ヌスラ戦線、ドイツ人ジャーナリストを解放。安田さんは・・

久しぶりに朝日歌壇(26日)から。
上田結香さん(東京)の歌を楽しみにしている。今週は2首佳作に選ばれていた。そのうちの一首。

ゆったりと読書の秋も楽しめず本屋の正面に来年の手帖
来年の手帖やカレンダーが並び始めたのか。はやいな。

今月も今日で終わり。このところの資金繰りは、とても厳しくて、最後の1週間ほどはかなりストレスフルだった。ただ、資金繰りで頭を抱えているとき、全く予定していなかったところから「今回は早めに振り込みます」などと突然入金があったりして救われることがよく起きる。実に不思議だ。危ういときほど、ドラマチックな展開があって、この頃は、トラブルがさほど怖くなくなった。人事を尽くして天命を待つという心境になりつつある。
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安田純平氏を拘束しているイスラム武装勢力「ヌスラ戦線」が、28日、拘束していた外国人ジャーナリストを一年ぶりに解放した。
7月、「ヌスラ戦線」はアルカイダを離脱し、「シャーム征服戦線」(Jabhat Fateh al-Sham)と改名したが、新組織になってからの今回の出来事、これをどう見るべきか。
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20160730

安田氏の今後を考える上で、非常に重要なニュースである。(ここでは旧名の「ヌスラ戦線」を使用する)
解放されたのは、フリージャーナリストのヤニーナ・フィントアイゼン(Janina Findeisen)さん(27歳)。彼女はシリア内戦について取材するため、去年10月にトルコから国境を越えてシリアに入り、消息を絶った。その後、ヌスラ戦線に拘束されたとの情報が流れていた。シリアに入ったとき彼女は妊娠しており、拘束中の12月に出産、今回、母子ともに無事にトルコで解放されたという。
ドイツ外務省は、「ドイツ政府は、きわめて困難なシリアの状況のなかで今回の結果が得られたことに安堵している」との声明を発表。
「ヌスラ戦線」は、別の小さな武装勢力に拘束されていたヤニーナさんと子どもを解放してやったのだと言っている。つまり、拘束していたのは自分たちではないというのだ。

実は私は、ヤニーナさんを良く知るディレクターとカメラマンに今年春、欧州で会って話を聞いている。安田氏と同じヌスラ戦線に拘束中の彼女をめぐる動きは私たちが最も注視していたことだった。そのディレクターによれば、ドイツにいる彼女のパートナーは、身代金500万ユーロ(5億6000万円余り)の要求を受けとったという。ヤニーナさん解放に向けて、いくつかの政府系機関や情報機関が活発に動いていることもそのとき知った。
交渉の経緯はどこからも明かされていないが、いくつか推測できる材料もあり、それが今後、安田さんの解放に役立つ形になればと願っている。
ヤニーナさん解放については、適宜書いていく。