2016-01-01から1年間の記事一覧

人間は感動するために生きている

オリンピックの選手たちというのは、それぞれの来し方を調べると、みな普通じゃない。すさまじい競争のなか、大変な努力と困難を経ている。故障やスランプもあれば、コーチや同僚との人間関係、家族関係(中には親や兄弟が重い病気になったり)そして競技団…

ついに自衛隊に「駆けつけ警護」

きょうから立秋で初候「涼風至」(すずかぜ、いたる)。これからは残暑ということになるらしい。 9月に中学の同窓会をやるのだが、その幹事を仰せつかっている。猛暑だった土曜日、夕方から同期の仲間5人とうちのオフィスで同窓会の案内状づくりをした。か…

ナイジェリアとニジェール

毎朝、メダカにエサをやる。 クロメダカ、ヒ(緋)メダカ、ブルーメダカの3種類いる。はじめ、共食いを知らずに子どもを孵すのに失敗していたが、ここ3年ほど、うまくいって、今年は10匹くらいの赤ちゃんメダカが加わった。 魚類というのは、生命の歴史では…

南スーダンで内戦再発か

植木鉢に見たことのない鮮やかな白い花が。 かみさんが買ってきた「ハンカチの花」だという。花と見えたのは実は「がく」で、黄色いのが花なのだそうだ。崑崙花(コンロンカ)ともいう。白がまぶしい。 ・・・・・・・ テレビはオリンピックの話ばかりだ。あ…

加速する北朝鮮の核兵器開発

今年も、オフィスの前の神田小川町交差点でチリンチリンと風鈴が鳴っている。 明日から山形では花笠祭りだ。 ・・・・・・・・ 北朝鮮がきのう「ノドン」とみられる中距離弾道ミサイルを発射し、弾頭を日本の排他的経済水域(EEZ)に初めて落下させた。 …

都知事選を振り返って

選挙の日、近くの駅で、「ラッセラー!」の掛け声が聞こえる。ねぶたの跳子(はねこ)たちが青森にいらっしゃいと各地をまわっているのだ。夏真っ盛り。 ・・・・・・・・・ 都知事選の結果がでた翌日、1日(月)の「赤旗」一面トップ。 「鳥越氏が大健闘」…

ヌスラ戦線アルカイダを離脱

22日から節気は大暑。28日からはその次候の土潤溽暑(つち、うるおうてむしあつし)。8月2日からは末候の大雨時行(たいう、ときどきにふる)。どんどん暑くなって、ざっと雨もやってくる。 きょうは土用の丑ということでウナギをいただく。娘に「土曜じゃな…

日本でついに起きたヘイトクライム大量殺人

19人が殺害され26人が負傷した障害者施設「津久井やまゆり園」の事件。 容疑者は、「障害者なんていなくなればいい」と公言し、障害者を抹殺することが「日本国と世界の為」だと衆院議長への手紙に書いて殺人計画を実行したという。とすると、これはヘイトク…

鳥越さん、逃げないで!

週刊文春が書いた鳥越俊太郎氏の女子大生「淫行」事件。 記事に対する鳥越氏とその応援団の対応があまりにひどいので一言言わせてもらおう。私は鳥越氏にいろいろとお世話になっている。 横田めぐみさんを北朝鮮で目撃した亡命者のスクープ証言を私が持ち込…

大使が陸自宿営地に宿泊する南スーダンの危険度

きょう発売の週刊文春の《鳥越俊太郎 「女子大生淫行」疑惑》という特集が騒ぎになっている。 ある「有名私立大学」のメディア関係のゼミに顔を出していた鳥越氏が、2002年の夏、ゼミの女子大生(当時2年生、20歳)を別荘に誘い、性行為を迫ったという疑惑だ…

『父・伊藤律〜ある家族の「戦後」』出版さる

おととい、16日の土曜日、伊藤淳『父・伊藤律〜ある家族の「戦後」』(講談社)の出版記念会があった。 もう知る人も少なくなったが、戦後共産党の大幹部だった伊藤律は1950年地下に潜行、後に中国に密出国し「徳田機関」で活動するが、野坂参三により「スパ…

南スーダンの危機に自衛隊はどうする?3

怖いニュースが続く。フランス・ニースで80人が死亡するテロが起きた。 1年半で3回目のテロ。この手の事件は続きそうだ。 このニュースですっかり隠れてしまったが、南スーダンの邦人はとりあえず退避できたようだ。 《南スーダンの首都ジュバに滞在する…

都知事選は人気投票でいいのか

都知事選がきょう告示された。 宇都宮氏が降りて、野党4党が共同で推す鳥越氏、自民党都連擁立の元総務相の増田氏、前自民党衆院議員の小池氏の主要候補3人の争いとなった。 【立候補の辞退を発表する宇都宮健児氏】 都知事選2回の落選を経て、都議会の傍聴…

南スーダンの危機に自衛隊はどうする?2

きのう、都知事選に鳥越俊太郎氏が立候補し、候補者の顔ぶれがだいたい決まった。 鳥越氏とはながい付き合いがあるが、都知事はどうか・・これまで都政に関心なかったので政策はまだありません、と会見で堂々と語っていたのには驚いた。 ところで、都政の混…

南スーダンの危機に自衛隊はどうする?

