強行採決とさえ言えない暴挙

いま、18日午前5時すぎ。
週末放送の番組の編集作業が続いて徹夜になっている。
安全保障関連法案が気になって、きのう夕方、仕事のかたわらテレビの参院平和安全法制特別委テレビ中継をちらちら観ていた。
鴻池委員長の不信任決議案が否決されると、異様な光景が・・・テレビの前に行ってスタッフとともに「これはひどいな・・」とつぶやく。
ツイッターからいくつかひろってみた。

NHK「何か読み上げているようです」「全く聞き取れません」。与党議員は何度か立ち上がって拍手。そして、鴻池委員長が退出。「散会したということでしょうか?」「詳しいことは分かりませんが、なんらかの採決が終わったとみられます」(南野森)

安保法案の強行採決は、委員以外の与党の議員がとつぜんスクラムを組み「かまくら」のような形で委員長を囲い込んだ中で行われた。通常は、抗議する野党議員が委員長を取り囲むのだが、今回のケースでは野党側は委員長と遮断され、マイクもなく、なにが議題なのか一切判らなくなった。(金子洋一)

自民党議員が多数で「人間かまくら」を作り、囲まれた鴻池委員長に、ある議員が小型懐中電灯をかざして、紙を読ませていた。議事録には「精査不能」とある。何を語っていたのかもわからない採決など完全に無効だ。しかも明らかに暴力をふるう議員がいた。これが民主主義を破壊する自民党の素顔だ。(有田芳生

安保法案が参院特別委員会で可決されたようですが、TVで見た限り鴻池委員長が入室するやいなや傍聴の与党議員に囲まれ、安倍首相は逃げるように退室。採決の発言もしていなければ、議場と賛成議員も全く確認していません。残念ながら良識の府とは言えません。合掌(仏教・仏陀の言葉)

動画をよく見ると自民党議員が議長席を取り囲んで一方的に採決を進めている。これは強行採決というより「安倍クーデター」、物理的に議会を占拠している状態だ。テレビ報道の「入り乱れシーン」にダマされてはいけない。この採決は無効!!(ボーンズ88)

福山哲郎議員「可決はされていません。見ていただいたら分かる通り、委員長の声も何も聞こえない、自民党議員が暴力的に委員長の周りに介入してきた。あんな状態は無効です。あれで可決となったら民主主義の死です」(西口想)

本日の参議院特別委の速記録が出ました。まったく聴取不能で、何をやったのかわかりません。自民党の説明では、採決動議、法案二本、付帯決議、委員会報告の5回採決したと言うのですが、そのような記録なし。まったく無法、無効です。小池晃)  (写真は速記録)


「恥知らず」というのはこういうことだ。