2008-06-01から1ヶ月間の記事一覧

病院に居られない!3

徹夜して仮眠また徹夜という日々が続いてブログが書けなかった。 26日、北朝鮮のテロ支援国家指定を解除する作業がはじまった。去年からのブッシュ政権の既定路線だったと認識してはいても、あまりにあっさりと解除が決まったことに感慨めいたものを覚える…

長井健司さんの妹さんと外務省へ

きのうの朝10時、外務省に行った。ミャンマーで殺された長井健司さんのカメラ、フィルムなどの返還を軍事政権に強く迫るよう、5万筆の署名とともに要請した。愛媛から長井さんの2歳違いの妹さん、小川典子さんに、「ミャンマー軍による長井さん殺害に抗…

病院に居られない!2

介護保険がスタートした00年、厚労省は、医療保険を使う「医療型療養病床」に加え、新たに、介護保険を使う「介護型療養病床」を認可した。その後4年間で「介護型療養病床」が一気に15万床も生まれた。 ところが、06年、厚労省は、「医療型」25万床…

病院に居られない!

きょうサンプロで、特集「病院に居られない―後期高齢者医療もう一つの大問題」を放送した。 4月から始まった後期高齢者医療制度については、この日記でもちょっと触れたが、日本が非常に危ないところに向かっている動きを象徴するものだ。(http://d.hatena…

金正日体制打倒と外交2

拉致問題の全面解決のためにも「日本政府は金正日体制を崩壊させる立場に立つべきだ」と私は主張するが、これに対して、それは相手を否定することになり、拉致問題の交渉が成り立たなくなるのではないかとの疑問がよく寄せられる。 しかし、戦後の東西冷戦を…

金正日体制打倒と外交1

よく、北朝鮮に対しては、「制裁か対話か」という形で議論がなされる。しかし、それは単なる外交の手法、戦術の話であって、本当に大事なのは、金正日体制を崩壊させる「決意」であり「戦略」だ。 (なぜ体制崩壊が必要なのかについては、「金正日体制は平和…

「拉致再調査の発表だけでいい」と米国は言った?

きのうの日記に書いた、映画「クロッシング」の主人公を演じるシン・ミョンチョルの写真をネットで見つけたので、紹介する。北朝鮮の子どもの役にぴったりの純真なイメージだ。 彼は二人の死を見取る。はじめは栄養失調と結核で、自宅で母が亡くなる。つぎは…

脱北者を描いた映画「クロッシング」

きょう、日本で初公開された、脱北者を描いた映画「クロッシング」を観てきた。 牛込箪笥区民ホール入り口で、テレビでおなじみの宮塚利雄教授(山梨学院大学)とばったり。会場では北朝鮮問題にかかわる知り合いにたくさん会った。 映画は中国国内で無許可…

拉致「再調査」の茶番劇

今月11日と12日、日本から斎木昭隆・外務省アジア大洋州局長、北朝鮮からソンイルホ日朝交渉担当大使らが出席して日朝実務者協議が開かれた。きょうの朝刊一面には、公式協議としては9ヶ月ぶりのこの協議で、「拉致問題」で進展があったかのようなトー…

韓国のうまいもの―干鱈スープ

集会やデモは、たいていソウル市庁前広場で行なわれる。ワールドカップのとき大画面を設置して応援する市民の姿を覚えている人も多いことだろう。交通に便利なので、私は出張のさいはその近くに泊まる。 市庁舎のそばに、武橋洞(ムギョンドン)という飲食店…

デモから一夜明けて

きのうのデモ、あまりに大きすぎてその規模はよく分からない。ある人は87年以来の規模といい、ある人は02年のサッカーワールドカップで集った人数に匹敵するという。新聞記事によると; 《米国産牛肉の輸入再開への抗議運動が続く韓国で10日、韓昇洙(ハ…

毎日がデモのソウルより

今ソウルに来ている。 さっきまで、夜の大集会とデモの取材をしていた。ソウルでは、ここ数年で最大の国民運動が行われている。 一ヶ月以上も連日、ほんとに毎日途切れることなく、集会・デモが行われている。李明博大統領が訪米したさい、BSE問題でこれまで…

運動会がおもしろい

娘の運動会に行った。 今せわしくてそれどころではないのだが、家庭を顧みない日々が続いている私にとっては、運動会は大事なイベントなのだ。今週は徹夜などで、娘の顔も見ない日が二日もあったし。 梅雨に入って雨が続いていたのに、きょうは晴れた。ちょ…

せまる介護保険の危機

後期高齢者医療制度を「手直し」する動きが急だ。 政府は国民の憤激を抑えようと、負担増を和らげたり、経過措置という「ならし」期間を設けたりして、必死に「お化粧」をしだした。実は、直接的な負担が上がるとか下がるというのは、表面的なことで、着々と…

クラスター爆弾禁止が示す未来3

歴史を百年、千年単位で見れば、人類の行為が地球に与える影響は、すさまじい勢いで巨大化する一方だ。それがいまの環境危機を生み出している。しかし、同時に、一般の人民の意志が、人類の運命に対して果たす役割も確実に大きくなっている。 いまの環境危機…