2015-01-01から1年間の記事一覧

安倍会見は「やらせ」だった

柿の落ち葉。 美しさに見とれてしまう。 自然は芸術家、などという言葉が素直に頷ける。 来週、震災被災地に見学に行くが、紅葉も見られそうだ。 ・・・・・ 10月1日のブログに安倍首相の事実上のシリア難民受け入れ拒否発言を批判したが、あれは英字紙から…

陣中日記が語る南京

カンボジアにいた時期に放送された番組を録画で観た。 今月4日放送の日テレ「NNNドキュメント」【シリーズ戦後70年 南京事件 兵士たちの遺言】はすごかった。さすが話題作だけのことはある。 放送後、ユネスコの「南京事件」記憶遺産の問題が出てきて、結果…

伝統の森は「妄想」からできた

きょうもカンボジアの村「伝統の森」の紹介つづき。 2002年に森本さんが土地を購入したとき、ここはもともと荒地で、切り株を掘り起こし、土地を平らにするところから開墾した。 いま生い茂る木々の多くは、その後再生したり植林されたりしたものだが、以前…

カンボジアで森の中の白熱教室

4日から海外に行っていて、きょう帰国した。 カンボジアで森本喜久男さんに会ってきた。 彼が廃れかけたカンボジアの伝統の絣を再興する事業を続けていること、それがシェムリアップの田舎の荒地に新しい村「伝統の森」を作るところまでいったこと、私がそこ…

めぐみさん明後日51歳に

きょうは、昼前に家を出て川崎市平和館へ。 2時から「拉致被害者家族を支援するかわさき市民のつどい」があり、山谷えり子拉致問題担当大臣も来て挨拶し、テレビ、新聞がたくさん取材に入った。 私は横田さん夫妻と1時間対談する役目だった。 これといって好…

少子高齢化の日本はシリア難民を受け入れません

きのうの朝、駅に歩く途中、空を見上げるとすっかり秋の雲になっていた。 繰り延べ払いがない月末で、安らかな気持ちですごせた。 もう10月。1年の4分の3が過ぎたのか。早いな。 ・ ・・・・・・・・ 安全保障関連法が30日公布された。 おさらいすると、公布…

安保法制適用第一号は南スーダンか

今夜はスーパームーンだそうだ。 《国立天文台によりますと、28日は月が地球に最も近づく日と満月になる日とが重なることから、月の見かけの大きさがことし最も大きくなるということです。最も小さく見えるときの満月と比べると、28日夜の満月は、直径が…

北朝鮮 拉致調査覆さず

北朝鮮、拉致調査覆さず 日本側、承服せず 23日の朝日朝刊一面トップの見出しだ。 スクープである。 《北朝鮮による日本人拉致被害者らの再調査をめぐる昨年からの日朝非公式協議で、日本政府が認定し、帰国が実現していない横田めぐみさん(拉致当時13歳…

安保法案はミラクルダメ法案

放送がおわって翌日の21日、法事で山形に帰った。 墓参りしたあと、娘の運転で、秋晴れの蔵王ラインをドライブ。 もう稲刈り前で黄色く色づいた田んぼが美しい。帰省するとJAの販売所で、大好きな郷土の野菜を買うのが楽しみだ。 まずは、おかひじき。最近は…

丁寧に説明するとますます不可解になる法案

20日(日)放送の、欧州に流れ込む難民・移民に関する番組の二つにかかわった。 一つは、よる10時からのNHKBS1ドキュメンタリーWAVE「止まらないEUへの難民流入〜フランスの港町は今」で、フランスのカレーという町で英仏海峡トンネルから不法越境を狙う難…

強行採決とさえ言えない暴挙

いま、18日午前5時すぎ。 週末放送の番組の編集作業が続いて徹夜になっている。 安全保障関連法案が気になって、きのう夕方、仕事のかたわらテレビの参院平和安全法制特別委テレビ中継をちらちら観ていた。 鴻池委員長の不信任決議案が否決されると、異様な…

ISとの闘いに2億ドル出すのに難民を受け入れず

トルコの海岸に遺体となって打ち上げられたシリア人の子どもは、アイラン・クルディくん(3)といい、シリアに住むクルド民族だった。 アイランくんの亡くなった状況についてある記事はこう書いている。《一家で唯一生き残った父親のアブドゥラさんから電話が…

難民は結果だ

欧州をめざす難民のニュースが一気に出てきた。 うちの会社では、いま欧州で1班が難民を取材しているのだが、急遽もう一つの番組でもやることになり、あす、もう1班が出発する。それで、連絡やら準備やらで土日もてんてこ舞いだった。トルコの海岸に打ち上…

世界を震撼させる一枚の写真

この写真が世界に衝撃を与えている。《トルコ沖で移民らを乗せた船が転覆した後、海岸に打ち上げられた男児の遺体を写した写真が、大きな反響を巻き起こしている。 写真はインターネット上で広く共有され、ツイッター上ではハッシュタグ「#KiyiyaVuranInsanl…

一度中国に面と向かって抗議してみたら

先日観た映画『ルンタ』の主人公、中原一博さんのきのうのブログ。 《27日に焼身したタシ・キ(右)と中央に以下の文を綴った僧ジャミヤン・ジンパ、左はタシ・キの夫であるサンゲと思われる。タシ・キたちがダラムサラに来た時に撮影されたものという。 映…