内戦と停戦を繰り返してきた南スーダンで、再び大規模戦闘が勃発した。 これは大変な問題をはらんでおり、もっと大きなニュースとして取り上げられるべきだ。 現在日本が唯一自衛隊を送っているPKOは、南スーダンの国連南スーダン派遣団(UNMISS)…

「子供たちを戦場に送るな」という教師を密告せよ

参院選投票日は明日。 新聞各紙の結果予想では、改憲勢力が3分の2に達しそうだというので、アベ政治批判派は危機感を募らせている。 長野県に住む旧友が、拡散して!と以下の記事を送ってきた。 自民党のホームページに「学校教育における政治的中立性につ…

誰に投票していいか分からない若者へ

参院選投票まであと4日。 海外のわさわさしたニュースや都知事選の候補者選びなどが報道の多くを占め、参院選がちょっと隠れてしまったような感じだ。 この選挙、本来の争点は改憲かどうかなのだが、与党はこれに触れずに経済で押しまくっている。これが成功…

グローバリズムに対抗する生活保守主義

暑い!東京では35℃を超えたという。6月21日から夏至で、昼の時間が最も長い時期だ。初候「乃東枯」(なつかれくさ、かるる)、次候「菖蒲華」(あやめ、はなさく)が終わり、1日から末候の「半夏生」(はんげ、しょうず)に入った。半夏(烏柄杓)という草が…

安田さん拘束事件で「仲介人」が撤退宣言

オシロイバナとヒメジョオン。梅雨空のみちばたに、雑草として咲いている花々がきれいだ。 安田純平さんの件で動きがあった。 きのうの朝、エリコ通信の新谷恵司さんがフェイスブックでこう発信した。《シリアで拘束されている安田純平氏の映像を2度、自らの…

英国EU離脱と「近代の呪い」

「刻一刻伝えられる票数を、固唾を呑んで見守っています」 と英国からのリポート。この半分でもわが国の参院選に関心が向けば、などと思いつつ報道を見ていた。 残留派議員が殺された事件で残留票が増えたはずなのに「離脱」が勝ったということは、事前の予…

もうエンジンはふかさないで

このかん、日テレnews everyで「私には戸籍がなかった」という特集が21日に、またNEWS ZEROで「ブラックバイトで初めて提訴」が昨夜22日に(news every でも17日に)放送された。 ブログで予告できずにすみません。(ツイッターとフェイスブックでは予告した…

「ふたりの桃源郷」

もう一年の半分か。 月は水無月。節気は芒種(ぼうしゅ)。芒種とは稲や麦などの種のことで、種まきの時期だ。 6月5日からが初候の螳螂生(かまきりしょうず)、次候の腐草為蛍(くされたるくさ、ほたるとなる)が10日から。いまは、16日からの末候の梅子黄…

横田家の家族写真公開の背景(5)

舛添さん辞任。 しかし、百条委員会もなくなり、結局真相は不明なまま幕引きだ。私した公金はどうするのか。 江川紹子さんがこんなツイートを。 《「ジャーナリズムの役割は権力の監視」とかゆっているわりに、舛添さんのことはノーマークだったんじゃないで…

横田家の家族写真公開の背景(4)

「政治とカネ」が問題になるなか、今月3日、画期的なネットのサイトができた。 約2千ある国会議員の政治団体の政治資金収支報告書をデータベース化し、ネット上で公開する事業「ラポール・ジャパン」。国会議員らの事務所に学生をインターンで派遣するNP…

横田家の家族写真公開の背景(3)

きょうは、日本人女性初のマッシャー、本多有香さんの植村直己賞受賞を祝ってビールを飲む会があり、さんざん飲んできた。http://d.hatena.ne.jp/takase22/20160301 本多有香さんは、以前から「タダモノではない」と目をつけてきたが、はやり本物だった。私…

横田家の家族写真公開の背景(2)

きのう私の知る範囲で、写真公開にいたる事実関係を書いた。 その後、有田芳生さん本人がやや詳しくフェイスブックでコメントしているので紹介しておきたい。《公開された写真は、横田家の「引き出し」に入っているものと同一ですが、それはぼくも共有してい…

横田家の家族写真公開の背景

2年前、2014年の3月、横田滋さんと早紀江さんは、孫のウンギョンさん一家とモンゴルで感動の初対面を果たした。 そのときの写真を、参議院議員の有田芳生さんが『週刊文春』誌上で公開したことが一部で激しく非難されている。 ・・・・・・・ 「救う会全国協…

横田夫妻の笑顔をもう一度見たい

梅雨空にアジサイ。 いいですねえ。 数少ない日本原産地の花で、ガクアジサイ系の原種が欧州にわたって品種改良され、丸く毬のように盛り上がった品種が日本に入ってきたのだという。ガクアジサイの方が古いものだと知って見ると、何となくそんな雰囲気があ…

「安田解放」を叫ばないでと友人は訴える

うちの会社で、スタッフが足りなくて困っている。 しばらく前からホームページで「AD急募!」と出しているのだが。他の制作会社でもADが来ないという。ちょっと前までは、給与は安くてもテレビの世界で働きたい・・という若者がたくさんいたのに。ある人から…

二人の「スパイ」の息子に会った日

【山崎ヴケリッチ洋さん:明大にて】 土曜日の4日、明治大学で「尾崎秀実とゾルゲ事件」のシンポジウムに参加した。 講演者をのぞいて74人の参加と盛会だった。 なぜ、そんな古い事件がおもしろいんだよ、とよく聞かれる。戦前から戦後にかけての裏面史、と…