ついに自衛隊に「駆けつけ警護」

 きょうから立秋で初候「涼風至」(すずかぜ、いたる)。これからは残暑ということになるらしい。
 9月に中学の同窓会をやるのだが、その幹事を仰せつかっている。猛暑だった土曜日、夕方から同期の仲間5人とうちのオフィスで同窓会の案内状づくりをした。かつて同窓会は敬遠していたのだが、先が長くないと思うと、会えるうちに会っておきたいという気になる。

 作業を終えると、ちかくの「みますや」へ。ここは東京で一番古い飲み屋だそうで、「創業明治三十八年」と書いてある。名物のドジョウ煮でおいしくビールを飲む。昔を知っている同士の酒宴では、遠慮なくはしゃげて楽しい。
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 ついに自衛隊に「駆けつけ警護」の任務が与えられる。
《政府は6日、11月に南スーダンの国連平和維持活動(PKO)に派遣する陸上自衛隊の部隊に、3月に施行された安全保障関連法で実施可能になった「駆けつけ警護」と「宿営地の共同警護」の任務を付与する方針を固めた。
 複数の政府関係者が明らかにした。近く、新任務実施のための訓練開始を正式に発表する方向だ。
 安保関連法の施行により、現地で国連職員や民間人、他国軍兵士らが武装集団などに襲われた場合に陸自部隊が救援に行く「駆けつけ警護」ができるようになったほか、宿営地を他国軍と共同で警護することが可能となった。だが、政府は、7月の参院選で争点化されるのを避けるため、新任務を実施する上で必要な訓練をこれまで行わず、武器使用の範囲などを定める部隊行動基準といった内部規則の作成やその周知徹底などにとどめてきた。》(読売新聞)
 「武力紛争」ではないはずのところで、戦闘せよというわけだ。法制度としてもむちゃくちゃになる。安保関連法では、最初に具体的な形で「危機」が現れることになる。野党にはとことん追求してもらいたい。
 今の自衛隊のPKO派遣が矛盾だらけであることについては、伊勢崎賢治氏の「なぜ日本政府はPKF部隊派遣にこだわるのか?〜自衛隊「駆けつけ警護」問題の真実」がよくわかる。http://gendai.ismedia.jp/articles/-/48085