どこでも巨大地震が起きうる日本列島

きょう未明から大きな地震が続き10人以上の死者が出て、まだ大きな余震が続く。
14日の地震は「前震」だったのだという。
寄付、ボランティア情報などは以下で。
http://volunteer-platform.org/emg/jishin20160414/

災害となるとツイッターなどネット情報に頼ることになるが、「動物園のライオンが逃げた」「朝鮮人が井戸に毒を投げ込んだ」などのデマも出廻っているそうだ。
ジャーナリストの津田大介さんが、デマかどうかを見分ける方法としてあげるのが以下。
1)投稿した人のプロフィルや前後の書き込みを見る
2)ツイッターで内容を検索する
3)報道機関が裏を取って報じているかを調べる
「安易に拡散すれば、混乱を助長する側に回ってしまう。衝撃的な情報を目にした時ほど、一度立ち止まることが大切」(津田氏)。
http://www.asahi.com/articles/ASJ4H5F1VJ4HUTIL03S.html

ネットには、すぐに役立つ情報の他、いまの日本のあり方なども・・
例えばこんなの。
【耐震性】
想定加速度⬇
川内原発620ガル
福島第一原発600ガル
浜岡原発1000ガル
伊方原発570ガル
もんじゅ760ガル

実際起こった地震
熊本地震1580ガル
阪神淡路大震災818ガル
新潟県中越地震2515ガル
東日本大震災2933ガル
http://twitter.com/value_investors/status/7209140159169249

今回の地震、どういうメカニズムなのか。ネットを見ると、政府のHPが思ったより充実していた。
今回の地震の原因とされる「日奈久断層帯」と「布田川断層帯」が地図で確認できるほか、熊本県地震の歴史、今後の可能性のある地震などについても記載されている。
http://www.jishin.go.jp/main/yosokuchizu/kyushu-okinawa/p43_kumamoto.htm

地震には、「海溝型」といわれるプレートのずれによる地震活断層がずれる地表から浅いところで起きる地震とがあり、報道によれば、今回の熊本県地震は後者で「横ずれ断層」型地震だったという。
東日本大震災は前者の「海溝型」で、「太平洋プレート」と「北アメリカプレート」の境目で起きた。
一方、南日本の太平洋側では、近い将来、「フィリピン海プレート」が「ユーラシアプレート」にもぐりこんでいる境目の「南海トラフ」での巨大地震が懸念される。
上のHPには、「南海トラフで発生する地震」はマグニチュード「8〜9クラス」(!!)で、「30年以内の地震発生確率」は「70%程度」(!!)とある。
海溝型地震の前触れとして断層型の地震が頻発する可能性があるとの研究もあり、「30年以内に70%の確率」の巨大地震への備えを怠りなくしなければ。
そもそも、私のいる首都圏にいつ巨大地震が起きてもおかしくないのだ。
日本列島は、四つものプレートの上にある、世界でもきわめて稀な危険地帯であることをあらためて自覚する。
(それゆえに大きな可能性があるという持論を『神社は警告する〜古代から伝わる津波のメッセージ』(講談社)で書いた)