ヘクソカズラ

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 フェンスにからみつくこの植物、名をヘクソカズラという。口にするのもはばかられるようなネーミングだ。茎や葉をつぶすと悪臭がするのでこんなかわいそうな名前になったという。今が花の咲く季節で、どこでも見かける。

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 よくみるとなかなか可愛い花だ。別名サオトメバナというそうだが、人間が勝手につけた名前でイメージが全然ちがってくる。

 植物たちは、そんなことにはおかまいなしに、ただそれぞれの生を生きている。

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 きのうから立秋。今年は夏寒のあと今が猛暑になっていて、秋の気配は感じないが、ここからは残暑見舞いの時期になる。繁華街の小さな木立からもセミの鳴き声が聞こえて、虫たちのたくましさを感じる。
 8日から初候「涼風至」(すずかぜ、いたる)。次候「寒蝉鳴」(ひぐらし、なく)が13日から。末候「蒙霧升降」(ふかききり、まとう)が18日から。
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 日本には届きますよと よう言わん佐賀県 小田真一郎 朝日川柳8月5日)
 

 先日、《グアムまで飛ばないうちはお友達》という川柳を紹介したが、トランプ大統領には、そんな悠長なこと言ったらあかんと安倍首相はきちんと意見しなければ。一言も文句を言わずに付いて行くばかりの日本が情けない。
 北朝鮮は6日も「飛翔体」を発射した。この2週間で4回目。朝鮮中央通信は、「新型戦術誘導弾」だったと公表。自らミサイルと認めた。
 韓国の北朝鮮軍事の専門家は、《低空飛行でき、下降する際に急上昇するなどして軌道を変え、迎撃を回避する性能を持つ》と分析している。
 また、この人物は《今回のミサイルが、韓国に配備された米軍の高高度迎撃ミサイルシステムTHAAD(サード)の迎撃高度以下で飛び、「韓国の全域を北朝鮮のどこからでも狙える」と判断。正確性や北朝鮮の報道ぶりなどから、「実戦配備までの最終段階に入ったようだ」とみる》。(朝日朝刊8日)
 精度をどんどん上げているのは確実だ。
 ついこないだまでは、北朝鮮の核は、ミサイルはと騒いで制裁を強めていたのが、今は北朝鮮が打ったのをミサイルとも呼ばずに「飛翔体」と称して見ないふりをする。「わが国の安全には影響ない」などとまで言う。
 以前から憂慮していたように、北朝鮮の核保有を認める方向にじわじわ進んで行っている。