コロナ禍に笑顔で生きる”奇跡の村”

 サツキの花芽がちらほらでてきた。

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 きょうの厚労省の発表より

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 新たに陽性が判明した人が579人。検査を実施したのが4,384件。
 連日、新たな感染者数が最高を更新しているが、これからまだまだ増えそうだ。
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 テレ朝「モーニングショー」の視聴率がこの時間帯のトップを走っているという。
 ここ3年くらい好調だが、去年の参院選前に「憲法改正に絡む緊急事態条項」を取り上げた放送では、番組開始以来2位の11.7%を記録するなど、「硬い」テーマで直球勝負できているのは大したものだ。

 コロナ禍が問題になってからは、番組時間枠全部を使って連日コロナ特集。
 海外の事例との比較もまじえて安倍内閣の対応の遅れを歯に衣を着せずに批判し、エビデンスにもとづいて具体的に政策提言を発信している。

 レギュラーコメンテーターの玉川徹氏と、政府を代弁する田崎史郎氏が激論を交わし、田崎氏がしどろもどろになるのが楽しみで観ている人も多いだろう。
 今朝のモーニングショーでは、
 玉川氏が、政府が個別の休業補償に否定的であることに関して「また財務省のけっこう偉い人からメールが来たんですけど、ここで(政府が補償を)出さないと未だに渋っていることに関しては本当にダメだと言ってます」と明かした。
 政治家や官僚もこの番組は気にして観ているようだ。

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東京都が休業要請するところには協力金を支払うと言ったことに対して、このヒトは、「払うだけの、いわゆる資金が多分、東京都は持っているんだろうね。ただ他の県でそれやれるかね」と発言。完全に他人事。

 きょうは、埼玉県で、すでに今の医療体制でコロナ対応ができなくなっていることが指摘されていた。
 埼玉県では、新型コロナ用に予定しているベッド数は225床で、内訳は、感染症病床が75床、一般病床が150床。ところが重症と軽症・中等症の「入院勧告」の人が246人いて、すでに21床足りない。
 さらに、一般病床をもつ病院から、院内感染対策が整っていないなどの理由で入院を断られ、約120人が自宅などで待機中だという。自宅待機の人は、家族に移す可能性があるから大変だ。
 これから感染者の増加が予想されるというのに、もう今の段階で医療体制がパンクしているわけだ。実は、すでに東京もきのうの段階で勧告の感染者のベッドが足りない状況になっている。

 この番組常連の岡田晴恵教授は、(前から言っているが)軽症者受け入れの施設をとにかく急いで作らないと大変なことになるという。
 ホテルでなくてもいい、感染者同士なので大部屋でもトイレ共用でもいい、いざとなれば体育館のようなところに収容することも考えるべきだ、と。

 

 「検査と隔離」を徹底せよ。このメッセージは多くの感染症専門家の見解にも沿っている。

 「検査と隔離」が進まない現状が、きょうの朝日朝刊「声」(読者の投稿欄)にでている。
 27歳の女性の会社員の投稿。

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 「ある日、突然出た38.7度の発熱と、悪寒、関節の痛み。」
 彼女は在宅ワークを続けていたが、「ストレスと寂しさに耐えかねて」友人と食事したりしていたという。
 「その後も熱が安定せず、新型コロナウイルスに感染しているのではないかと、不安な気持ちで自宅療養しています。
 私はまだPCR検査を受けていません。相談窓口のホットラインに電話をかけてもつながらないのです。そこで、ひたすら家の中で安静にし、誰にも会わないと決心しました。(略)」

 彼女の場合、在宅ワークをしていて、自分の判断で自宅療養できるだけ、まだ恵まれた環境にあるともいえる。
 数えきれない多くの人が、陽性と判明したら会社をクビにされることが不安で、あるいは会社を危機に陥れることを恐れて、体調の異変を隠して電車に乗って出勤し続けていることだろう。
 個人は社会の環境のなかで行動する。
 大事なのは、万が一個人が失職したり、企業が営業停止になっても大丈夫だと思わせる補償策であり、体調がおかしいと思ったら(いくつかの国ではおかしいと思わなくても)すぐに検査できる体制の整備だろう。これなしに、個々人の行動を責めることはできない。
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 3年前のきのう、カンボジアに廃れかけた絹絣の復興に半生をかけた森本喜久男さんが主人公の『情熱大陸』が放送された。
 森本さんはその3か月後、7月3日に亡くなった。
 番組と本『自由に生きていいんだよ―お金にしばられずに生きる“奇跡の村”へようこそ』の出版が間に合ってよかった。

 森本さんがつくった「奇跡の村」にもコロナ禍の影響がおよんできた。工房も閉めざるをえなくなっている。

 みどりさんが、みんなに給料の大幅カットを告げたら、なんと一斉に拍手がおきたという。電気もコンビニもない村では、自分たちで鶏を飼い、畑で野菜をつくり、池で魚を捕り、助け合っていくから大丈夫だよと。

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 たくましい。コロナ禍のなか、我々の暮らし方を考え直したくなる。