負けてしまった二人

takase222012-07-30

猛暑がつづく。
きのうの日曜は、朝から家にこもって仕事をして、夕方、二人の叔父と会う用事があって錦糸町に行った。
スカイツリーを初めてすぐそばで見た。一方が白に、片側が紫色に照明されている。周りに高い建物がないところに、籐細工のように組み上げられた鉄骨が、中空に突き立っている。変な感じだが、慣れると親しみが出てくるのだろうか。
ここは夜風が通って涼しい。
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応援していた人が二人敗れた。
一人は、脱原発をかかげて山口県知事選に出た飯田哲也氏。
私はこの人は本物だと思っている。http://d.hatena.ne.jp/takase22/20120626
関西電力が、電力が絶対的に不足するからという理由で大飯原発を再稼働させたら、こんどは代わりに火力発電所を8基止めると言ったことで、電力不足はやっぱりウソだったことが明らかになった。
「高浜原発も再稼動させる」という関電社長の発言もあり、脱原発の主張は広がるかと思ったのだが・・。
投票率は前回の37.21%から45.32%に上がって、関心の高さが現れたが、結果は自民・公明推薦の元国土交通省審議官、山本繁太郎氏が25万2400票あまりで当選、飯田氏は約18万5600票で敗れた。他の2人の候補が合わせて9万票以上取っているので、山本氏は半数を取れていない。共産党が候補を出さずに事実上飯田氏を支援した形になったのだが、及ばなかった。
応援していて負けたもう一人は、柔道女子52キロ級の中村美里。残念だった。
情熱大陸」で、オリンピックにすべてをかけて臨んでいた姿を見ていたので、どれほど辛いかと同情する。
中村は、古武士を感じさせる。ストイックで、勝ったときの冷静な顔がいい。柔道選手が、ガッツポーズで跳んだりはねたり、投げキスしたりという振る舞いは好きになれない。古い人間だからでしょうか。でも剣道ではいまもガッツポーズも許されない。
そんな彼女が、負けた後、「すごく悔しいけど、試合は楽しめた」と言っていたのは不可解。楽しめたわけないと思うのだが。最近、スポーツの国際試合に出る選手がやたらと「楽しんできます」というのに違和感を持っていた。10年くらい前から急に増えてきたような気がする。それで、負けても「楽しんだ」と言わないといけないのかな。
若いし強いのだからまたチャンスがあるだろう。がんばれ、中村美里
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東南アジアに10年いたせいか、暑さはけっこうしのげる体質になった。ただ、ここまで暑いとちょっとカツを入れたくなる。
すぐに元気になるという意味では、ニンニクより生唐辛子がはるかに効く(と信じている)。また、タイでパクチー(香菜)を食べるようになって夏バテ知らずになった(と信じている)。で、夏ぐったりしたときには、トムヤムが最適だ。
錦糸町のタイ料理屋で叔父さんと食事。
パクチーを追加注文してトムヤムにどっさり入れ、ご飯にかけて食べるとうまい。
よーし、今週も元気にがんばろう。