夢に描けることをとにかく始めるがよい

takase222015-08-03

「暑い」ではなくて、「熱い」と書きたくなる。「溶けそう」という表現もあるようだが。
私は室内で仕事することが多いが、外回りの人は大変だろう。
きのう、安保関連法案に反対する高校生のデモが渋谷であったそうだ。この暑さで5000人とはすごい。

複数の番組の編集が重なったのと、月末の資金繰りであわただしい日々。編集は今日からが山場だ。がんばろう!

先日、心にじんとくる言葉を聞いたので、紹介したい。
困難に直面したり、足を踏み出すのを躊躇するときに読むと勇気付けられる。

我が身を捧げることを心に決めるまでは、ためらいが残る。
手をひく可能性もある。
効果はつねに薄い。
ものごとを始める行為すべてにあてはまる
基本的な真理がひとつある。
それを知らないと無数のひらめきや立派な計画をだめにする。
それは、人が真剣に取り組もうとはっきりと決めた瞬間に
神の意志も働き出すということだ。
そうでなければ、とても起きるはずのない
様々なことが起きて助けてくれる。
決意から物事の大きな流れが生じ、
そのあるべき方向へと進んでいく。
我が身に生じるとは夢にも思わなかったような
あらゆる予期せぬ出来事・出会い・物質的援助が訪れる。
できそうな事、夢に描けることをとにかく始めるがいい。
大胆さの中に叡智と力と奇跡がある。
いま、始まるのだ。

ヨハン・ヴォルフガング・ゲーテ
『ヴィルヘルム・マイスター』より

これは、大阪で開かれた、京都のシュタイナー学校の15周年行事で読み上げられた詩。その記念講演に、カンボジアから森本喜久男さんが招かれたので、私も聞きにいったのだ
シュタイナー教育の評価は、いろいろあるが、ゼロから手作りで学校を開校した父兄の物語には感銘を受けた。「学校をつくる」なんて、はじめたときは多くの人が不可能だと言った。
それが、苦闘する過程で、おりおりに、詩にある「予期せぬ出来事・出会い・物質的援助」が現れ、ついに夢を実現したのだ。
ものごとを達成するということの不思議さ、である。
http://ktsg.jp/school/michinori/