コンサルタントをキャスターにしてはならない

オフィスの近くの歩道に何やら黄色いものが・・タンポポだ。

いま月は弥生、節気は春分
春分は初候(20日から)が雀始巣(すずめはじめてすくう)、次候(25日から)が 桜始開(さくらはじめてひらく)、末候(30日から)が雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす)となる。
昼と夜の長さが同じになり、大きな季節の変わり目であるとともに、この時期は、人との出会いと別れもある。大事に過ごしたい。
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今週の『週刊新潮』は乙武さんの不倫スキャンダル、『週刊文春』はショーン川上氏の追及第二弾。
ショーン氏、ここまでになると病的な虚言癖の人物だ。
ダイヤモンドオンラインに竹井善昭氏が「ショーンK問題の本質は「経営コンサルを報道キャスターにしたこと」だ」を寄稿している。
《そもそも経営コンサルタントを報道番組のキャスターに起用しようとする、その考え方自体が間違っていたのだ。つまりフジテレビは、報道番組とは何か、キャスターとは何かということがまったく分かっていなかったのである。
 というのも、「報道番組のキャスターはCMの仕事を受けない」ことが原則だからだ。政府や行政機関、あるいは大企業の不正を暴き追求することがジャーナリズムの大きな使命であるからこそ、報道番組の顔であるキャスターはどこかの企業から金をもらって、その企業や商品の顔となることは許されない。だからこそキャスターはCMの仕事は引き受けない。かつての人気キャスターである筑紫哲也氏も久米宏氏も受けなかった。久米氏にいたっては『ニュースステーション』時代には、他のメディアのインタビューすら受けなかったという。
このように、CMさえも自粛すべきキャスターに経営コンサルタントを起用することは、そもそもが大きな間違いなのだ。なぜか?
経営コンサルタントという仕事は、クライアント企業の経営戦略に深く関わる仕事だ。文春報道によって、ショーンK氏が本当に経営コンサルタントとして仕事をしていたのか大きな疑問が沸き起こっているが、少なくともフジテレビの新番組『ユアタイム』がショーン氏をキャスターとして検討〜決定した頃までは、世間的にもテレビ的にも「ショーンK氏は国際派の経営コンサルタント」だったわけだ。つまりフジテレビは、新しい(しかも社運を賭けた)報道番組のキャスターに経営コンサルタントを選んだ。しかし、そのこと自体が間違いなのである。(略)
 クライアントの経営に深く関わる経営コンサルタントが、報道番組、特にCM収入で成り立っている民放のニュース番組にキャスターとして登場するのは大きな問題だ。もし、自分のクライアントの競合他社が、自分の番組の提供スポンサーになったらどうするのかなど、職業倫理的に言っても問題がある。》http://diamond.jp/articles/-/88210
正論である。このさい、各局ともキャスター(そしてコメンテーター)の適格性を身体検査してはどうか。
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この騒動に関係して、安倍晋三首相自身が学歴詐称していることを取り上げた記事もある。
http://lite-ra.com/2016/03/post-2079.html
私は小泉元首相も安倍氏や麻生氏もみな留学歴を偽っていることをだいぶ前に書いた。http://d.hatena.ne.jp/takase22/20080915
彼らのケースが追及されないのはなぜか。