どうしてこうも暑いのかと空を見る。
太陽に木の葉がきらきら輝いて、これはこれで美しい。
最後の徹夜で、いま朝2時。
オフィスで編集作業の大詰めだ。
さっきまでドタバタのなか、冷や汗まで出ていたのが、いまふっと作業に「凪」がきて、私はしばらく待機。
じゃあ、ブログでも書くかと朝日新聞(8月8日)の川柳を眺める。うまいなあ。
「国民の生命財産」とってつけ 愛媛県 越智哲夫
「絶対に有り得ない」けど起こりうる 東京都 上田耕作
安倍首相は、どんな質問にも「国民の生命財産を守る」を連発して、「戦争になることは絶対ない」と断言する。これが延々と繰り返される。
答弁を聞いていると不気味さを覚える。
かつて、「壊れたテープレコーダーのような」という表現があったが、まさにそんな感じだ。
意図的にごまかそうとしているのだから、通常のコミュニケーションは無理である。
だから、いま国会では日本語が通じない。
ミサイルは武器ですよね?
「いえ、武器ではなく、弾薬です。手榴弾もやはり弾薬ということになります。」
例の安保法案では、「武器には含まれない弾薬の提供」ができることになっているので、ミサイルも提供OKというわけだ。
じゃ、このミサイルに核弾頭がついていてもいい?
すると、首相よりずっと素直で、ときどき答弁に詰まる様子が一片の誠実ささえ感じさせる中谷元防衛相、「核兵器の輸送も法文上は排除しない」と答弁。
これについて、首相は「核弾頭の運搬はまったくあり得ない」と、またまたワンパターンの根拠なき断言で否定した。(7日の衆院予算委員会)
この調子で、国民を愚弄する国会答弁を続けておいて、「国民の理解が進んでいない」と首相は言うのだ。
いや、理解は少しづつ進んでいる。
「理不尽なことを狙っているのだな」と感じる国民が多くなっているからだ。