トラブルはなくならない

いつもトラブルを三つか四つ抱えている。
仕事の上でのトラブルとしては;
重要な取材対象者が、放送日直前にインタビューを断ってきた!
数日後、海外に大型取材班が出るのに出張費がない!
会社のスタッフが立て続けに辞表を出した!
などがあり、頭を抱えていると、こういうときに限って、家族が入院したりという私的なトラブルも重なったりする。
こういうやや大きめのトラブルが「解決」するか「緩和」されると、今までそれらの陰で意識されなかった小さな「問題」がクローズアップされてくる。
少し前からパソコンの調子が良くなかった・・・
膝の古傷の痛みが強くなったような気がする・・・
田舎の家の屋根が雨漏りするようになった・・・
今度はこうした小さなことがとても気になってくる。それで、トラブルの数は減らないのである。
あの人は幸せそうできっと悩み事なんかないんだろうな、と思うような人でも、他人には分からないトラブルを抱えているものだ。大きなお屋敷を持っている人が、落ち葉の処理で隣と険悪になるなどという話を聞くと、なおさらそう思う。
さらにそこから、傷害事件を起こしたりする。あるいは自殺したりする。「絶望」するからである。それはトラブルの大きい小さいではない。トラブルのとらえ方による。
悩み事がなくならないとすれば、大事なのは自分の姿勢である。さあ、きょうもトラブルと付き合うぞ!