飢える国民を尻目にミサイルを発射する元帥様

takase222016-03-03

久しぶりに、四谷しんみち通り
きのう、日本外国特派員協会で対北朝鮮制裁についての記者会見で上京したアジアプレスの石丸次郎さんと共通の友人のテレビ局の記者の3人で飲んだ。
会見の記事;
《アジアプレスの石丸次郎氏が都内で会見し、北朝鮮が「衛星」と称するミサイルを発射した翌日の先月8日、北朝鮮に住む複数の住民と会話した電話の通話内容を公開しました。
 「きのうの昼に(重大報道を)すると言っていたが、電気が来なくて晩に見ました」
Q.人々は関心がないのか?衛星を打ち上げたことについて
 「みんな食べることに手いっぱいだから・・・」(北朝鮮住民の女性 先月8日)
 石丸氏によりますと、電話で話を聞くことのできた北朝鮮住民の多くがミサイル発射について「関心がない」と発言し、「権力者がやりたいからやっているのだろうが、自分たちは食べていくのに精いっぱい」といった意見が多く聞かれたといいます。
 また、現在の金正恩キム・ジョンウン)体制について、北朝鮮住民の女性は、「強盛大国をつくると言うが、良くなったものなどない」と批判した上で、「表立って不満を言えば逮捕される。不満はみんなにある」と述べたということです。(02日18:12)【時事通信社】》

最近、北朝鮮問題でテレビに出てくるコメンテーターが決まった顔触れだけで、面白くない。石丸さんのように、実際に北朝鮮の民衆の動向を取材している人にもっとしゃべらせたらいいのに。
朝鮮総連からのテレビ局への圧力は今も続いている。
(「石丸次郎をテレビに出すな!」http://d.hatena.ne.jp/takase22/20131224

ところで、先日書いた朝鮮学校平壌公演。
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20160229
先日紹介した部分の前はこうだ。
《12月3日、祖国の懐にいる最初の夜だ
月が出た、丸い月が出た
ああ、祖国の夜はどれほど美しいことか
01:51 (女の子が歌う)
あの空の、丸い月よ
あなたは明るい
母の顔のように明るい
異国(日本のこと)の濁った空には月の光もないのに
我が祖国の空には月も明るい

02:23〜02:46(踊り)
02:47(小さい女の子が踊る)
雪も雨も風もない幸せな我が祖国
子供たちが、うらやむことなど何もなく
幸せに生きている我が祖国
異国の空には、人情もないのに
母なる我が祖国は、愛情があふれている

日本は、月の光もささない、人情もないひどい国だと言っているわけである。
これは、民族の違いで排除する論理ではないだろうか。
朝鮮学校は単に「民族教育をする学校」などではないことをはっきり認識する必要がある。