今年も走り続けます(新年のご挨拶)

 遅ればせながら新年明けましておめでとうございます。

国立市谷保天満宮は東日本最古の天満宮。梅がほころび始めていた(11日)

 すっかりご無沙汰してしまいましたが、年末年始は娘が11月に出産した新生児(私には孫にあたる)を連れてきたり、ばたばたしていた上、何よりも出版予定の原稿の校正が大量にあり、家で缶詰状態になっていました。

 本の仮題は『拉致—封印された真実』で上下2巻本です。なんとか2月中に出すため、大晦日も元日もPCに向かって校正作業に没頭していました。

 拉致問題にまったく進展が見られないまま時間は過ぎ、人々の関心も急激に低下しています。そこで、拉致はこんなに深刻な犯罪で、ここまで解明されていて、なぜ問題が進展しないのかを提起したいと出版に踏み切ったのです。ご支援いただければ幸いです。
・・・
 そんななかでも、自転車で行ける府中市大國魂(おおくにたま)神社に参拝に行きました。3日というのに参拝客が多いのに驚き、寒風のなか長く列に並んでいる人々の姿に“幸せ”を願う切実さを感じました。境内をぐるっと歩いていくと、ある中年の女性が境内社を次々に回りながら一心不乱に祈っているのに気づきました。神にもすがりたい悩みを抱えている人は世界にはたくさんいます。

 帰り際、狛犬をふと見上げると、子どもに乳を与えているではありませんか。授乳する狛犬

授乳する狛犬

 この神社には何度も来ているのですが、初めて気が付き、じっと見入ってしまいました。娘が母親になったことが、私の感受性に影響を与えているのかもしれません。

・・・・・・

 昨年は私の人生にとって転機の年でした。

 5月に母が95歳で逝き、娘が結婚して11月に出産。まだ泣いて乳を飲むだけの孫だが、「この子のためにも良い世の中を残さなくては」などと殊勝な感慨がわいてきます

 すばらしい出会いもあり、多くの刺激を受けながら、新たな活動も始めました。

 一つが拉致についての本の執筆です。私と拉致問題との関わりが始まったのは、1997年2月4日、元北朝鮮工作員安明進による横田めぐみさんらしい「ニイガタの少女」目撃証言をスクープしたときでした。それからもう30年近くが経つことに驚きます。

 振り返ると、拉致問題には多くの「封印された真実」があり、それが封印されていることが問題の進展を阻んでいることが見えてきました。核心的な事実を北朝鮮が封印しているのは当然として、実は日本側(政府)にも多くの隠蔽されたものがあります

 今回の本では、信頼できる協力者から「極秘」の印がついた資料や門外不出の取材テープなどを提供してもらい、「封印」を解きながら、いま私が入手しうる最先端の情報を公開します。

 拉致被害者北朝鮮で住まわされた招待所地域のうちから4カ所については、衛星写真を載せ、誰がどの家屋に住んでいたかを読者がGoogle Earthで見られるよう緯度経度も公開します。

 2006年初め、私たちは当時は高価だった衛星写真アメリカから購入し、日本に帰国した拉致被害者の証言と照らし合わせながら、横田めぐみさんや田口八重子さんが住んだ招待所の棟を特定していきました衛星写真を使ったプロジェクトはそこから始まります。

takase.hatenablog.jp


 また、昨年元旦に私はユーチューブ開始宣言をしました

 詳しい人に手伝ってもらって、2月に初めての動画(ジャーナリスト後藤健二さんの追悼集会)をアップしました。その後は自分で編集するしかなくなり、編集ソフトを購入し、慣れない動画編集に悪戦苦闘しながら何とか続けています。常岡氏や安田純平氏からの旅券取り上げなどジャーナリズムに関する問題やガザのジェノサイド問題も扱い、今は拉致問題の闇」シリーズで、なぜ拉致が見過ごされてきたのかを発信しています。高世仁の報道されない見えざるニュース」です。ご興味されば、のぞいて見てください。チャンネル登録者はようやく3000人弱まで増えました。

www.youtube.com

 別方面の活動では、サングラハ教育・心理研究所の主幹代理を務め、運営委員会の代表を引き受けることになりました。

 「仲良く楽しく生きて、楽に死ぬ」を標語に、心の成長と覚りをめざす団体で、私は1990年代半ばから主幹の岡野守也さんの哲学に学んできました。大乗仏教をベースにしながら、仏教に帰依するのではなく、これを心の成長にいわば“利用する”というスタンスです。

 現在はYoutubeによる土曜講座で「維摩経を学ぶ」、日曜講座で「よりよく生き、爽やかに逝くためのヒント」を学んでいます。後者はとくにサングラハ独自のもので、『ヨハネ黙示録』、源信『往生要集』、パスカル『パンセ』、マルクス・アウレリウス『自省録』、道元正法眼蔵』などを参考に、いかに生き、いかに死ぬかを追及しています。ご関心のある方はHPをご覧下さい。

www.smgrh.gr.jp

 さて今年は、拉致本出版に合わせて、機会をとらえて拉致問題への関心を高め、問題の進展が図れるような活動を強めたいと思っています。いろいろ仕掛けていきます。

 またユーチューブでは、国内で震災被災地を、海外で戦争難民を取材して配信したいと思っています。ただ、取材にお金がかかるので、実現できるか。とくに海外は今の超円安(高市政権で加速している)で悩ましい。

 いつも周囲からは、もう歳なのに、無理してるんじゃないの?と揶揄されますが、今年も「年寄りの冷や水」精神で走り続けますので、よろしくご支援ください。