金正日の料理人平壌へ!

takase222012-07-21

奇々怪々!
金正日の料理人、藤本健二さんが北朝鮮に行くという。
北朝鮮金正日総書記の専属料理人を10年以上務めた藤本健二さん=仮名=が20日、北朝鮮を再訪するため、成田空港から北京に向け出発した。
 藤本さんは成田空港で、出発前の取材に「金正恩大将に招待されたので、断るわけにはいかない。(現地にいる)家族に会いたい」と話した。訪問の目的については明確にしなかった。
 テレビ番組などで北朝鮮情勢について、積極的に発言していることには「(北朝鮮を)悪く言ったことはなく、不利にはならない」とも述べた。21日に平壌に入り、帰国は8月上旬の予定。
 藤本さんは平成元年(1989年)から13年(2001年)まで、金総書記の料理人を務めた後に帰国。北朝鮮への再訪は初めてという。》(産経)
きょう、平壌に入るはずだ。
たまたま18日(水)に藤本さんと電話で話したばかりだった。そのとき「土曜から旅行に行くからね」と言っていたが、行く先がまさか北朝鮮だったとは。
写真は北京空港でたくさんのメディアに囲まれる藤本さん。(読売)
この事件、ミッキーマウスの着ぐるみや金日恩の妻の登場よりはるかに気になる。もちろんセンチメンタルな再会が目的ではなく、金日恩の対日アプローチだ。
藤本さんは金正日ファミリーに心酔しており、先日、金正日の妻の高英姫(コヨンヒ)を称える映画を観ながら「奥さま・・・」とつぶやいて泣く姿がテレビニュース流れていた。
しかし、彼は、約束を違えた裏切り者でもある。北朝鮮から逃げ、ファミリーの生活ぶりや内情を暴露する本を出し、隠し撮りしたファミリーの写真まで公開したのだから。
日本に帰国後、隠れ住んでいた場所を、北朝鮮関係者から突き止められ、居場所を転々とする暮らしを続けてきた。サングラスとバンダナの変装で、仮名で通すのも彼なりの防御策なのだ。
北朝鮮に残した家族も平壌から田舎に移住させられたが、これも藤本さんの逃亡、裏切りのためだと思われる。
家族が向こうにいるかぎり、藤本さんは金正日ファミリーの熱烈な応援団であり続けるだろう。「裏切り」は贖罪意識となってむしろ忠誠心を強めている。
金日恩元帥に食べてもらおうと、マグロを持参しているという藤本さん。帰国後の言動が非常に気になる。これについてはまた書いてみたい。

さて、飯舘村のドキュメンタリーができました。明日の日曜深夜、放送です。
日テレのHPより。
7月22日(日)日本テレビNNNドキュメント(深夜24:50〜)
「分断された故郷〜放射能が降った村の500日〜」 
原発事故の影響で、計画的避難区域とされた福島県飯舘村菅野典雄村長(65) は「除染して帰村」の方針で、村民の心を一つにまとめようと努力してきたが最も線量が高い長泥地区の村民から「除染しても村には戻れないのでは…」という声があがる。さらに昨年末、国が原発事故の収束を宣言、避難区域の再編を発表すると、長泥地区は帰還困難区域とされ原則立入禁止となる可能性が高まった。同地区で石材加工業を営む杉下初男さん(62)。家を捨て村外での転業を目指す決意をした。一方、農業を営む高橋正人さん(75)は故郷の土地をあきらめきれない。7月17日、故郷への道が封鎖される。放射能、そして区域再編に揺れる長泥地区の人々を追った。再放送 7月29日(日)11:00〜 BS日テレ    7月29日(日)18:30〜 CS「日テレNEWS24」
ぜひご覧下さい。