都内でうちの会社の男性スタッフの結婚式があった。
新婦は韓国人。取材で何度も出張するうち向こうの女性と仲良くなったというわけだ。
結婚式は洋風の衣装だったが、披露宴では韓服(ハンボク）という民族服で登場。写真のように両親に向かって地にひれ伏す儀式もあった。
宴の最後に新郎が新婦に手紙を読み上げた。
「あなたは日本でひとりぼっちではありません。何があっても、私はあなたを守ります」と、まだとても流暢とはいえない韓国語で宣言した。
きっと、韓国からやってきた新婦のご両親に聞かせたかったのではないか。ご両親も目頭を押さえていた。
30人あまりの小さな披露宴に大きな感動が広がった。
