飯島訪朝はやはりパフォーマンスだった

takase222013-07-07

きょうは暑かった。今年一番の暑さ。
かみさんは朝早く出勤。二人の娘も用事で出かけ、企画書など三つの文書を仕上げる仕事があった私が一人で留守番となった。
窓を開け放していたのだが、朝から暑さで汗がだらだら流れてくる。途中から上半身裸になり、シャワーを5回くらい浴びたのだが、頭がくらくらして仕事が進まない。
熱中症で病院に運ばれる高齢者の多くは、極力冷房を使わない人だそうで、暑い日は冷房を入れましょうと医師がアドバイスしているという記事を読んだ。
やせ我慢しないほうがいいらしいなと方針を変更。冷房を入れたら−温度設定は27度にした−実に気持ちよく、能率が上がる。でもそれが午後6時。遅すぎた。
・ ・・・・
写真は、きのうの横沢入(よこさわいり)。
たまに田舎の風景のなかにたたずむと、なぜか物悲しく、そして気持ちが素直になっていく。また来年蛍をみに行こう。
・・・・
飯島勲内閣官房参与の電撃訪朝から二ヶ月。
いったいあれは何だったのか。これをめぐって当時、安倍内閣の対北朝鮮政策は100点満点!とテレビスタジオで持ち上げた専門家もいたのだが・・
飯島勲内閣官房参与は5日夜、BSフジの番組に出演し、北朝鮮の核・ミサイル開発、拉致問題について「近い時期には横並び一線で全部解決する。動きだすのは遅くとも参院選の後。(9月下旬の)国連総会の前までには完全に見えてくる」と述べた。具体的な内容については説明しなかった。
 飯島氏のテレビ出演は訪朝後初めて。訪朝に先立ち、拉致被害者の即時帰国、真相究明、実行犯の引き渡しを要求すると事前に伝えていたことを明らかにした。その上で、金永南最高人民会議常任委員長が会談に応じたことについて、「(拉致問題を)一気に解決する意志がある」と評価した。
 会談の際は金氏が、「思ったことを話しましょう」と切り出し、たばこ好きの飯島氏に喫煙を促した。一方、金正恩第1書記やその一族、軍関係者とは接触しなかったという。》(時事通信社
これが本当ならすごいことだが、金永南はナンバー2といはいえ「政府」の人間。金正恩直結または労働党中央ルートでなければ拉致問題を動かすのは無理だろう。「解決する意志がある」というのは飯島氏の主観的な感触で、まるで腹芸でみな進むかのような感覚には違和感を覚える。
同じ番組をこう報じた新聞もある。
飯島勲内閣官房参与は5日夜、5月の訪朝で北朝鮮要人に対して「日本人拉致被害者の即時帰国、原因究明、実行犯引き渡しについて、安倍晋三首相は曲げる気持ちはないと伝えた」と述べた。BSフジの番組に出演して語った。
 飯島氏は北朝鮮に滞在中、金永南(キムヨンナム)・最高人民会議常任委員長や宋日昊(ソンイルホ)・朝日国交正常化交渉担当大使らと会談。飯島氏はこういった安倍政権の姿勢について「全員がわかってくれたと理解した」と話す一方、「具体的な各論まではいかなかった」と明らかにした》(朝日新聞)。
結局、原則論を述べただけで、各論まで行っていないことを認めている。
やっぱり、北朝鮮に行って高官と握手しただけのパフォーマンスだったことがはっきりしただけではないか。
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20130515
安倍政権の拉致問題解決への本気度は、いまだに不明である