リビアに行きます

サンデープロジェクトのシリーズ特集「韓国大統領選への道パート3」を放送。放送が終わって昼過ぎテレ朝の外に出た瞬間、おそろしい熱気にくらっとした。徹夜明けなので、暑さが余計にこたえる。
それにしても今年の暑さはすごい。先週、熊谷市と多治見市で40.9度を記録し、山形市の40.8度の最高記録を更新した。山形の記録はたしか戦前、1933年のもので、フェーン現象が原因だったらしいが、長いこと破られなかった。私の郷里が日本最高気温を持っていると言うと、多くの人が「あんな雪国でどうして?」と驚くのが面白かったので、よく話題にした。誇るべき記録でもないのだが、破られたのはちょっと残念だ。
ところで、先週リビア大使館に急に呼び出された。しばらく前に申請していた取材ビザを出すから手続きをせよという。リビアの取材ビザは取るのが難しいそうだ。我々が選ばれたのは、アメリカを批判する番組をいくつも手がけたからなのか?
初めての国だけに心配がつのる。それに、ビザが出るとは思っていなかったので、準備できていない。現地で何が取材できるかとても不安だ。もちろん不安と同時に期待もある。いま国情は変化しつつあるというが、普通の国ではなさそうだ。そもそも大使館からして、EMBASSYではなく「人民局」(PEOPLE’S BUREAU)という。いったいどんな国のか好奇心がわく。
人民局に行ったら、リビア人スタッフが「日本の方がトリポリよりずっと暑い」とぐったりしていた。調べるとリビアは57.7度という世界最高気温に近い記録を持っている。(1位はイラクの58度超だという)しかし、気温は高いがからりと乾燥して過ごしやすいそうだ。我々にとっては避暑になるかも。