ4連覇そしてラグビーワールドカップでアイルランドに勝利・・・そのたびに「ニッポンすごい!」とスタジオが大盛り上がり。喜ばないと非国民扱いされそうだ。ちょっ…

かんぽ報道でNHKに圧力

大きな政治スキャンダルが二つ発覚した。 まず、毎日新聞がスクープしたかんぽ生命とNHKを巡る問題。《NHKの自律揺るがす 経営委「統治」口実に かんぽ報道、異例の注意》9月26日 「かんぽ生命保険の不正販売問題をいち早く報道したNHKの番組を巡り、日本…

橋本昇『内戦の地に生きる』

たまたまつけていたEテレ「日曜美術館」に藤原紀香がゲストで出ていた。クリムトの特集(6月9日の再放送)で、彼女はクリムトが大好きなのだという。私はクリムトには関心がないが、藤原紀香のファンなので見入ってしまった。 彼女のブログにはこの番組に出…

東電旧経営陣への無罪判決によせて2

きのうの夕方、おつかいで駅前に行ったら夕焼けで空が赤く染まっていた。天変地異が起きるのではと思うほど強烈な色合いで、多くの通行人がスマホをかざしている。台風17号はもう大丈夫なのか。・・・・・・・・・・・・・・・ 鉄道のフェンス沿いに鮮やかな…

東電旧経営陣への無罪判決によせて1

近所の栗の実が大きくなって、雲も秋らしくなってきた。スーパーで栗が安く出ていたので手が伸びた。茹でてみよう。 きょうはお彼岸。秋分だ。夜が長くなり、本格的な秋へと向かう。 23日から初候「雷乃収声」(かみなり、すなわちこえをおさむ)。雷雲(積…

高須基仁さんとのちょっとした思い出

通勤途中に咲いていた西洋アサガオ。遅咲きで今が見ごろだ。・・・・・・・・・・・・・・・・・・ FNN,jp プライムオンラインに香港記事を2本書きました。関心のある方はお読みください。 「香港デモのスローガンは“Be Water” 革命の「水」はどこへ流れてい…

「暴力」を肯定する香港の若者たち

きょう近所で鐘太鼓の音がするので通りに出たら、山車が練り歩いていた。近所の神社の秋祭りだった。 今年の夏はせわしく花火も祭りも見られなかったなあ。きょうの朝日俳壇を眺めていると、 アテルイも牛若丸も秋祭 (久慈市 和城弘志) アテルイとは平安時…

周庭さん香港の闘いを語る3~香港の良さを守りたい

ゆうべは雲に隠れて見えなかった中秋の名月。今夜はくっきりと美しい。・・・・・・・・・・・・・ 5歳児の1日の唾液生産量をユニークな実験により500mlと推定した日本人が「イグ・ノーベル賞」を受賞した。こういうニュースはうれしい。 《人々を笑わせ、考…

周庭さん香港の闘いを語る2(暴力の責任は)

トランプ大統領は10日、「狂犬」と言われたボルトン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)をクビにし、翌11日、ボルトン氏について、北朝鮮政策で大きな失策があったと批判した。(ロイター) 金正恩をやたらと持ち上げているこ最近のトランプ大統領を見てい…

周庭さん香港の闘いを語る1~運動に飛び込んだ15歳

朝、うちを出たら白い花が目に入った。韮(にら)だ。私にいってらっしゃいとでもいっているようだ。かわいらしい。韮の花は夏の季語だそうだ。・・・・・・・・・ さて香港の取材。 周庭さんの日常を密着取材をしようと思っていたら、香港到着直後に逮捕さ…

香港はなぜ闘うのか2

長月、節気は白露(はくろ)。昼夜の気温差が大きくなって朝夕に降りる露のことを白露という。そろそろ残暑も終わりのはずが、台風のあとのきのう東京は35℃を超え、9月としては6年ぶりの猛暑日。きょうもまた猛暑日だった。 8日から初候「草露白」(くさのつ…

香港はなぜ闘うのか1

香港情勢を先月30日から取材して、きのう5日早朝に帰国しました。 8日(日)夜10時からの「Mr.サンデー」(フジTV)で取材成果の一部を紹介しますので、ぜひご覧ください。 私の問題意識は、「なぜ香港人はあんなにがんばって闘うのか?」でした。かつて私は…

こんどはトウモロコシ爆買いで尻尾をふる安倍外交

栗の実が大きくなってきた。いよいよ夏も終わりに向かっている。夜、草むらからさかんに虫の音が聞こえる。コオロギか。・・・・・・・・・・・・・・・・ トランプ大統領は、デンマークからグリーンランドを買うだの、ハリケーンが米国に上陸する前に核爆弾…

ストを敵視する、メマイがするニュース

処暑(しょしょ)になった。「処」とは止まる、留まるという意味で、暑さも収まるころ。本来の七夕はこの時期だそうで、天の川もきれいに見えるはずだが、台風が続々やってきてすっきりしない空がつづく。 23日から初候の「綿柎開」(わたのはなしべ、ひらく…

記録とはこういうものと「拝謁記」

アブラゼミが2匹並んでいた。たぶんオスとメスで、これから距離を詰めて交尾に至るのだろうが、暑いのと用事があったので見ることができなかった。セミは長いこと土の中で過ごし、ごくわずかな地上での生を生殖のために生きる。あの鳴き声もそのためと知る…

千鳥ヶ淵戦没者墓苑をめぐる

東京は36度の猛暑。「危険な暑さ」のなか、千鳥ヶ淵戦没者墓苑に行った。実はきのう参拝しようと思ったのだが、着いたのが午後5時の閉門時間をわずかに過ぎて入れなかったのだ。私にとっては、ここに参拝にくることが年の一つの節目になっている。暑さもあっ…