2016-01-01から1年間の記事一覧

安田純平の「自己責任論」

仕事が一区切りしてから国会議事堂前へ。 「安田純平さんを救おう!6・6官邸前緊急市民行動 Save Yasuda Junpei!」(主催:解釈で憲法9条を壊すな!実行委員会・WORLD PEACE NOW)がどんなものか見たいと思ったのだ。 http://kyujokowasuna.com/?p=2062 こ…

自称「仲介人」を無視しよう

モハメド・アリ死去。 彼の栄光は、ベトナム戦争の裏絵だった。なぜ改宗、改名したのかも当時はよくわからないながら、時代に抵抗する者の代表として一目置くことにした。 ジョージ・フォアマンとの一戦は今も鮮明に覚えている。徴兵拒否のため最盛期をすぎ…

安田純平のタフネス

第53回ギャラクシー賞(放送批評懇談会主催)が2日発表され、テレビ部門の大賞に、テレビ朝日の「報道ステーション」の二つの特集、今年3月放送の「ノーベル賞経済学者が見た日本」と「独ワイマール憲法の“教訓”」が選ばれた。 https://www.youtube.com/…

常岡氏、また強制送還さる

常岡浩介氏が安田純平氏の救援活動でトルコに突っ込むも入国に失敗した。 きょう、中欧の某国からイスタンブールに飛ぶ予定だったので、案じていたら、夜になってこんなツイートが。《イスタンブールのアタテュルク空港で、またまた拘束され、明日まで留置さ…

メディアは安田氏報道で反省を

もう6月か。 節気は「立夏」に次ぐ「小満」。「あらゆる命が満ちていく時期。太陽を浴び、万物がすくすくと育つ季節」だそうだ。 候でいうと5月31日からは「麦秋至」(むぎのとき、いたる)に入る。 一昨日の朝日俳壇に「新緑の万緑となりゆく疾(はや)さ …

安田氏の画像公開をなぜ憂慮するのか

きのう、安田純平氏の画像が出たことについていくつかのメディアからコメントを求められた。当たり障りのないことしか話せなかったが、ここではちょっと踏み込んでコメントしてみたい。 実は、去年6月下旬に安田純平氏が失踪すると、その直後から、彼の友人…

再び公開された安田純平氏の画像

安田純平氏の画像がまた公開された。 今回は写真で、日本テレビはこの画像を自称「仲介人」から入手したという。 《去年から行方が分からなくなっているフリージャーナリストの安田純平さんがシリアで武装勢力に拘束されている様子を写したとされる新たな画…

残すべき戦争の記録

カンボジアで伝統の絣を復興している森本喜久男さんが、日本での入院を終え、シェムリアップの村「伝統の森」に帰った。 FBには森本さんが村人に囲まれる写真が載っている。 「伝統の森に帰ってきたわたしを、可愛らしいバーナーが、出迎えてくれました。…

米国人ジャーナリストがヌスラ戦線から解放されるまで

先日、ヌスラ戦線から解放された米国人ジャーナリスト、カーティス氏をインタビューした日テレの特集を紹介した。 http://d.hatena.ne.jp/takase22/20160513 番組では「この男性は解放後、メディアの取材を拒み続けてきた」としていたが、実際は詳しい手記を…

サハリン残留邦人の共同墓地ができた

今がちょうど旬のミヤコワスレ。 承久の乱で佐渡に流された順徳天皇が都をなつかしんだといわれる。 その中でも紫の強いこれはエドムラサキ。 同じ植物でも、ブタクサ、イヌフグリなど酷い命名もあるなか、優雅な名前で得をしている花である。・・・・・・・…

五輪誘致の巨額「裏金」疑惑の解明を

いやはや、あきれましたね。 正月の家族旅行のホテル代や子どもの誕生祝いのレストラン代、さらには画材店での178万円にのぼる買い物などを政治資金から支払っていた舛添都知事。 「公用車週末別荘通い」に続く『週刊文春』のスクープだ。笑ったのは舛添氏が…

「ヌスラ戦線」に拘束された米国人の証言

好きな散歩道。 「国分寺崖線」と呼ばれる崖からの湧水が流れる小川に、みごとなカラーの花が咲いていた。 黒塀に白い花が映えて美しい。 ・・・・・・・・・・ 先月の話になるが、4月14日、日テレNews Everyで、「ヌスラ戦線」に2年間拘束されていた米国人…

拘束中の安田純平氏に関する初めての証言

大津の病院で森本さんを見舞ったあと、京都に出て、新幹線で帰ってきたのだが、大津と京都が電車で10分という近さなのに驚いた。 時間がちょっとあったので、清水寺近く東山五条の、陶芸家、河井寛次郎の記念館を訪れた。ここは、狭い路地のごくふつうの町…

ヌスラ戦線、スペイン人ジャーナリスト3人を解放

カンボジアで伝統の絹絣を復興した伝説の人、森本喜久男さんについてはここでしばしば紹介してきたが、5日、大津市に入院中の彼をお見舞いに行った。 http://d.hatena.ne.jp/takase22/20151212 まず、頭のできもので日本に帰国して入院治療したあと、心不全…

シリアで殺され続ける医療スタッフ

近くの農家で鯉のぼりを揚げていた。 もう子どもの日か。 月は皐月、あす5日から節気は立夏。 5日からの初候は「蛙始鳴」(かわず、はじめてなく)、10日からは次候の「蚯蚓出」(みみず、いずる)、15日からが末候「竹笋生」(たけのこ、しょうず)。 「立…

