2018-01-01から1年間の記事一覧

こだまでしょうか

アメリカが米韓軍事演習をやめるというニュースが波紋を呼んでいる。 米朝首脳会談の直後、トランプ大統領は記者会見でこんなことを言っていた。 「大統領選挙戦でも言ったように、在韓米軍を撤退させたい。米韓軍事演習は非常に金がかかる。やめれば莫大な…

「土佐源氏」を周防大島で観る

10日(日)は、かみさんと、周防大島で、俳優、坂本長利さんの一人芝居「土佐源氏」を観て来た。 「土佐源氏」は民俗学者、故宮本常一が1941年に高知県梼原町で聞き取った、盲目の元馬喰(ばくろう、馬・牛の仲買人)の老人の一代記で、『忘れられた日本人』…

トランプのドヤ顔とシンガポールの夜景

米朝首脳会談では、トランプが金正恩を「いいやつだ」と褒めまくり、「非核化するようがんばります」というただの努力目標のような宣言をしたうえで、それがあたかもすごい成果のように演出する・・・こうなるんじゃないかなと思っていた通りの展開だった。…

谷川俊太郎氏が劉霞氏へ連帯の詩

再発の防止は簡単安倍辞任 (東京都 鈴木了一 朝日川柳より) 首相が辞任となれば、大変なことだと誰もが分かり、これからは絶対やっちゃいけないな、とみんな気をつけるようになります。 ・・・・・・・・・・・・ 関東地方もきょうから梅雨入り。一日雨だ…

組織的じゃないのに処分20人

週末、武蔵国分寺公園で「てのわ市」が開催された。青空に恵まれ、子どもを連れた家族が草の上に寝転んだり、思い思いに和やかな時間を楽しんでいた。行政主導でやるマルシェもあるのだが、これは民間主導で今年はじめて開かれたもの。全然雰囲気が違う。来…

五感をフル出動させた人間関係

この週末、多摩地区の古墳をいくつか自転車で巡ってきた。古墳といえば西日本が本場だが、実は多摩川に沿っても古墳が多く、東西にベルト状に密集している。4世紀末には下流域の大田区や世田谷区で前方後円墳や円墳が造られ、5世紀末から6世紀になるとより上…

言葉より古い「目」によるコミュニケーション

雨が続いていたが、きょうは青空が見えた。用事があって武蔵境駅前の「武蔵野プレイス」へ。ここはゆったりとしたスペースが好評の市立図書館やレストラン、市民活動のための施設などがあって居心地がいい。お茶を飲みながら本が読めるし、卓球台やボルダリ…

「孤食」で失われるもの

きのう夕方の母の手術は2時間くらいかかって、心臓の血管の詰まったところにステントを三つ入れたという。朝、見舞うと経過は良好のようで安心した。しかし、人間はえらいことをやる時代になったものである。 ・・・・・・・・ 国会での党首討論。安倍首相が…

「ご飯論法」の卑怯を許すな

きょう午後、母親が心臓のカテーテル手術を受けるので、朝、病院に見舞う。危険な手術ではないと説明を受けたものの、さすがに心細いらしいので、手を握って「大丈夫だよ」と励ます。病院入り口の花壇にアジサイが咲いていた。そろそろ梅雨か。 ・・・・・・…

今も続くハンセン病への偏見

自転車で走っているとよく甘い匂いが漂ってくる。栗の開花の時期だ。白っぽい穂のようなものは雄花だそうで、これが香りの元だ。動物も植物も、自然の時を知って生きている。 ・・・・・・・・・・ 昨夜は惠谷治さんのお通夜に行った。どうしてこんなに、と…

いつでも米国と対話したいと金正恩

月末を控えて、今週はお金の問題で呻吟していた。このところの資金繰りは、操業以来もっとも厳しいかもしれない。どうにもならないので、支払いの繰り延べのお願いをするしかない。心苦しいだけでなく、今後仕事を敬遠されるのではと心配になったり、なかな…

惠谷治さん逝く

アジサイが準備OKといいたげだ。花屋には紅花がならんでいた。 節気は小満。あらゆる命が満ちていく時期、太陽を浴び、万物がすくすくと育つ季節だとされる。きょう21日から初候「蚕起食桑」(かいこおきて、くわをはむ)。26日から次候「紅花栄」(べにはな…

ガザの絶望3

先週のNNNドキュメントは55分の拡大版で「南京事件?」を放送。見ごたえがあった。 《かつて日本が行った日中戦争や太平洋戦争。残された兵士のインタビューや一次資料を分析、さらに再現CGで知られる事のなかった戦場の全貌に迫る。政府の公式記録は、焼却…

ガザの絶望2

きのう、おもしろい人と知り合った。 松本裕和(ひろかず)さんという竹細工職人。出身は静岡県なのだが、訳あって大分に移住し工房をもっている。屋号は「+竹」(PLUS CHIKU=プラスチク)。 竹はもともと人間が必要として移殖することで広まった。(だから…

ガザの絶望

パレスチナのガザで、イスラエル軍の銃撃により殺された人の数は62人、負傷者は3000人にもなるという。 15日、国連安保理は緊急会合を開いたが、《米国のヘイリー国連大使は「米国民を代表し、安全保障理事会で、建国70年の偉業を達成したイスラエルの友人…

