衝撃の佐世保高1殺人事件

takase222014-07-29

駅への途中、わっとばかりに巨大な白い花。
直径20センチ近くか。北米原産のアメリカ芙蓉だそうだ。いろんな花があるものだ。
暑い日差しのなか、毎朝、元気に咲いている。

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きのうの朝刊で、朝日新聞がスクープ。
関西電力が歴代首相に毎年2000万円づつ献金していたのを、最高幹部自らが証言したのだ。

関西電力で政界工作を長年担った内藤千百里(ちもり)・元副社長(91)が朝日新聞の取材に応じ、少なくとも1972年から18年間、在任中の歴代首相7人に「盆暮れに1千万円ずつ献金してきた」と証言した。政界全体に配った資金は年間数億円に上ったという。原発政策の推進や電力会社の発展が目的で、「原資はすべて電気料金だった」と語った。多額の電力マネーを政権中枢に流し込んできた歴史を当事者が実名で明らかにした。
 内藤氏が献金したと証言した7人は、田中角栄三木武夫福田赳夫大平正芳鈴木善幸中曽根康弘竹下登の各元首相(中曽根氏以外は故人)。》
以下で、証言が動画で見られる。「死を前にして」証言したと語っている。
http://www.asahi.com/articles/ASG7N029QG7MUUPI00B.html
関西電力以外に、東京電力中部電力も同額の献金をしていた可能性があるという。
分かりやすい「おぬしもワルよのう」の世界。安倍内閣が再稼働を急ぐ思惑が、手に取るように理解できる。
権力に近い組織ほど、内部からの暴露や告発ではじめて分かることは多い。こういうスクープ合戦を期待する。
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佐世保の高1同級生殺人はショックな事件だ。
以下はテレビニュースから。
《松尾さんを殺害したとして逮捕された同級生の女子生徒は、なぜ凶行に及んだのでしょうか。
 「人を殺してみたかった」
 これまでに、松尾さんの遺体は首と左手首を切断されていたことがわかっています。さらに、遺体は胸から腹部にかけても大きく切り開かれていたことが捜査関係者への取材で新たに分かりました。
 女子生徒は過去に小動物を解剖するなど問題行動を起こしていて、警察の調べに対し「解剖してみたかった」という趣旨の供述をしているということです。
 2人は26日の午後に外で合流し、女子生徒の供述によると2人で「外でぶらぶらしていた」といいます。その後、2人で女子生徒の住むマンションの部屋に行き、松尾さんはそこで殺害されたとみられています。
 部屋から見つかった凶器について、女子生徒は「佐世保市内の店から買った」と供述しているということで、警察は計画的な犯行の可能性もあるとみて捜査しています。一方で、女子生徒は家庭的なトラブルを抱えていたことも新たに分かりました。
 「父親が寝ている部屋にがたんと入って、金属バットでこの父親を殴りつけた。頭蓋陥没、歯はぼろぼろになるぐらい痛めつけた」(逮捕された女子生徒を知る男性)
 女子生徒は去年の秋、実の母親を病気で亡くしていますが、父親は今年5月に再婚しています。女子生徒が父親を金属バットで殴ったのは父親の再婚をめぐってトラブルになった末のことだったということで、警察は事件の背景に父親との確執や家庭環境の問題があったかについても、調べています。
 松尾さんの告別式には学校の友人らが参列し、悲しみと共に松尾さんの突然の死を悼みました。松尾さんの遺族は「あまりにも突然のことでまだ何も考えられません。今はただ静かに見送ってあげたい」とコメントしています。》(29日TBSニュース)

原因は何か。母親の死、父の再婚か。
家族関係が変だったのか。学校に問題があるのか。社会が悪いのか。殺人した女子高生が病気なのか。
何をしなければならないのか。
犯人の処罰と教育か。被害者の家族の慰撫、同じ高校の生徒へのケアか。学校でのカウンセリングの実施か。「命を大事にする」教育の強化か。
あまりに衝撃的な事件が起きると、いったいどう考えたらいいのか、途方にくれてしまう。
そもそも原因を探ること自体、可能なのか。
(つづく)