「コーヴ」に反撃する二人の女性監督

和歌山県太地町(たいじちょう)できょう、国内唯一のイルカの追い込み漁が解禁された。 この記事のとなりに、おや、《「ザ・コーヴ」反論映画 カナダで上映へ》の見出しが・・・《日本のイルカ漁を批判的に描いた映画「ザ・コーヴ」に対抗し、反捕鯨団体の…

デモ規制が「決壊」した日

ストレスフルな日々がつづき、ブログをだいぶ休んでしまった。 週末には資金繰りで、かなり多くの取引先に支払い遅延のお願いをしていた。 相手はほとんど零細企業や個人でやはり資金繰りが楽でないところばかり。申しわけないのだが、一ヶ月待ってください…

ダライラマが毛沢東に感謝するわけ

チベット人の焼身抗議を描いた映画『ルンタ』(池谷薫監督)を観て、いろいろ考えることがあったが、チベットの老若男女が、非常に深く大乗仏教の根本を身につけていることが焼身という行為に表れていると思った。 誰も殺めずに、慈悲の思いで自らの身を焼く…

中学生までが焼身抗議をする中国の暗部

放送予定です。世界に広がる! ニッポン"本物の味" 「ガイアの夜明け」 8月25日(火)テレビ東京(よる10時) ブームに乗って世界に広く浸透しつつある「和食」。しかし、日本国内と同等の 食材が現地で手に入らないということも多い。フランスで和食店を…

終戦の逸機が大量死をまねいた

先日、高橋源一郎氏のフィリピンへの慰霊の旅「ルソン島 伯父さんは逝った」を紹介したが、その高橋氏が「死者と生きる未来」という文章を書いている。 http://politas.jp/features/8/article/452 《慰霊とは、死者の視線を感じながら、過去ではなく、未来に…

人権弾圧を「輸出」する中国

9日の放送で徹夜から解放されたと思ったら、きのう、また次の番組のプレビュー(試写)で徹夜に。 プレビューというのは、編集中の映像をチェックする作業で、その開始が24時だったのだ。朝、仕事に出るかみさんとすれ違うように帰宅。さあ仮眠しようと横に…

ルソン島 伯父さんは逝った

「さきの大戦」の終戦記念日には、フィリピンに思いを寄せてしまう。 作家の高橋源一郎氏が、朝日新聞(7月22日)に寄稿した「ルソン島 伯父さんは逝った」を切り抜いていたのを思い出し、読んでみた。伯父さんの戦没地を訪ねる旅をめぐって書かれたものだ。…

千鳥ケ淵墓苑へ

オフィスに行く前に、千鳥ケ淵戦没者墓苑へ。 地下鉄九段下の駅から警官が整理にあたり、上に出ると、人の波と日の丸、夥しい数の機動隊が見える。右に靖国神社、左に武道館をみながら靖国通りを歩き、11時に墓苑に続く緑道に入ろうとすると、通行止めになっ…

私たちに戦争を教えてください

日曜日にひとつ放送が終わったが、後始末やら、次の仕事の準備で休めない。 母親からお盆はどうする、と電話があったが、今年は墓参りに行けそうもないな。番組予告です 終戦70年ドキュメンタリー 私たちに戦争を教えてください〜いま、会っておかなければい…

核兵器運ばないとは書いてない

どうしてこうも暑いのかと空を見る。太陽に木の葉がきらきら輝いて、これはこれで美しい。 最後の徹夜で、いま朝2時。 オフィスで編集作業の大詰めだ。 さっきまでドタバタのなか、冷や汗まで出ていたのが、いまふっと作業に「凪」がきて、私はしばらく待機…

混迷 ギリシャ危機

放送予定です。 ギリシャ危機を緊急取材しました。新自由主義の影響か、日本のなかには、「怠け者は餓えてもしょうがない」という感覚が広がっているような気がします。 では、ギリシャ人はほんとうに怠け者なのか・・。政府に頼らず、新たな方向をめざす人…

夢に描けることをとにかく始めるがよい

「暑い」ではなくて、「熱い」と書きたくなる。「溶けそう」という表現もあるようだが。 私は室内で仕事することが多いが、外回りの人は大変だろう。 きのう、安保関連法案に反対する高校生のデモが渋谷であったそうだ。この暑さで5000人とはすごい。複数の…

私たちは緑に支えられている

毎日暑い。ギリシャも暑いらしい。 取材班から、気温40度のアテネで撮影をして大変です、と報告があった。ごくろうさまです。 しばらくブログを更新せずにいたら、親しい友人から、「どうした、何かあったのか」と連絡があった。このかん、異様に忙しく、ま…

国会が迷彩した時代があった

夏が来て終戦特番の取材が続いている。 ちょうど安保法制が衆院特別委員会で強行採決されたあと、国会前からオフィスに帰り、特番の資料の東京大空襲写真集を見ていたら、国会が写っているのに目が留まった。 キャプションに「陸軍経理部の焼跡と迷彩した帝…

衆議院で通ったが波乱の予感

安全保障関連法案は、衆議院本会議で可決され参議院に送られた。 各党討論。 共産党は迫力が違う。「国民のみなさん、ともに闘いつづけましょう」と国会ではなくて国民に向かってアジっていた。 公明党の遠山清彦議員は声を張り上げて歴代自民党政府を讃える…