日本で初めてのチャンビの写真展開かる

きょうは映画と写真展を観に行った。 映画は「スポットライト 世紀のスクープ」。 http://spotlight-scoop.com/ 「ボストン・グローブ」という新聞が、タブーとなっていたカトリック教会の暗部に切り込む取材をいかに遂行したかを事実にもとづいて描いたドラ…

プレスの独立性への懸念

もう4月も終わりか。 月末の資金繰りがつきほっとして気がつくと、コゴミ、ウルイなどを味わうことなく旬が過ぎてしまいそうだ。 いまは、卯月の「穀雨」という節気で、種まきのこの時期の雨は、農作業にとって特別な意味をもつ。 候でいうと25日からが霜止…

国谷裕子氏のフェアネス

26日の朝日川柳欄にこんなのが; 少子化の国を見捨てぬトキのペア (千葉県 安延春彦) 《新潟県佐渡市で、ともに自然のなかで生まれ育ったトキのペアからひなが生まれた。環境省が22日、発表した。2008年にトキの放鳥が始まって以来、「純野生」の両…

原発報道は公式発表をベースに、と籾井会長が指示

暖かくなって、散歩が楽しい。 歩いているといろんな発見がある。こないだ通りかかったレトロな民家に感動した。軒先に「フジカワ・エハガキ」とある。今どき「絵はがき屋」? ガラス戸をがらがらと開けると、中はまるで明治か大正の世界。 主は画家だそうで…

緑という色が美しいわけ

桜の木の下、花がじゅうたんのように咲いている。 国立市の駅からのびる大学通りは桜並木で知られるが、多くが古木だ。 幹に苔が生えているのは「シブ」くていいなと思うが、代謝が弱くなった結果だという。 国立市には「くにたち桜守」があり、根っこに踏圧…

なぜ止めないの?川内原発

おととい用事で原宿駅に降りた。ホームの後ろが明治神宮で、うっそうとした森が広がっている。山手線の駅のなかで、緑の多さでは一番だろう。 NHKの関連会社に行くには渋谷の方が近いのだが、原宿から歩くのを選んでしまう。ホームに降りたときの解放感のせ…

新緑に光合成の奇跡を思う

規制委より説得力ある大地震 (東京都 辻 酔乱)朝日川柳より 阿蘇の噴火まで伝えられると心配せずにはいられない。強い揺れはまだ続きそうだ。 四つのプレートがぶつかる日本列島で原発を稼働させていいのかと、あらためて思う。 ・・・・・・・・・ オフィ…

どこでも巨大地震が起きうる日本列島

きょう未明から大きな地震が続き10人以上の死者が出て、まだ大きな余震が続く。 14日の地震は「前震」だったのだという。 寄付、ボランティア情報などは以下で。 http://volunteer-platform.org/emg/jishin20160414/災害となるとツイッターなどネット情報に…

久しぶりにウコギ飯

夜、9時くらいに東京で小さい揺れの地震があったあと、9時26分、「熊本県で震度7の地震」のニュース。 震度7といえば3.11と同じ! はじめは被害がはっきりしなかったが、のちに死者も出ていることが分かった。 規模の大きな余震が続いて心配だ。九州に…

シリアで米国人フリーランスが4年ぶりに解放さる

先日、安田純平氏の解放には、過去のケーススタディが大事だと書いた。 同時に、シリアを含む周辺の動きとの関係にも注目したい。 最近の気になったシリアのニュースから。アサド政権が、拘束していた米国人フリーランスを、数か月にわたる交渉の末、解放し…

ヌスラ戦線に拘束されたあるジャーナリストの証言

フジテレビが夜7時から『来日緊急スペシャル!』でホセ・ムヒカ氏(ウルグアイ前大統領)の特番を組んだ。 一つ一つの言葉が魅力的で思わず見入ってしまった。「みんなが質素に暮らしたら、経済が失速してしまうのでは?」との質問にどう答えるかなと待って…

オフショアの犠牲者

きょうのニュースは、清貧な南米の前大統領の来日とタックスヘイブンに群がる金と権力に汚い面々という対照的な話だった。 ・・・・・・・・ 「パナマ文書」は世界中を激震させている歴史的スクープだ。(日本では騒がれていないけど) この膨大な文書を分析…

安田純平氏の「さあ、戦場へ行こう!」

この黒塗りの書類は開示されたTPP関連文書だという。 TPPについては、話題の山尾議員が追及した。 「TPP交渉の中心人物たる甘利前大臣がこの場にいらっしゃらないのはきわめて残念。加えて事務方トップを担ってきた鶴岡首席交渉官まで、なんと審議入りし…

争点隠しばかりの安倍政権

どこを歩いても花が咲いている。 うちの近くの畑にラッパ水仙が咲いて、そこがぱあっと明るくなっている。 そばを通るのが楽しい。 ・・・・・・ さっき夜のニュースで、 東京新聞夕刊のコラム『紙つぶて』に中野晃一氏(上智大教授・政治学)が「争点隠し」…

600兆円と16.3%

節気は春分が終わってきょうから清明。候は玄鳥至(つばめきたる)。 春たけなわだ。沖縄では「清明祭」(シーミー)の季節で、墓の前で食べて飲んで歌い踊るとか。 ちなみに、9日からは鴻雁北(こうがんかえる)。 雁が北へ帰っていく頃。 14日からは虹始見…