共謀罪が衆院委で採決を強行

 暑くなってきた。
 近所の塀からアジサイの花が顔を出している。

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 昼ごろ国会前に行ったら、犯罪を計画段階から処罰する「共謀罪」法案(組織的犯罪処罰法案)の採択に反対する人たちが歩道でシュプレヒコールしていた。午後、法案は衆院の法務委員会で採決された。安倍政権はやりたい放題。だが、こういう政権を選んだのは私たちである。
 野党の追及に政府は迷走し、途中からテロ対策とオリンピックまで持ち出した。「テロ等準備罪を罰する法案をつくり、国連国際組織犯罪防止条約に加入しないと、東京オリンピックパラリンピックを開けない」(安倍首相施政方針演説)と。
 これを新倉修さん(青山学院大名誉教授)が「共謀罪は条約加入に必要か」(『世界』6月号)で徹底的に論破し、共謀罪と条約加入が全く関係しないことを明らかにしている。ちなみに、新倉さんは共謀罪法案に反対する法律家の旗振り役だが、私の大学院の先輩で、国際刑事法の権威である。国際刑事裁判所ICC)についてインタビューしに青学の研究室におじゃましたことがある。新倉さんによると、純学問的に見ても酷い法案だという。
 今回の国会の質疑で、金田法相のなさけない姿と政府側の支離滅裂な説明に、理のないことが無理押しされていることははっきりしたと思う。きのう、民進党山尾志桜里議員が金田法相の不信任決議案の趣旨を説明した。私はネットの動画で見たが、これが理路整然、堂々としたすばらしい演説だった。このサイトでどうぞ。https://t.co/4x9D2bKVBc

 きょうの夕刊の見出しで、新聞のスタンスがわかる。

朝日:「共謀罪衆院委で強行採決
毎日:共謀罪 与党側が採決強行
日経:「共謀罪」法案、与党が強行採決
読売:テロ準備罪法案、衆院委で可決
産経:テロ等準備罪衆院法務委で可決
NHKテロ等準備罪新設法案 衆院法務委で修正のうえ可決
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 加計学園問題は、安倍首相本人が「関わって」いるのが確実で、まさに政権の命取りになるはずなのだが、それだけに隠蔽工作もすごい。はたして解明できるのか。
 この問題、「きっこのブログ」で知られる「きっこ」氏が非常に詳しい解説をしているので、ぜひお読みください。
《今冶市の獣医学部誘致計画は、10年以上も前から「加計学園ありき」でスタートしていたことが分かりました。そして、そのために安倍晋三がどれほど便宜を図ったのか、すべて事実を書きました。「モリの次はカケ、天ぷら総理の学園天国」→ https://t.co/tvO0gYdWuf
 この「きっこ」、タダモノでないことは明らかだが、氏の正体は今も分かっていない。