有田芳生さんを再び国会へ!

 参議院選挙情勢で有田芳生さんがきびしいとの見方が出ている。


 「共同通信」と「日刊ゲンダイ」によれば、比例区に立候補している有田芳生さん(立憲民主党)が「当落線上」だという。マジっすか!

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 有田さんを落とすわけにはいかない。
 以下はその私なりの理由。

 まず、北朝鮮による拉致問題での圧倒的な実績だ。拉致問題を「最重要」と言うものの実際に行動する議員は実はほとんどいない。

 有田さんは政治家になる前から拉致問題の解決に尽力してきた。

 拉致問題の存在を海外の人々に知らせて解決に協力してもらおうと意見広告7人の会を立ち上げ、2002年と09年の2回、市民からの寄付を募ってアメリカの『ニューヨークタイムズ』に一面広告を掲載。さらにフランスの『ル・モンド』、韓国三大紙(朝鮮日報東亜日報中央日報)、日本の『読売新聞』にもそれぞれ意見広告を載せた。

 私も7人の一人として一緒に活動してきたので、有田さんがいかに真剣に拉致問題に取り組んできたかをこの目で見ている。

takase.hatenablog.jp


 2010年に参議院議員になってからも有田さんは精力的に拉致問題に取り組んできた。

 これまで拉致問題に関して提出した質問主意書はなんと200本近く。もちろんダントツの回数だ。

 2014年に北朝鮮が政府認定の拉致被害者の田中実さんと行方不明者の金田龍光さんの生存を日本に知らせてきたのに、日本政府がこの情報を秘匿し、北朝鮮の報告書を受け取らないでいる問題についても政府を追及してきた。

 「とことん現場主義」を掲げる有田さんの活動は国会内だけでなく、署名集めに街頭に立つほか横田夫妻らとともに講演を行うなど啓蒙にも力を尽くした。

 さらに2回にわたって訪朝し、拉致問題とともに日本人妻や日本人遺骨に関しても北朝鮮側と渡り合っている。

 有田さんは横田夫妻の個人的な相談にも乗ってきた。

 02年、孫のウンギョンさん(めぐみさんの娘)が結婚したとの噂を聞いた横田夫妻は本当のことを知りたいと有田さんに訴えた。実は政府はウンギョンさんが結婚した事実をつかんでいたが、夫妻にはいっさい知らせていなかったのだ。有田さんは伝手を探してウンギョンさんの結婚写真を入手して夫妻に届け、大いに感謝されている。

 本ブログで「なぜ政府は2人の拉致被害者を見捨てるのか?」を連載したが、今の政府の間違ったやり方を正すには問題の真相を理解している議員が必要だ。その適任者は有田芳生さんしかいない。

なぜ政府は2人の拉致被害者を見捨てるのか? - 高世仁のジャーナルな日々 (hatenablog.jp)

 

 「とことん現場主義」の有田さんは、マイノリティの人権についても被害者に寄り添った活動を行ってきた。


 在日コリアンへのヘイトスピーチ攻撃があれば、その現場にかけつけて抗議して対抗。2016年には与野党議員立法ヘイトスピーチ解消法」を成立させた。

 その後もマイノリティ差別のさらなる撤廃にむけ、立憲民主党の法務部会長として精力的に活動してきた。

ヘイト集団には現場にかけつけて闘ってきた有田さん

 今回の選挙戦でも、池袋で「日本第一党」と遭遇したさい、選挙カーから「ヘイトスピーチは許さない」と訴えている。(以下に映像)

https://video.twimg.com/ext_tw_video/1539963992403476480/pu/vid/720x1280/uArSnNVQtucCFPZS.mp4


 「これをやります」と公約してここまで愚直にその実現のために行動する議員はいません。

 比例区では「有田芳生」と個人名を書いてくださるようお願いします。

 有田さんの当選を心から願っています。