不誠実な政権を容認した先には・・

加計学園問題。柳瀬唯夫元首相秘書官は、愛媛県や今治市の関係者と面会した覚えがないと言いながら、2015年に3度、加計学園関係者と面会したことを認めた。加計学園関係者との面会は聞かれなかったから言わなかった、面会については「一度も総理に報告したこ…

自爆するトランプ

トランプがまたやらかしてしまった。 《イスラエル建国から70年を迎える14日、米国は在イスラエル大使館を商都テルアビブからエルサレムに移した。トランプ米大統領がエルサレムをイスラエルの首都と宣言したことを受けて、「エルサレムの地位はイスラエ…

野際陽子が安保反対を叫んだころ

ドクダミが白い花をつけ始めた。 月は皐月で立夏。緑がどんどん濃くなっていく。爽やかな季節になったが、沖縄ははやくも梅雨入りしたという。 5日から初候「蛙始鳴」(かわず、はじめてなく)、次候「蚯蚓出」(みみず、いずる)が11日から、末候「竹笋生」…

トランプのイラン核合意離脱は誰を益するのか

1週間ほど前、奥歯が痛くなった。寝られないほどの痛みなのだが、連休で歯医者が閉まっている。誰かが使わずにとっておいたロキソニン(鎮痛剤)を2晩飲んでしのいだ。月曜、朝いちでいった歯医者に「歯周病ですね。このままだと歯がぐらついて次々抜けて…

シリアへの米国の攻撃をどう見るか

のどけさの先に果てある命かな (神奈川県松田町 山本けんえい) 6日の朝日俳壇の佳作で、選者の長谷川櫂氏が「のどかそうに人生を送っていても、最後は死。そうだといって、のどかさが失せるわけでもない」と評している。こういう句に魅かれるのは、私もやは…

北朝鮮と「仲良く」すべきか

うちの出窓には、父の遺骨(左の丸い器)、父の遺影、かみさんの両親のスナップ、ご先祖の命日を記した過去帳などを置き、仏壇の代りにしている。朝、仏壇代わりのこの出窓に水と線香を供えて手を合わせる。 考えてみれば、ご先祖がいてはじめて今の自分があ…

蓮池薫さんの期待

暑いくらいの陽射しのなか、木々の緑がきらきら美しい。 きのう今日と連休中でも仕事。ただ出動は夕方以降だったので、きのうは代々木公園でカンボジア・フェスティバル、今日は光が丘公園でハワリンバヤル(モンゴルの祭り)を楽しんだ。ハワリンバヤルでは…

欧州が北朝鮮より懸念するイラン問題

29日(日)の午後、立川市で「サヘル・ローズとEnjoyイラン」というイベントがあり、私もゲストで招かれた。9年前からサヘルさんのファンで、会えて光栄だった。 彼女は1時間ほどイランの歴史や文化について語ったが、その内容がよく準備されているうえ語り…

腕時計合わせるように時間変え

お知らせ。 NHK WORLD-Japan で新番組Kids Meet the Worldがはじまりました。 東京五輪に向けて、こども取材班を結成し、自分たちで動画リポートを制作、世界各国の子どもたちとの交流を発信していきます。今回ジン・ネットが担当したのは、宮城県蔵王町とパ…

金正恩がノーベル平和賞!?マジっすか

昨夜も今夜も満月がきれいだ。 明日から5月。連休もずっと仕事になりそうだが、がんばろー! ・・・・・・・・・ 「金正恩を信頼する」が77.5%! この衝撃の数字は、韓国の世論調査だ。「マジっすか!」と思わず若者言葉でつぶやいてしまう。まるで韓国…

首脳会談に期待するのはコメくらい

花が散ったドウダンツツジの葉。 葉脈を陽にすかしてながめると、命というのは精妙なものだなと思う。葉っぱまで根から水を吸い上げ、太陽エネルギーで水と二酸化炭素を化学反応させて炭水化物を作り、酸素を外に出す。この光合成の仕組みを編み出したことが…

「平和」が「人権」を押さえこまないように

公園の小川のそばにシャガが咲いている。 これは日本に古くからあるが、中国から入ってきた帰化植物だそうだ。でも学名はIris japonica。アヤメの仲間だという。薄暗いところに生えているので地味な印象だが、花をよく見ると、華麗である。・・・・・・・・…

「もっと大事なこと」はない

夜、帰宅の途中、霧雨に降られる。 もう4月(卯月)の後半、「穀雨」(こくう)だ。降る雨は百穀を潤す。種まきの時期、雨は天からの贈り物。大事な雨である。 20日からが初候「葭始生」(あし、はじめてしょうず)。25日から次候「霜止出苗」(しもやみてな…

マスコミからもっと「#MeToo」を

下を向いて歩いていてふと目を挙げるとめくるめく色彩の塊が・・・ サツキだ。ここは、植木なども育てているうちの近所の農園。 ゴージャス!!と英語圏の人なら言うだろうな。きょうは気温が25度くらいまで上がった。30度を超えた地方もあったという。春爛…

「なっちゃん」「さっちゃん」の感動トーク

フォトジャーナリストの安田奈津紀さんの写真展「The Voice of Life 死と、生と」を観にオリンパスギャラリー東京に出かけた。きょうは、タレントのサヘル・ローズさんをゲストにギャラリートークがあった。 会場には安田さんのいくつものフィールドから、死…