ロシア軍とシリア政府軍は意図的に病院を狙う

きょう、弁護士会館で「あれから5年 3・11東日本大震災写真展」を見てきた。

39人の写真家の作品が展示されている。その場の空気が漂ってくるような臨場感のある写真も多く、あらためて5年もたったのかと当時を振り返った。展示は10日まで。
以下の産経のサイトから写真を見ることができる。
http://www.sankei.com/photo/info/news/160220/inf1602200001-n1.html
写真展で石川梵さんと会って話。クラウドファンディングで集まったお金で映画の編集をはじめているという。
私も少額だが応援させていただいた。5月ごろ完成予定だそうだが、楽しみだ。
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20160205
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アムネスティが、ロシア軍とアサド軍が病院などを意図的に攻撃しているとして非難した。

アムネスティは、ロシアとシリア政府軍による過去3ヶ月の攻撃を調査し、少なくとも6つの作戦で、両国が明らかに国際人道法に反していると発表しました。ロシアとシリアは、地上部隊を反政府派が支配するシリア北方の都市アレッポに進軍させる中で、意図的に医療施設を標的にし、これまでも多くの医師と看護師が命を落としています。最も許しがたいのは、こうした攻撃を軍事戦略の一環として行っている可能性があることです。

「病院や水、電力がまず狙われます。これらの施設が攻撃されると、私たちは生活できなくなります。多くの人が町を逃れました。でも問題は、逃れられない人もいることです。取り残されるのは老人たちで、必要最低限の医療も受けられずにいます」2月に攻撃を受けた町の医師は、アムネスティにこう話してくれました。
病院などの医療施設は、国際人道法で特別な保護の下にあり、これらへの攻撃は戦争犯罪に当たります。米国とロシア主導の下、シリアでは一時停戦を迎えていますが、状況は油断できません。アムネスティはすべての紛争の当事者に対して、国際人道法を守り、こうした攻撃への独立した調査を行うよう求めています。》
https://www.facebook.com/photo.php?fbid=1115720571800827
病院や生活インフラを破壊すると人々が住めなくなる。その目的は、政府軍が地上部隊の侵攻を進めるため町や村を無人化することだ。
2012年に安田純平さんが自由シリア軍の支配区を取材したときも、政府軍は医療従事者をスナイパーで狙っていたし、市場やパン工場といった民生施設を破壊していた。
やっていることはずっと同じ民衆虐殺だ。
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3月3日にシリア全土で殺害された非武装市民は23人。
うち3人は子ども、3人は女性。
7人はダマスカス郊外で。
5人はハサカで。
4人はイドリブで。
2人はダラアで。
2人はアレッポで。
2人はデリゾールで。
1人はホムスで。
https://www.facebook.com/shamil.jp/posts/10153441026231662