きょう帰り道、月を見上げるとすぐ下に明るい星が。金星だろう。それに特別な意味はないけれど、いいものを見たなという気分になる。
連日寒波で寒い。外に出してあるメダカの鉢も毎朝氷がはっている。山形は豪雪らしい。
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最近のニュースから;
《国際環境NGOグリーンピースが27日、インターネット投票で世界的に“無責任な企業”を選ぶ「パブリックアイ・アワード」で、ブラジルの資源大手ヴァーレが1位となったと発表した。(略)理由は、アマゾンの熱帯雨林に巨大ダムを建設し、生物の多様性や、地元住民に被害をもたらしたためという。2位は東京電力。福島第一原発事故による放射性物質の拡散と、情報の隠ぺい・改ざん体質が要因としている》
えっ、東電が一位じゃないのか!?残念。3位が意外だった。
《3位は韓国のサムスン電子で、工場で有害物質を使用し、社員のがん患者を増加させたと指摘されている》
サムスンといえば、向かうところ敵なしという勢いで、日本の電器メーカーが束になってかかってもかないそうにない。本屋に行くと「サムスン本」がたくさんあるが、ほとんどが、いかにサムスンの経営がすごいか(いかに日本企業がだめか)が書いてある。
私もサムスンを取材したので、そのすごさは知っているつもりだ。一方でそのえげつなさも。4年前、サムスンのダーティな企業体質を追跡する番組を作った。
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20080817
一代でサムスンを世界の超大企業にしたのは、伝説の経営者、李健煕(イゴンヒ/イゴニ)だが、彼は若いころ日本に住み早稲田大学を卒業している。
写真は、当時住んでいた家。渋谷駅からほんの10分ほどの閑静な住宅街にある。
こんど、サムスンについてこのブログで書いてみたい。
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東電が電気料を値上げするというが、それは許せないという声が大きい。そこで;
《東京都内の多くの自治体が、使用する電力を特定規模電気事業者(PPS)から購入しようとしている。2012年1月29日付の東京新聞によると、すでに「首都圏では都県や政令市、多摩地区で競争入札などが導入され、経費削減効果をあげている」中で、東京電力の値上げを受けて、PPSからの電力購入を「東京23区では19区が実施・検討している」という。
23区のうち、すでに実施しているのは渋谷区。実施を予定しているのは、新宿区と台東区、目黒区、世田谷区、豊島区、足立区の6区。実施を検討していないのは、文京区と墨田区、板橋区の3区。それ以外の区は、実施を検討している》
世田谷区が競争入札することに決めたという記事を先日書いた。
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20120125
この動きは広まりそうだ。
電力をPPSから買っていいのは大口使用者だけで、一般家庭が自由に選べないのが残念だ。
90年代から、日本でも電力の自由化の動きがあったが、それは小売りの自由化、しかもそのごく一部にとどまったんである。
つまり、自由化は道半ばで「つぶされた」のだ。電力会社からの激しい抵抗があったからである。
(つづく)