あの女性工作員とついに会えた

takase222014-10-24

放送予定です。
26日(日)夜22時からのフジTV「Mr.サンデー」で《金賢姫拉致問題を語る》が放送される予定です。
番組MCの宮根さんが、ソウルで、日本人拉致問題についてじっくり聞きました。
私は、彼女に、衛星写真を見せながら、日本人拉致被害者との接点をさぐりました。
ぜひ、ご覧ください。

彼女、メデイアでは、かつては呼び捨てだったが、今は何か名前の後につけなくてはならないので、「金賢姫元死刑囚」というのが定番の呼び方になっている。乗客乗員115人全員を殺した航空機爆破の実行犯なのだがら仕方がないと思うが、私は「金賢姫さん」と呼びたい。

日本人拉致問題が、今のような展開を見せるようになったのは、彼女あってこそなのである。私は、十数年前から取材したいとアプローチしてきたが、今回初めて面会することができた。
いま重要な時期にさしかかっ
ている拉致問題の解決に、自分の証言が、少しでも役に立つならと、取材に応じてくれたのだった。

このときの取材についてはいずれ書こう。

写真は、先月13日土曜の夕方の清渓川(チョンゲチョン)で。
ながくラブコールしてきた憧れの人ととうとうデートできたという気分。
私の金賢姫さんへのこだわり、入れ込みについては以下をお読みください。
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20100726
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常岡浩介さんに、警察に押収されたPCなどが返ってきた。
きのう、警視庁公安外事三課から二人が、6日の押収物を返しにきたと連絡があった。ただ、タブレット端末1台だけ返ってこなかったそうだ。結局パスワードが分からないうえ、中国のメーカーの製品で、セキュリティの解除の仕方が分からないようだ。
きょう、常岡さんと会って、情報交換し善後策を講じる。何人かの弁護士に相談もしている。今後、常岡さんの逮捕、起訴がありうるのか、また、常岡さんの映像をプロデュースしている私の会社にガサ入れなどがあるのか・・・

きょう、常岡さんとぼやいたのは、今回の騒動に関するメディアの報道の仕方。
例の北大生を取り上げるさい、青年の「心の闇」とは・・という方向に行ってしまうのだ。そして、現代社会の閉塞感、疎外あるいは今の若者の特徴は、という話に持って行って心理学や精神の病に詳しい人が解説。で、「テロリストを生まない社会を作ろうではありませんか」みたいなシメだったりする。
これはもう定番のパターンになっていて、「自殺する人を出さない社会」、「オウムを生んだ現代社会の病弊」というふうに、問題を拡散して終わってしまう。

問題は今回ははたして「私戦予備及び陰謀罪」なるものを適用してよいケースなのかどうか、である。

これについては後日書くが、シリア行きに失敗して「御岳山の危険エリアに行きたい」などとつぶやいている北大生(23日のツイッタ−)が、刑法93条による捜査対象にふさわしいのか。https://twitter.com/gravestone11/status/525448887742771200