リンカーンの人民自民に置き換える

takase222014-07-21

アスファルトのひび割れから生えてくる雑草。
うちの近くの駐車場なのだが、こういうのを見ていると、困ったなというより、もう感心してしまう。
この生命力、すごいな。
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関口祐加監督の「毎日がアルツハイマー2」が封切りになり、さっそく観てきた。
前作で、監督が母親に正面からぶつかり、自分も状況を楽しみながら対応しているさまにとても勇気づけられた。映画館に笑い声があがるアルツハイマーの映画で、続編も楽しみだった。
第二作は、「関口監督、イギリスへ行く編」で、今回も母親の可愛い反応に何度も笑わせられるのだが、お勉強の部分もかなりある。
《「パーソン・センタード・ケア(P.C.C.=認知症の本人を尊重するケア)」という言葉に出合った関口監督は、自ら、認知症介護最先端のイギリスへ飛びます。認知症の人を中心に考え、その人柄、人生、心理状態を探り、一人ひとりに適切なケアを導き出す「P.C.C.」が教えてくれる認知症ケアにとって本当に大切なこととはーーー。》
http://www.maiaru2.com/
《パーソン・センタード・ケアでは、認知症ケアの目的は清潔や安全であることだけでなく、たとえ「認知症」という病名が同じであっても、一人ひとり認知機能や健康の状態、性格、人生歴、周囲の人間関係などが異なり、その人の個別性をふまえ、その人らしさを尊重することが必要であると唱えており、パーソンフッド(その人らしさ、一人の人間として、周囲に受け入れられ、尊重されること)を高めることを核としています。》
映画のなかで、イギリスのP.C.C.の専門家が、何度も、「認知症は予測不可能だ」と言っていたのが印象的だった。現れ方、症状が個々人でまったく異なるし、次にどうなるという予測がしにくいのだという。
母親をよく知ったうえで、楽しく付き合えている関口監督のやり方こそがP.C.C.なのではないかと思えた。

きのうのNスペでは、認知症の暴言・暴力や徘徊など“周辺症状”が劇的に改善する“ユマニチュード”というフランス生まれのケアを紹介していた。「見つめる」「話しかける」「触れる」「立つ」を基本に、あくまで“人間”として接することで認知症の人との間に信頼関係が生まれ、それが効果をもたらすという。

介護者の接し方で、その人の表情も意欲もまさに劇的に違ってくる。
介護の現場はとても重要だし、ここに人材も予算もしっかり入れるべきだとあらためて思った。
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リンカーンの人民自民に置き換える

朝日川柳に載ってて笑ってしまった一句。
中央も地方議会も、自民が好き勝手にやっている感じだ。驕れるものは久しからずとなるのか。