幹線道路そばのハルジオン。素朴な花を見ていると「雑草」とは何だろうとあらためて考えてしまう。
Wikipediaによると、《農学の立場からみて、「作物に直接または間接的な害をもたらし、その生産を減少させる植物》《アメリカ雑草学会「人類の活動と幸福・繁栄に対して,これに逆らったりこれを妨害したりするすべての植物」》
ほう、私は単に「園芸用でない植物」が雑草かと思っていたが、これらの定義だと、人間サマに敵対する悪者というニュアンスが強く入っている。
ではもし、その成分が新型コロナウイルスの治療に効果がある!とわかれば、薬用作物となり一夜にして雑草でなくなるのだろうか。
『新明解国語辞典』では、
《①利用(鑑賞)価値が無いものとして注目されることがない草。農作物や栽培樹木の生長の妨げになる場合は取り除かれたりする。/②知識が乏しいために、名前を言うことが出来ない、多くの草。》
②の定義からすると、ハルジオンは名前が言えるから、私にとっては雑草ではないことになる。いずれにしても、「植物学的には雑草という草はない」ので、人間の都合で仕分けしているにすぎない。
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きょうの国会中継を観ていたら、共産党の志位和夫委員長の質問に、安倍首相がいまだに、日本の支援策が世界でも最高レベルだなどと言い張るので、あきれてしまった。日本のは1人あたり10万円にしても、企業への給付金にしても1回限り。継続的な支援にしないとすぐにやっていけなくなる。早く追加の策をつくってほしい。
文化芸術スポーツの分野では、政府の自粛要請を受けて中止した公演で、入場できなくなった観客が1億900万人いるが、これは人と接触しないということで政府に協力・貢献している。志位氏、自粛による損金は補償すべし、ドイツのアーティスト支援も引き合いに出して文化スポーツを守るべしと質するも、安倍首相は応えず。
与党も野党もない、と何度もいいながら迫る志位氏の質問は実に説得力があった。
すると、この質問がSNS上で評判になっていたらしい。
以下、ニコニコニュースより。
《新型コロナ収束後の観光需要を喚起するキャンペーンに「1.7兆円」もの予算が付けられていることが分かりました。
4月29日、その予算を巡り、共産党の志位和夫委員長が、国会で安倍首相に批判意見を述べて質問しました。
「予算案に対して批判があります。それは『GoToキャンペーン』事業…新型コロナが収束した後に、官民一体型の消費喚起キャンペーンをする事業に、1.7兆円ものお金をつけていることです。この非常事態の下で、収束後の事業に“のんき”にお金を付けている場合かと怒りが広がっております。収束のメドがつかないもとで、収束後の事業に予算が1.7兆円もあるのなら、まずは目の前の感染爆発、医療崩壊を止め、一刻も早い収束のために使うべきじゃありませんか?」
この志位委員長の質問に対して安倍首相が答弁します。
「たとえば、今、私が申しあげました…文化、芸術振興のための予算もですね、この『GoToキャンペーン』には入っているわけでありまして、今まさに、文化、芸術に触れようというキャンペーンも行っていくわけでございます。でありますから、今まさに、厳しい状況ではございますが、この収束後について…いつ収束するのかってことについては、まだ確たることは残念ながらお答えできませんが、その後にですね…しっかりと、今、大変苦しい思いをしてる皆さんにとって、将来の灯のために、政策もしっかり示していく必要がある…こう考えているところでございます」
ここで再び、志位委員長が質問台に立ち、“クリティカルなツッコミ”を放ちます。
「あの文化のお金もね、『GoToキャンペーン』事業に入っているとおっしゃいましたけど、収束ができたらね、そんなプレミア付けなくたって、みんな行きますよ! 早く、感染爆発と医療崩壊を止め、暮らしを守りぬく内容となるよう、抜本的な組み換えを強く求めて、質問を終わります」
「そんなプレミア付けなくたって、みんな行きますよ!」…そんな志位委員長のツッコミにSNS上では賛同の嵐が起こりました。》
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ネット世論調査では安倍内閣への支持が激減し、共産党支持が上昇しているそうだ。安倍内閣支持をもっと減らさないと。
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韓国は一日の感染者数が一桁になった。2年間は平常に戻らないとしてガイドラインを発表。いま韓国は世界の「模範」だそうだ。
早くから徹底した検査と隔離をやった成果だが、ではなぜ他の国にはできて、日本では大量のPCR検査ができないのか。
これについて、「中国や韓国、台湾、香港はSARSのときの経験があるから検査体制ができていた。日本も今回痛い目にあったので、次からうまくやれるのでは」などと答える識者がいる。政府をかばっているのか。
SARSにやられなかった国々も大量検査ができているから、そもそも議論の前提がなりたたない。
テレ朝の「モーニングショー」は2月中旬から(13日放送から)PCR検査に民間検査会社を活用せよ、検査に健康保険を適用せよ、検査拡大に早く手を打てと連日キャンペーンしており、このブログでもそれを紹介した。
《番組が宮城県のある民間のウイルス検査会社に聞くと、そこでは1日最大200件程度のPCR検査が可能だという。
2012年1月時点で民間の臨床検査会社は678社ある。単純に各社200件として1日13万件以上になる。民間は万の単位で検査ができると推定できる。》
https://takase.hatenablog.jp/entry/20200220
それから2か月以上たつ。十分に準備期間があったはずだ。要はやる気だ。
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政府のウイルス関連支援策がどんどん変わるので、メディアはできるだけ最新の利用可能な制度を知らせてほしい。